残雪期の小喜茂別岳に登ってみて再確認した、札幌圏のおススメの雪山について

更新中 2017年10月19日

 

2017年4月2日、実に十数年ぶりになりますが、小喜茂別岳に登りました。春であれば2時間くらいで登ることができ、羊蹄山や尻別岳、遠くはアンヌプリも見ることが出来るので、雪山初心者にもお勧めできます。日曜なのに、コモ子たち以外の誰ともスライドしなかったのは、すでにこの山のベストシーズンを過ぎているからでしょう。

 

さて、久しぶりに小さめの山に登ってみて感じたことは、2時間以内で登れるような山にもたくさんの魅力があるということ。無雪期だと展望も悪く、暑くて虫も多いなど、魅力が半減してしまうことが多いのですが、積雪期の場合はそれらの問題も解決されるだけではなく、ラッセルも少なくて楽ですし、道迷いも少ない、天候の急変によるリスクも少ないなど、良いことがたくさんあります。

 

今回は小喜茂別岳のほか、札幌圏のいくつかの低山についてもご紹介します。この冬から雪山を始める方に、参考になれば幸いです。

 


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小喜茂別岳概要

 

小喜茂別岳は札幌から国道230号線で中山峠を越え、しばらく下ったところから登り始めることができる標高970mの山です。北側には喜茂別岳の稜線が見え、山頂からいったん下って登るとなると、標高差が300mくらいになるので、小喜茂別岳をゴールとする場合が多いです。雪山でのコースタイムは雪質によって大きく変わりますのであえて触れませんが、距離も短く標高差も450mくらいなので安心です。また、下りでの登り返しもありません。高度を上げていくと、尻別岳や羊蹄山も見渡せるところが魅力です。

 

なお、この山域では他に、無意根山や中岳、中山峠から登る蓬莱山がよく知られています。

 

中山峠を喜茂別側に下りて約6㎞くらいから取り付く

 

今日はいつもお世話になっているニコニコレンタカーさんで、スズキハスラーをお借りしてやってきました。札幌市内を朝8時に出発し、10時から登山開始です。やや遅めの出発ですが、ゆっくり歩いても15時には下山完了の計画です。

 

札幌から国道230号を走り、中山峠を越えて6㎞くらいの地点で送電線の下を通ります。右側に赤白の鉄塔が見えたら取り付き地点は間もなくです。小さな橋ですが、深雪橋、黒川橋を越えると、右側に舗装されていない駐車スペースがあります。中央にもガードレールがあるので、途切れたところからUターンして進入することになりますが、カーブが連続するので車の運転には要注意。

 

駐車場から中山峠方向に車道をしばらく歩き、黒川橋と深雪橋を渡ったところから取り付きます。雪に埋まった林道をちょっとだけ歩き、遠くに喜茂別岳の稜線が確認できる位置から分かれ、赤白の鉄塔に向かって登り始めます。

 

鉄塔を越えて平坦台地に出たら、あとはラクチン

 

4月上旬はすでにラッセルの必要がないのでツボ足でも行けそうですが、コモ子は最後までスノーシューで登りました。

 

鉄塔を越えてもう少し登ると、標高650mくらいの平坦地に出ます。序盤のここまでが、このコースの一番の核心部かもしれません。残雪期だと30分くらいで登ることができます。

 

平坦地に出ると、小喜茂別岳が姿を現す

 

この斜面を登りきると、向かって左側が切れ落ちた小喜茂別岳の山頂が見えてきます。ここから林内を一直線に歩いて、山頂までの直線距離をグングン詰めていきます。ラッセルが必要な時期なら、なかなか距離が詰まらずにしんどい場面かもしれませんね。また、緩斜面で広い尾根なので、山頂が見えないくらいガスがかかっているようなら、ルートを誤らないように注意が必要です。

 

最後の登りで振り返ると、羊蹄山や尻別岳、アンヌプリも見える

 

なぜかきれいに道が開けたような緩斜面を登っていくと、最後の登りに差し掛かります。振り返ると、羊蹄山はもちろん、尻別岳、遠くにニセコ連山も見渡すことができるんですよ。今回、コモ子は10時過ぎから登っているため、遠方は霞んで見えますが、早朝であればクッキリ見えることでしょう。

 

山頂から喜茂別岳を望む

 

山頂部からは喜茂別岳の稜線や遠くに定山渓天狗岳、札幌岳や狭薄山などが一望することができます。山頂の奥の端っこに行くと崖になっているので注意。谷底にスキーのトレースを確認できたことから、以前の先行者が東側から滑降して、喜茂別岳へ進んだ跡だと思われます。

 

今回の山旅はゆっくり歩いて2時間。下りは1時間。小春日和の穏やかな天候なら、札幌を遅めの出発でも十分楽しめるおススメの山の1つです。

 

雪山でも海が見えるので寒々しくない、塩谷丸山

塩谷丸山雪冬

 

続いて塩谷丸山をご紹介します。塩谷丸山は小樽市の市街地より西側に位置している標高630mの山で、夏も冬も難易度が低い初心者向けの山です。この山のいいところは、JR塩谷駅から徒歩で山頂を目指すことができるところ。山頂からの眺めも良く、札幌から近いので余裕で日帰りすることもできます。

 

行程もラクチンで長距離移動も少なく、そして手軽に爽快感を味わいたいのであれば、コモ子的には札幌圏ではおススメ度ナンバー1です。

 

塩谷丸山雪冬

 

山頂までは冬でも夏道に沿って登ることができます。多くの人は距離が短めの冬道を登っているようですが、それは好みによるところ。

 

2015年の元旦に登ったときは、夏道から登っている人はいませんでした。

 

塩谷丸山雪冬

 

山頂台地まで登ると、周囲が開豁して西側の海岸線を見渡すことができます。晴れていればもっとスッキリとした景色が広がります。

 

なお雪山は天気が悪くても、トレーニングと割り切ることも1つだと思います。場所によっては晴れる日が少ないですからね。

 


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