札幌50峰の完登目標もそろそろ達成率80%近くになり、現在道道1号線の西側一帯を消化中です。
ちなみに私にとって未踏の札幌50峰は今回登った毒矢峰と南岳を除くと、①八剣山②神社山③北広山④野牛山⑤定山渓天狗岳⑥小天狗岳⑦硬石山⑧股下山⑨大二股山⑩五天山の10山。
今回のターゲットは毒矢峰と南岳。谷を挟んで別々の稜線上にあるピークですが、周回登山をしたほうが効率的だと考え、天狗小屋を起点に歩いてみました。
南岳への通過点には札幌150峰の山鳥峰が、毒矢峰の奥には奥毒矢峰というマイナーピークがそれぞれあるので、そちらにも立ち寄ってみます。
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定山渓市街地から自転車で天狗小屋、毒矢峰へ
![豊羽鉱山](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i6e9b11c8a8d0e406/version/1650538599/%E8%B1%8A%E7%BE%BD%E9%89%B1%E5%B1%B1.jpg)
今日も真駒内駅始発のバスで定山渓温泉へ。デポしていたチャリに乗っておよそ10km先にある天狗小屋を目指します。ちなみに朝里峠の夜間通行止め解除は、確か今日(4月21日)からだったはず。
![天狗小屋](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i91b67e42c1f7d0ba/version/1650538779/%E5%A4%A9%E7%8B%97%E5%B0%8F%E5%B1%8B.jpg)
天狗小屋に架かる橋の手前にチャリを置いてスタート。橋の手前には3~4台分くらいの駐車スペースあり。
![天狗小屋](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/if3068e8b6ee8c242/version/1650538966/%E5%A4%A9%E7%8B%97%E5%B0%8F%E5%B1%8B.jpg)
天狗小屋脇の林道から歩き始めます。ここは余市岳の夏道コースの入口。でもこちらから歩く人はあまりいない?ちなみにこの手の小屋って、札幌岳の冷水小屋、空沼岳、春香山小屋、神威岳の百松沢小屋、無意根山の宝来小屋など全部同じシリーズなのでしょうか?
![天狗小屋から毒矢峰へ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/iea8cdca99ea03c73/version/1650539450/%E5%A4%A9%E7%8B%97%E5%B0%8F%E5%B1%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E6%AF%92%E7%9F%A2%E5%B3%B0%E3%81%B8.jpg)
サクッと準備を整えて8時45分に出発。でも、すでに暑い、、、暑熱順化されていないこの時期は体調管理に気を付けなければ。
![華](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i67ea09b6d1d70b0a/version/1650539534/%E8%8F%AF.jpg)
林道沿いには春の訪れを感じるお花たちも。ちなみに、自宅にある胡蝶蘭は枯れ死させてしまったようです。
![二股](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i0ecc650ac16432b6/version/1650539791/%E4%BA%8C%E8%82%A1.jpg)
二股付近に架かる橋。正面の尾根に取り付くので、左右どちらへ進んでもいいのかと思います。私は左から。
![毒矢峰](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i8c5354b6c8aa45e4/version/1650539920/%E6%AF%92%E7%9F%A2%E5%B3%B0.jpg)
毒矢峰までは意外と登りごたえのある尾根。南斜面ですから雪は途切れ途切れです。・668付近でやや傾斜が緩むものの、800mを超えるまでは終始こんな感じと言っていいかも。830mのポコに上がってしまうと進路を間違いやすいので注意。そう、私が間違えたものですから。
![毒矢峰](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i874ae6b0d631b0ac/version/1650573884/%E6%AF%92%E7%9F%A2%E5%B3%B0.jpg)
天狗小屋からおよそ1時間半で毒矢峰の山頂へ。周囲は木々に遮られているけれど、余市岳や白井岳、ヒクタ峰、定山渓天狗岳など、この周辺の山々の姿は確認できます。
毒矢峰から奥毒矢峰、南岳へ
![奥毒矢峰](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ibe3df476eacec1c0/version/1650574045/%E5%A5%A5%E6%AF%92%E7%9F%A2%E5%B3%B0.jpg)
毒矢峰の奥には奥毒矢峰(・909)というマイナーピークがあるのでそちらにも寄ってみます。そこまで行かなくても毒矢峰から100mくらい進んだところで視界が開けるので、天気が良ければ行ってみる価値あり。
![白井岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/id04ba53b74f54328/version/1650574704/%E7%99%BD%E4%BA%95%E5%B2%B3.jpg)
右に目を転じると、先月末に歩いたヒクタ峰(右)から・998、・1044、白井岳(左)の稜線を眺められます。
![奥毒矢峰](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i5cf75f5d15ad64d5/version/1650574944/%E5%A5%A5%E6%AF%92%E7%9F%A2%E5%B3%B0.jpg)
奥毒矢峰へは20分くらいで到着。余市岳がさらに近くなったことを実感できます。さてここからは、西の谷を挟んだところにある尾根を下ることにします。
