![韓国岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ifebbab30d84171f4/version/1617187477/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%B2%B3.jpg)
すでに2週間以上前の話になりますが、霧島山の最高峰韓国岳に登りました。
現在札幌に住んでいて、過去には千歳市にも住んでいたことがある私にとって、霧島連山は地元の樽前山のような雰囲気に似ていて親しみやすいですね。
登山口まではちょっと遠いけれど、登り始めたらあっという間で山頂へ着くところや、遠くに海が見えるところなども、どこか近しい。それでいて樽前山よりもスケール感が大きい。すっかりお気に入りの山になりました。
さっそく、そのときの様子をお伝えします。
えびの高原から山頂までの道のり
今回の登山開始地点はえびの高原から。今回は山頂までダイレクトに登ります。
いっぽう、大浪池を巡って山頂へと至るコースもあり、その場合は大浪池登山口から登られるようです。確かに道路脇には路上駐車も含め、たくさんのマイカーがありました。
なお、硫黄山の火山ガスによる影響があるときも、大浪池のほうへ回避しながら登る場合もあるのだとか。
![えびの駐車場](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i3b51f41643dab15d/version/1617184230/%E3%81%88%E3%81%B3%E3%81%AE%E9%A7%90%E8%BB%8A%E5%A0%B4.jpg)
えびの高原駐車場は、乗用車1台につき500円の駐車料金がかかります。広くて全面舗装がされています。当初、ここで車中泊をすることも考えていたのですが、火山活動が活発なことから、安全のためやめたほうがよさそうです。
![県道1号線えびのスカイライン](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i8f18f3958c902bc3/version/1617184724/%E7%9C%8C%E9%81%931%E5%8F%B7%E7%B7%9A%E3%81%88%E3%81%B3%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3.jpg)
駐車場のすぐ隣にはえびのスカイラインがあり、宮崎県小林市へと続いています。2021年3月現在は火山活動が活発な硫黄山が近くにあるため、徒歩も含めて全面通行止め。
![韓国岳登山口](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i9b101387d6d0b46a/version/1617184905/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%B2%B3%E7%99%BB%E5%B1%B1%E5%8F%A3.jpg)
道路を横断したところに韓国岳登山口があります。こちらも正規のルートが危険なため、コースを迂回するようになっています。
![韓国岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ie1b11afe99b11baa/version/1617185056/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%B2%B3.jpg)
初めは遊歩道から。なんとなく十勝岳温泉から富良野岳へ向かうときの雰囲気に似ていて、ワクワクしちゃいます。今年も何度か通いたくなってきました。
![韓国岳登山道](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/id47dfe3c7da089ee/version/1617185253/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%B2%B3%E7%99%BB%E5%B1%B1%E9%81%93.jpg)
先ほどの遊歩道をしばらく進むと規制線が引いてあって、右手に登山届用のポストが設置されています。そこから右側の林の中を進むようになっていて、登山道脇にはトラロープが張られています。
![硫黄山火口展望所](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/iabb0e0becc920bab/version/1617185430/%E7%A1%AB%E9%BB%84%E5%B1%B1%E7%81%AB%E5%8F%A3%E5%B1%95%E6%9C%9B%E6%89%80.jpg)
平坦なところや木段になっているところを進んでいくと、硫黄山火口展望所に至りました。この付近までなら登山者以外でも来られそうな感じ。この先も天気さえ良ければ、若さと体力で誰もが山頂まで行けるでしょうが、ガスがかかったら迷う可能性がありますからね。やっぱり登山者以外は行かないほうがいいかも。
![韓国岳登山道](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ifff5e3bf7c556598/version/1617185698/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%B2%B3%E7%99%BB%E5%B1%B1%E9%81%93.jpg)
先ほどの林内とは登山道の様子がだいぶ変わり、大きな岩が混じるようになってきました。この付近で3合目くらい。山頂まで残り1.3km、駐車場まで下りるとおよそ800mです。
![韓国岳4合目](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i596c45f7b1cd4863/version/1617186032/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%B2%B34%E5%90%88%E7%9B%AE.jpg)
4合目まで登ると視界が開け、振り返ると先ほどの登山口、えびの高原駐車場が見えてきます。
![韓国岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ida5c822f1eef7bf6/version/1617186419/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%B2%B3.jpg)
8合目を過ぎて、右側から大浪池からのコースと合流します。左手には山頂、正面には噴煙を上げる新燃岳とその奥には高千穂峰が見えています。
![大浪池](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i33247cc2f9d04e07/version/1617186604/%E5%A4%A7%E6%B5%AA%E6%B1%A0.jpg)
眼下には水面がブルーた佇まいの大浪池があり、その奥には霧島市の街並みと桜島も見えています。いや~、鹿児島に来たなって実感。北海道民の私としては、沖縄へ行くより遠く感じるのはなぜでしょう?
![韓国岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ib267e65a7cc58148/version/1617186701/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%B2%B3.jpg)
最後は岩の斜面を登って山頂へ。羊蹄山や樽前山、雌阿寒岳の山頂のように、火口縁の一部に山頂標識がありました。
![韓国岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i22a920a2f888c3cc/version/1617186869/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%B2%B3.jpg)
シンプルな山頂標識とそばには三角点。奥の火口は崖になっているので、あまり近付かないほうがいいでしょうね。駐車場からちょうど1時間の道のりでした。
![霧島山韓国岳から見た高千穂峰と新燃岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i46e8a70fd4ae26c0/version/1617187187/%E9%9C%A7%E5%B3%B6%E5%B1%B1%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%B2%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%81%9F%E9%AB%98%E5%8D%83%E7%A9%82%E5%B3%B0%E3%81%A8%E6%96%B0%E7%87%83%E5%B2%B3.jpg)
噴火警戒レベルが引き下げになり、獅子戸岳までのコースが解放されたようです。そのため、この日は多くの方がこの先へも足を延ばしたみたい。僕はこのあと一旦下山して、高千穂河原から高千穂峰に登りました。