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台北の宿泊費が少し高く感じるという話

 

今年に入って何度か訪れている台湾だが、宿泊はすべて台北(板橋を含む)だった。

 

5回の訪問のうち、ドミトリータイプに泊まったのは一度だけで、その他4回は一般的なホテルだ。

 

理由は、コロナ対策によってバス・トイレ共用施設への宿泊制限があり、実際にどういう運用がされているか分からなかったからだ。これを書いている5月11日現在、このルールはすでに廃止されているようだが。

 

全17泊の内訳はホテル9泊、ドミトリー3泊、山小屋1泊、空港野宿4泊。

 

半分は低コストもしくは無料だが、それでもホテル9泊分の宿泊費が意外とバカにならない。

 

台北1泊の相場は最低6,000円くらいと思った方が良さそうだ。

 

そもそも首都でもあるし、台北の地価は高いと聞く。一人当たりGDPが韓国や日本を越えるのだから、まあ当たり前の話かもしれない。

 

しかし、コロナ禍でも国内旅行をしていた私としては、その時の国内相場が頭に焼き付いているので、どうしても割高に感じてしまう。

 

ただ、東京や京都の宿泊料金を検索してみると、最近では1泊6,000円くらいで泊まれなくなりつつあるようだ。もちろん曜日にもよるだろうが。

 

理由はどうであれ、台北市内の宿泊料は最低でもそのくらいかかると思って良さそうだ。

 

宿泊に優雅や贅沢を求める旅行者ならばいいだろうが、宿泊にお金をかけたくないというタイプの旅行者には現状は厳しい。

 

香港やシンガポール、リゾート地であれば初めからそういうものだと諦めがつく。しかしその他のアジア諸国の都市部へ行くときにこれであれば、ドミトリー一択になっていくのは私だけではないと思う。

 

こうなると旅行頻度を下げるか、日程を短くして今よりもさらに中身を濃くするか、そういう方向にシフトしようという意識が働く。私の場合、ますます弾丸系の旅とか深夜便の活用頻度が高まるだろう。

 

コロナが明けて世界を自由に行き来できるようになったが、お財布事情は戻らない、むしろ厳しくなるかもしれない。