![奥毒矢峰からの尾根](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i81abb0e737f7f3c5/version/1650575157/%E5%A5%A5%E6%AF%92%E7%9F%A2%E5%B3%B0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E5%B0%BE%E6%A0%B9.jpg)
ややジグザグなルートになるものの、ほぼ真南に向けて下降する尾根。比較的傾斜も緩く、幅も広いので難しいところは特にありませんでした。
![右股川](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i3c9f45d5c6f4a2c7/version/1650575312/%E5%8F%B3%E8%82%A1%E5%B7%9D.jpg)
そのまま尾根を下ってしまいたいところですが、2万5千図によると右股川のところに崖マーク(砂)の表記があるので、最後は沢地形を下ります。
![右股川](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i06a0178656cfbda2/version/1650575504/%E5%8F%B3%E8%82%A1%E5%B7%9D.jpg)
何とか川まで雪が繋がっていて一安心。
![デブリ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ica24dab6a3c2f6f3/version/1650575577/%E3%83%87%E3%83%96%E3%83%AA.jpg)
少し下流に進んだところから対岸の尾根に取り付くつもりでいたら、ちょうどデブリが川を覆っていたので、そこを利用して対岸に渡渉します。下降地点からデブリまでも一部はへつりながら進みます。
![尾根](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/id1a109932d204e4a/version/1650575868/%E5%B0%BE%E6%A0%B9.jpg)
とりあえず尾根に取り付いたものの、ブッシュが出ていて厄介なので反対側の斜面の雪上を登ります。だけどここも雪崩れそうなので、全速力で通過。ちなみに全層雪崩って下部が崩れ落ちることで上部も引っ張られるのでしょうか?
![余市岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ifd1a4b1d21b3e91b/version/1650576089/%E4%BD%99%E5%B8%82%E5%B2%B3.jpg)
核心部分を抜けて平坦なところまで出たらもう安心。余市岳を眺めながら食事タイム。でもこのルートは安全ではないのでおすすめはできないなぁ。
![・873](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ic511870560612f60/version/1650576232/873.jpg)
右股川から270mくらい登り返したところにある・873付近。今日みたいにストックを持たずに両手がフリーの場合、大きく腕を振ると弾みがついて足が前に出やすいんですよね。ジャンプする前にしゃがんで両腕を振るじゃないですか。あんなイメージ。
![南岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i0853f4a43c058f58/version/1650576449/%E5%8D%97%E5%B2%B3.jpg)
・873まで登ればあとはダラダラの斜面。奥毒矢峰から1時間半で南岳に到着です。ザックリ、右股川までの下りが30分、南岳への登り返しが60分ってところ。
![余市岳](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i32fcb6be2f36354b/version/1650576593/%E4%BD%99%E5%B8%82%E5%B2%B3.jpg)
余市岳(右)と・1134(左)。この稜線を進めば、先週の山行時に登りたいと思った・1261と・1380にも到達できるんですね。来年あたりぜひ。
南岳から山鳥峰、白井川への下山
![山鳥峰](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i0d484b3b51d0d782/version/1650576818/%E5%B1%B1%E9%B3%A5%E5%B3%B0.jpg)
南岳からの下りは山鳥峰(△879.5)を経由する一般的なルートにて。スノーモービルも走っている広くて緩やかな尾根。若干の登り返しがありますが、ほんの些細な程度。
![山鳥峰](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i19b5923f716acd86/version/1650577003/%E5%B1%B1%E9%B3%A5%E5%B3%B0.jpg)
山鳥峰には整地されたキャンプ跡がありました。私はつい手軽な日帰りハイクを選びがちですが、テン泊装備を担いで歩く方々には本当に頭が下がる思いです。
![白井川](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i87df0b005700fc20/version/1650577296/%E7%99%BD%E4%BA%95%E5%B7%9D.jpg)
白井川に架かる橋に到着。毒矢峰とは異なり、こちら側の尾根は下まで雪が繋がっていました。
![白井川](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i0e657ae7161a6a05/version/1650577527/%E7%99%BD%E4%BA%95%E5%B7%9D.jpg)
アイゼンとスパッツを5分くらい乾燥させたらロード区間の移動開始。自転車のデポ地点まで2kmくらい歩き、自転車の乗り換えて10kmの移動。今日も定山渓からバスに乗って帰ります。さあ、今週末はどこに登ろうかな?