登山初心者の道具選び[1]雨具編|少ない投資で必要なスペックを

 

こんにちは!やまたび北海道のコモ子です。

 

今日は「登山初心者の道具選び[1]雨具編」と題して、登山に持っていく雨具のお話をします。

 

かなり主観的な見解で話を展開していきますこと、冒頭にお断りしておきます。

 

 

私は、雑記ブログで節約論を展開していることからもお分かりの通り、「初期投資は少なく回収は最大限に」をモットーに山の道具を選びたいと考えています。

 

レジャーに使用する道具ですから使い込んでナンボ

 

頻繁に使う道具なら「良いモノを長く」もしくは「消耗品として何度も更新」もアリですし、あまり使わない道具なら「初めから最低限の投資しかしない」というのが私の考えです。

 

そこで今日は雨具の話。

 

初心者さん向けのウェブサイトや書籍、店舗さんでは雨具は必須アイテムという位置付けで紹介していることが多いですよね。

 

でも、利用シーンやその人が必要とするスペックまで言及していることって少ないのではないかと思います。そこで、この記事を書くことにしました。

 

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私はこれまで雨具を3回購入したことがあり、今使っているのは2代目と3代目です。2代目と3代目は使い分けています。

 

最初に結論を言ってしまうと「雨具にお金をかけるべきではない」といこうこと。でもいろいろな条件もあって、一概に不必要だとも言えないところにも触れていこうと思います。

 

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

 

これまでに購入した雨具と使用頻度などについて

 

私が最初に購入した雨具は、もう25年くらい前になります。

 

その頃は、まだ登山もマラソンにも親しみがなかった超インドア人間だった私、、、

 

では、なぜ雨具を購入したのかって?

 

バイクを購入して頻繁にツーリングへ出かけるようになったからです。バイクに乗るとき、雨具は必須アイテムなんですね。

 

 

 

ノースフェイスのゴアテックス。高スペックな雨具を使用して

ノースフェイス

道南の雄鉾岳にて

 

この時購入したのが、ノースフェイスのゴアテックスの雨具上下で、当時4万円以上する高価な製品でした。エクスペディション何とか、、、というモノでした。

 

購入したのは、石井スポーツさんの真栄にあった店舗(当時)。確か国道36号線沿いにあったと記憶しています。

 

 

これは3万キロ以上走った日本一周ツーリングでも大活躍しました。

 

排気ガスで真っ黒になっても、手入れもほとんどしなかったのですが、それでも10年以上は使い込んだと思います。

 

1年で4,000円くらいの投資と考えると、高いか安いか!?

 

判断の分かれるところですが、、、

 

 

1839峰

日高の1839峰にて。雨よりも朝露とハイマツ対策のために着用。

音更山

東大雪音更山にて。1泊2日で朝のブヨ沼から着用してたみたい。

DTと羊蹄山

ほとんどはバイクツーリングの時に着ていたかも。


本格的に使い込んだのは、2代目LATERRA品番不明(現役)

鷲羽岳

北アルプス鷲羽岳にて

 

さて、ノースフェイスの雨具でいくつかのことを学びました。

 

  1. 手入れをしないと機能が低下するということ。
  2. ツーリングで使用するなら、廉価なものを2枚重ねた方が効果的だということ。
  3. サイズがピッタリだと、登山では使いづらいということ。

 

これらの教訓を生かして、2代目を購入。

 

秀岳荘白石店さんで上下セット1万円台前半で購入したと記憶しています。

 

 

実はこれも通勤やツーリングがメインで約8割、山で2割くらいのバランスでした。

 

もう15年以上経過していますが、洗濯をこまめに撥水スプレーをかけて未だに現役で使用中です。臭いですが、、、

 

 

最新は2014年の夏から投入したモンベルバーサライト

台湾

台北の国家音楽庁にて

 

2代目の雨具を使っていて学習したこともいくつかあります。

 

  1. 軽く、早くという登山スタイルがメインになると、重くてかさばるということ。
  2. 晴天の日帰り登山では、ほとんど出番がないということ。
  3. 雨具の上下に求められる要素や強度がやや異なるということ。
  4. 上下を別々に使用することもあるし、サイズも異なる方が良いということ。
  5. 雨の日よりも、夜露対策や寒い時に着用機会が多いということ。
  6. 意外と普段使いもするということ。

 

これらを総合して購入したのが、モンベルさんのバーサライト。上衣のみです。こちらはサッポロファクトリーのアウトレットコーナーで購入したものです。

 

これは2014年の夏にカムエクを日帰りするにあたり、荷物を極力少なくするために購入しました。

 

アウトレットの注意点にあった通り、シール強度が弱かったらしく、使い込んでいくうちに傷みが激しくなっています。

 

でも、山で最も使ったのはこの製品で、厳冬期でもインナーとして着用、残雪期~初冬まで本当に活躍しています。

 

雨の日や冬場の通勤ランニング、海外旅行にも持っていきます。

 

 

アウトレット価格で6,000円くらいでしたが、正規品を1万円ちょっとで購入しても十分にコストに見合うでしょう。

 

この製品はもう一度購入したいと思います。 

 

ニセイカウシュッペ

10月のニセイカウシュッペ山。快晴の日でも木々の雪対策として。

富良野岳

6月の富良野岳。早朝から行動開始するので防寒とガス対策で。

白雲山

12月の白雲山。寒くてもラッセルで汗をかくので、ちょうど良い。


結局はどういう登山スタイルに使用するかで大きく変わる

 

これらの経験を踏まえて、雨具選びの考え方について、結論をお話ししていきます。

 

  • 晴天にしか山へ行かない人であれば、着用する機会が少ない。
  • 雨具を着るのは、雨の日よりも早朝の露対策のほうが多い。
  • 雨具は「お荷物」となることが多い反面、絶対的な「お守り」となる。
  • スペックの高い製品は、大雨や暴風の時に真価を発揮する。
  • テント泊縦走では、相応のスペックが必要となる。
  • 真夏と春秋、森林限界の上と下では要求仕様が異なる。
  • 春先は防寒とマダニ対策の効果が期待できる。

 

このようなところです。う~ん、よくわからないや、と思うかもしれません。

 

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ゴアテックスを代表とする透湿性能を備えた雨具は、長時間に亘って行動するときには真価を発揮します。

 

でも、滅多にそういう機会って無いよね、と思いませんか?

 

 

では、晴れている日にしか山に登らない、だから雨具を持って行かない、というのも考え物です。

 

山の天気はいつ急変するかわかりませんので、やはり雨具は必須です。

 

何よりも「お守り」の要素が強い。空模様ばかりを窺いながら登山をしても、楽しめたもんじゃありません。

 

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雨具は持つべきだけど、ほとんど使う機会はないのがやっかいなところ。高スペックの物を選んでも、重さやサイズにメリットがあればいいのですが、たいていの場合は重量が増えて、容積も増えるんですよね。

 

 

結論として、自分がどのようなスタイル(日帰り、縦走など)で山に登る機会が多いかを考慮して、スペックを選ぶべきだと思います。

 

私は、軽くて安くて最低限のスペックを備えたモンベルのバーサライトが、今のところおススメかな。

 

あとは、山の雨具ってカラーリングが派手なんですが、普段使いもするならおとなしめのカラーを選びたいところ。

 

 

雨具を別の例えをするなら、生命保険のようなもの。独身者が多額の死亡保障を掛けておく必要なんてないですよね。

 

最低限+アルファの僅かなスペックさえあれば、十分だと思うのです。

 

以上、雨具についてのお話でした。

 

これから登山を始める方、初期投資をなるべく抑えて、数多くの山旅を楽しみましょう。