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雪解けと同時に自転車保険に加入

ロードバイク

 

昨年ロードバイクを購入し、これでMTBと合わせて2台保有していることになりました。

 

山歩きやランニング、旅行の趣味が優先しがちなので、自転車に乗る機会はそれほどないものの、自転車が交通事故に巻き込まれている場面を頻繁に見かけることに鑑み、今さらながら自転車保険に加入することにしました。

 

一番のきっかけは、昨年秋に知人が事故に遭ってしまったことから。知人はシティサイクル、加害者はクルマという状況だったものの、知人は無保険だったことから、加害者が加入していた自動車保険の担当者と直接やり取りしたようです。

 

そのため、被害者なのに通常より不利な結果で示談せざるを得なかったものと思われます。もちろん保険に加入していたからもっと有利に立てたかと言えば、それは分からないものの、何よりも示談までの過程が面倒だったでしょう。保険会社の担当者同士で交渉してくれたほうが時間のムダにならなかったですよね。

 

僕も2018年にバイクに乗っていて事故に巻き込まれた際、同じような経験をしました。まず物損については、相手の保険会社の言うがままにしかなりません。

 

もちろん、満足いく賠償をしてもらえたかと言えば、まったくそんなことはありませんでした。過失割合は1:9で圧倒的に相手が悪い、しかし被害の状況を数値化すると、どうやら相手の損失額が大きく、事故の被害者である自分が賠償しなくてはならないという状況に。

 

結局、こういった場合の特例があるらしく、自分が所有するバイクの廃車費用を持ち出しとなるだけで済みましたが、いったいあれは何だったのかと。

 

もし自動車保険に加入していれば違った結果になったかもしれないと考えると、保険会社に交渉を代行してもらえるというメリットは大きいと感じました。 

 

自転車保険には加入するべきなのか?

 

前置きが長くなりましたが、自転車保険の話。

 

自転車の場合、クルマとの接触事故であれば基本的に弱者として扱ってもらえるはず。なので先ほどの例のように、対自働車の事故に関してはせいぜい自分が泣き寝入りする程度で済むでしょう。

 

しかし本当に考慮すべきは、歩行者相手に加害者となるケース。この場合はタダでは済まないですよね。しかもかなり高確率で起こり得るという点が要注意なのです。

 

今回僕が加入した保険は、年額3,000円程度のもの。自分が被害者となったときに受ける補償は考慮せず、加害者となってしまったときのことを想定した内容のみを重視して加入しました。だから保険料を控えめ。

 

保険会社によっては、事故発生時の対応に温度差もあるようですが、その辺の口コミなんかを調べている時間はもったいないので、15分間くらいで数社の補償内容と保険料を比較検討して即決。無保険よりずっといいじゃないですか。

 

自転車の場合は、車両1台に付き1保険ではないようなので、基本的に1本加入しているだけで大丈夫。加入を義務化あるいは努力義務化している自治体がすでに33もあり、これは入っておくべきだと思います。

 

僕が加入した保険は海外でも適用される点も、決め手の一つとなりました。

 

で、自転車保険が必要なのは、ロードバイクのようなスポーツバイクだけではありません。

 

最近、近所のサイクリングロードをランニングしていると、高齢車がフラフラと自転車に乗っているシーンをよく見かけます。もしも子供相手に接触して多額の賠償を請求されたとしたら大変。年金生活者が残りの人生10年前後になってから自転車の事故で多額の賠償を支払うなんて、想像しただけでも怖ろしいですよね。

 

ガン保険とか、スマートフォンや家電の安心保障のような自分や家財に対する保険は最小限でよいと考えていますが、登山の保険とか自転車の保険みたいなものは加入しなければならないと感じています。

 

多くの自転車保険は、インターネットだけで申し込みから決済まで完結できるので、気付いたらすぐに行動したほうがいいと思います。