ミッフィーちゃんのぬいぐるみコレクションが増えつつある最近、少しレイアウトを変えようと並べていたら、ふと気付いたことがあります。
それはしっぽ。
しっぽがある子とない子がいるんですよね。
ぬいぐるみを飾るときって表側を向けて並べるでしょ?だからその存在にあまり気付かないんですよね。
でもネットで調べてみると、子供達はかなりの確率で気付くんですって。彼らはぬいぐるみを手に取って遊ぶからなんでしょう。
さて結論から先に申し上げると、原作の絵本ではしっぽは描かれていないのだそう。だから、ぬいぐるみにはしっぽがあったり、無かったりするのはまちまちなんだとか。でもそれってなんでだろう?
今日は実際にぬいぐるみを見ながら、その理由を考えてみたいと思います。
ミッフィーちゃんが着ているお洋服による違いなのか?
最初に考えたのは、ミッフィーちゃんが着ているお洋服によって違うのだろうか?ってこと。
そこで最も厚着をしていると思われる、ゆきのひのうさこちゃんから。こちらを裏返してみた結果は、、、
おー、やっぱり全部しっぽがありません。
一番右にあるのは比較的新しい65周年モデルのゆきのひ。
その他は20年ものなども。マスコットタイプなどもありますが、どれもセキグチ製。
ゆきのひのモデルがもう1体ありました(左上)。
こちらはDETERMINEDタグが付いたモデル。
特敏制作有限公司とあり、香港の企業と思われます。日本の企業とのライセンス契約や台湾向け商品も生産しているらしいですね。こちらの商品は1953-1999と書かれているので比較的古いタイプ。質感があり、縫製や帽子部分が外付けされているところなどは、なかなかクオリティが高いと思います。
さて、こちらも裏返してみましょう。
こちらの子たちはお洋服の上にすべて丸いしっぽが付いていますね。
左上のゆきのひのうさこちゃんには、なんとオレンジのしっぽが。しっぽにもお洋服?「例外」が出てきました。しっぽの有無はお洋服による違いではないみたい。
では製造メーカーによる違いなのでしょうか?
「うさこちゃんひこうきにのる」シリーズと、右のモデルは浮き輪を付けたミッフィーちゃん。
飛行機に乗るくらいだから、こちらも厚着だよね?って想像を。
こちらの3点はすべてセキグチ製。
さて、裏返してみると、、、
おっと、真ん中の「ひこうきのり」にはしっぽがあるじゃないですか。これは先ほどのDETERMINEDタグの「ひこうきのり」とも共通。でも左のタイプにはしっぽが無い。うーん、、、2点は同じセキグチ製なのに、しっぽがあるのと無いのが。なぜ?
ちなみに左の小さいひこうきのりは、JALの機内販売品のお手玉です。
ついでに、フェリシモの腕と足が稼働するミッフィーちゃん。こちらもセキグチ製で自立もできるタイプ。
お洋服を外してみると、こちらにもしっぽはありませんでした。
うーん、製造メーカーによる違いでもなさそうですね。
こちらはタイトーの自立するミッフィーちゃん。
プライズ品でしょうか。ぬいぐるみとしては質感がなく、クッションみたい。ひこうきのりとゆきのひのうさこちゃん。こちらを裏返してみると、、、
いやいや、こちらは両方ともしっぽがないですね。
これはますます分からなくなってきちゃいましたよ。
しっぽの有無はお洋服や製造メーカーの違いではなさそう。
そこで、制作側の意図を考えてみることに。
真横から見てみると、やっぱり座ったときの角度が違うんですよ。
しっぽがあると後傾を維持できる(左:セキグチのひこうきのり)と(右:特敏制作有限公司のゆきのひ)。
一方、しっぽが無い分かなり前傾(中央:セキグチのゆきのひ)。
なんだか納得。
最後にこれらのことから考察してみると、
- 自立するタイプやストラップが付いているマスコットにはしっぽが無い、つまり必要がない。
- 座っているミッフィーちゃんは、飾った時の見栄えや安定性を追求するためにあえてしっぽを付けた。
どうやらそんな意図が隠されているのかなと。
うん、スッキリしました。間違っているかもしれないけれど。
ちなみに今回はミッフィーちゃんのぬいぐるみの話。実際のうさぎはしっぽが丸いのか?って疑問。ネットで調べてみればすぐに分かるけれど、お子さんがいれば実際に動物園まで確かめに行ってみると楽しいかも。
もうすぐ50歳になるおじさんが自宅でこんなことをやっている姿、みなさん想像してみてください。 痛い、、、
いいの。楽しいんだから!