![蔵王](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i8182289eabe3ec99/version/1611981083/%E8%94%B5%E7%8E%8B.jpg)
蔵王ライザワールドから登ってきた蔵王刈田岳。
夜が明けて刈田岳山頂で一休みし、次は大きく真っ白な斜面を抱く熊野岳を目指します。
刈田岳から馬の背を歩いて熊野岳へ
![蔵王屏風岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/if63908311e0b88f6/version/1611974225/%E8%94%B5%E7%8E%8B%E5%B1%8F%E9%A2%A8%E5%B2%B3.jpg)
刈田岳の山頂から南に目を転じると南蔵王の主峰である屏風岳(宮城県最高峰)の大きな山塊と、左手には後烏帽子岳の姿も。
全国区で蔵王と言えば、中央蔵王の刈田岳と熊野岳がメジャーなわけですが、蔵王連峰全体で捉えるとごく一部なんですね。
地元北海道の大雪山=旭岳として限定的に訪れても全体のごく僅かしか楽しめないのと一緒で、蔵王もいずれは山域全体を楽しんでみたいものです。幸いにも北の面白山や笹谷峠から南の白石市まで縦走路が繋がっているので、梅雨入り前か秋晴れの時期にスピードハイクをしてみたいところ。
もちろん残雪期も楽しそうですよね。
![蔵王お釜](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ie58a950a87e6b029/version/1611975887/%E8%94%B5%E7%8E%8B%E3%81%8A%E9%87%9C.jpg)
刈田岳かっら熊野岳への馬の背からは御釜が見えないのですが、日の出時刻を過ぎて明るくなったので、少し道を外れて覗いてみることに。
夏だと青く輝く御釜もこの時期は凍結していて、後烏帽子岳の裾野にも雲海が広がって、下界とは完全に別世界の風景。
![蔵王熊野岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i60bdbd566e4ecfa7/version/1611977644/%E8%94%B5%E7%8E%8B%E7%86%8A%E9%87%8E%E5%B2%B3.jpg)
馬の背は背中に朝陽を浴びながらチンタラ歩くのに最適。熊野岳への最後の登りは夏道の道標に沿って。ちょうど朝陽が差し始めて雪面の色がどんどん変わっていく場面。
雪は堅く締まっていましたが、スノーシューのままでも全く問題ありませんでした。
ちなみに指を指しているのは熊野岳の避難小屋。
雪で完全に埋没した熊野神社
![熊野神社](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i1a885ef61ec112ca/version/1611977837/%E7%86%8A%E9%87%8E%E7%A5%9E%E7%A4%BE.jpg)
途中で自撮りタイムもありましたが、刈田岳から40分くらいで熊野神社に到着。完全に雪に埋没しています。
避難小屋からはほぼ平坦ですが、北から風が吹いている時は僅かな距離でもツラいかも。
![熊野岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i3372a9c7919e2043/version/1611978261/%E7%86%8A%E9%87%8E%E5%B2%B3.jpg)
山頂標識の雪が取り除かれていたので、せっかくなので記念撮影。
エビの尻尾をストックの柄で破壊するのって結構大変だから、僕はめったにやりません。
![蔵王地蔵岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i4715f0f2c4d6fe45/version/1611978749/%E8%94%B5%E7%8E%8B%E5%9C%B0%E8%94%B5%E5%B2%B3.jpg)
隣りの地蔵岳の方からも、たくさんのハイカーが登っているのでしょうか。こちら側にもしっかりと踏み固められた道ができあがっていました。
北蔵王の名号峰や雁戸山を写真に収めていないのが悔やまれるところ。
![蔵王](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/id004ffff93c45a1b/version/1611979595/%E8%94%B5%E7%8E%8B.jpg)
熊野岳からの下り。刈田岳との分岐点まで戻ります。
傾斜も緩やかで特に難しいところはないけれど、風が強い日はやめた方がいいですよね。
スキーであれば一気に下れても、やっぱりスノーシューだと移動に時間がかかります。
![蔵王刈田岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ie9193ddd558cdd08/version/1611979901/%E8%94%B5%E7%8E%8B%E5%88%88%E7%94%B0%E5%B2%B3.jpg)
馬の背の刈田岳分岐点からは、蔵王刈田リフトに沿って下山。
眼下には会いたかったアイスモンスターが散らばっていて、早く近くへ行って見てみたい衝動に駆られます。
想像以上に大きいアイスモンスターに感動
![アイスモンスター蔵王](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i3912606869d9ff34/version/1611980651/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E8%94%B5%E7%8E%8B.jpg)
そして、念願だった蔵王のアイスモンスターにやっと会えました。
画像では伝わりにくいかもしれませんが、イメージしていたよりもずっとずっと大きくて、「モンスター」と名付けられている理由が頷けます。
![蔵王刈田岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i2df04bd63039ed9e/version/1611980176/%E8%94%B5%E7%8E%8B%E5%88%88%E7%94%B0%E5%B2%B3.jpg)
アイスモンスターも見どころですが、刈田リフトの乗り場周辺の人工物も何だかメルヘンチックな感じ。
まるでワンピース、ビッグマムのなわばり「ホールケーキアイランド」みたい。
![蔵王刈田岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i0c8fb0924a31f8d0/version/1611980974/%E8%94%B5%E7%8E%8B%E5%88%88%E7%94%B0%E5%B2%B3.jpg)
刈田岳は宮城県と山形県の県境に位置する山。
蔵王エコーラインもこの辺りは雪深くに埋まっていました。春の開通時は、両脇に高い雪壁が出来るのも納得。
![ライザワールド](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ie1453473f386c95c/version/1611981270/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89.jpg)
アイスモンスターに囲まれながら広い尾根を下って行くと、ライザワールドスキー場の上部へ到着。
ちょっと下ったところから左手の林内へ。スノーシューで滑走コースをチンタラ歩くのは危険だし、圧雪されていて歩きにくいですからね。
![蔵王エコーラインゲート](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ia7cdabffd21dfd6b/version/1611981614/%E8%94%B5%E7%8E%8B%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%88.jpg)
蔵王エコーラインのゲートに到着したのは9時ちょっと過ぎ。スキー場の上部から30分もかからずに下山完了。
蔵王エコーラインは4月23日まで冬季通行止の予定になっているので、ゴールデンウィークには開通するみたいですね。
2021年のゴールデンウィークは5月9日(日)が最終日なので、それから梅雨入りまでの1ヶ月間くらいが静かな夏山ハイクを楽しめそう。これは早速計画しなければ。やりたいと思ったことは、その気持ちが冷める前に実行したいです。