· 

皇海山無雪期登山|庚申山クラシックルートで10時間切りなるか(5月上旬)

皇海山

 

今日は栃木県群馬県の県境の山、皇海山(すかいさん)について。

 

5月上旬に銀山平よりクラシックルートを使って登ってみました。

 

コロナ禍により海外へ遊びに行けないことから、前倒しで進めることになった日本百名山。そもそも日本百名山にはどんな山々が名を連ねているのかすらあまり把握しておらず、皇海山と言う名前も最近まで知らなかった私。

 

直前になって情報を集め、ほとんど行き当たりばったりで登ってみた様子をお伝えします。

 

銀山平駐車場から庚申山へ。

Google マップは現在の Cookie 設定では表示されません。「コンテンツを見る」を選択し、Google マップの Cookie 設定に同意すると閲覧できます。詳細は Google マップの[プライバシーポリシー]をご確認ください。Cookie の利用は、[Cookie 設定]からいつでも変更できます。

銀山平駐車場は南側からアクセスした方が無難。私は前日に道の駅日光で車中泊をし、3時30分に出発。日光市からナビに従ったところ、北東から舟石峠を越えるルートを通ることとなり、道が細くて時間もかかりました。

 

銀山平

銀山平駐車場に到着したのが1時間後の4時30分。S字カーブの付近にゲートがあり、ここから登山口までおよそ4kmの林道歩きから始まります。銀山平駐車場はゲートより少し戻ったところに位置し、20台は駐車できるくらいのスペースがあります。

 

庚申山登山口

林道を40分くらい歩くと登山口となる一の鳥居に到着。ここから庚申山荘まで沢沿いの道を進みます。石段や石畳などで整備されていますが、落ち葉が溢れて地面が見えないところがたくさんありました。

 

庚申山荘

一の鳥居からおよそ2km歩くと猿田彦神社跡があり、左手に折れると庚申山荘が見えてきます。ここから右手に折れるといよいよ庚申山への険しい道のりが始まります。

 

庚申山

一部にハシゴがかかる場所もある急登となり、一ノ門を過ぎると大胎内という分岐点へ。ここまで僅か1kmで200m以上の高度を稼ぎます。この辺が前半のヤマ場。ここでペースを上げると、後半でバテるかも。

 

庚申山

さらに0.5kmで150mくらいの高度を上げると、庚申山の東側に広がる尾根に到達。山頂はまもなくです。ちなみにこの山域には黄色と赤で表示された菱形の標識が随所にあるので、気分的に安心できます。登山者にはほとんど会わないので。

 

庚申山

平坦地をちょっと歩くと庚申山の頂へ。周りは木々に囲まれ、この位置からではお世辞にも見晴らしが良いとは言えません。

 

このコースの核心部、鋸山への険しい道のり

皇海山

ただちょっと進んだところに庚申山展望台という開けたところがあり、そこから皇海山鋸山までの稜線を見渡せます。さらに右に目を転じると奥白根山も見えます。谷から吹き上げる風が爽やかですね。

 

庚申山

庚申山展望台からちょっと下ったところが御岳山。さらに標高を100mくらい下げてコルに到達します。そしてこの後の登り返しが意外と効くんです。

 

鋸山

その後も薬師岳白山などと名付けられた小ピークを越え、いよいよ鋸山の核心部。地形図には表れていませんが、急な岩壁を下ったり登ったりという箇所が連続。登りならまだしも、下降というのが嫌なところ。

 

ハシゴ

ハシゴや鎖、ロープがあるものの、足を滑らせたら手の力だけでは支えきらず、間違いなく墜落するでしょう。堕ちたらそのまま谷へ真っ逆さまとなり、大ケガどころではきっと済まされません。かなりの高度感、途中の剣の山の手前に2回の下降、剣の山の先にも1回の下りがあるので、焦らず慎重に通過したいところです。

 

鋸山から皇海山山頂、そして長い下山へ。

鋸山

恐怖を乗り越えると主稜線上にある鋸山へ到達。正面の皇海山がグッと近付いて見え、長い距離を歩いてきた実感が湧いてきます。皇海山の右奥には奥白根山が見えます。

 

鋸山

鋸山の北斜面にはまとまった雪が残っていました。コルまで標高差130mくらいの急斜面ですが、幸いにも東側に夏道が露出していたので、雪の上を歩かずに済みました。もしこの時期にこの雪の上を歩かなければならないのであれば、アイゼン必須でしょう。ちなみに今回は10本爪の軽アイゼンを携行していましたが、出番はありませんでした。

 

皇海山

最低コルまで下ると群馬県側からのコースに合流。今後は栗原川林道の復旧の見込みがないとのことなので、いずれこちらのコースも廃道になるのでしょうか。すでに看板が倒されていました。

 

皇海山

最低コルからは何気に300mくらいの標高差があるので、疲れた身体にはかなり堪える場面。しかも結構な急斜面なんですね。銀山平駐車場からもうすぐ5時間が経とうとしており、疲労のピークに達しています。

 

皇海山山頂

午前9時46分、皇海山の頂上に到着。銀山平のゲート出発が4時36分でしたので、山頂まで5時間10分かかりました。5月上旬にしては気温が高くて消耗が激しいので、自撮りだけ済ませてすぐに下山開始。北海道民にとって暑さは命取りです。

 

鋸山

皇海山山頂直下にも雪が残り、何度か踏み抜きながら最低コルへ戻ります。時折り見られる鋭利な鋸山を見るたび気が重くなるんですよね。

 

鋸山

再び鋸山を登り返し、今度は六林班峠へ。帰りは庚申山の南側をトラバースするルートです。こちらは緩やかな斜面が続き、植生は引き続き笹が中心になります。懸念されていた笹の藪漕ぎはほとんど必要なく、大部分がキレイに刈り払われていました。

 

六林班峠

鋸山から40分ほどかかってやっと六林班峠へ。途中に女山という地名がありますが、登山道の真ん中に三角点があるだけです。六林班峠でコースは屈曲して庚申山荘までトラバースが続きます。いつの日かここから南の袈裟丸山までの稜線も繋いでみたいです。

 

沢で水を補充

この日はとても暑かったので途中の沢で水を補充。3リットル以上消費しました。コースは沢を何度か渡渉しながら長い斜面のトラバースが続きます。沢の渡渉地点はことごとくコースが損傷しているので慎重に。また、一見何気ない場所に見えても、右側が谷底まで200m以上ある箇所もあるのでなかなか油断できません。

 

庚申山荘

六林班峠から庚申山荘まで1時間50分かかり、到着時すでに13時を過ぎていました。ここから一の鳥居まで40分、銀山平駐車場まで30分かかり、下山完了は14時30分。庚申七滝付近で帽子を洗った際、購入したばかりのサングラスを川に落としてしまい、失くしてしまいました。サングラスはよく失くすのでいつも安物を購入して被害が大きくならないようにしています。

 

皇海山

久しぶりに10時間級のボリュームある夏山を歩いたので、駐車場でゆっくりストレッチ。翌日は男体山に登ります。ヤマレコの記事はこちら