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富士山頂往復マラニックを終えて。回復までの経過を振り返る。

登山ルート3776

 

週末に3連休を取得して富士山頂往復マラニック(通称:ゼロ富士)に参加してきました。

 

海抜0mから富士山に登り、24時間以内に再びスタート地点に戻って来る100kmを超えるコース。

 

詳細はすでにヤマレコにアップしていますので、ブログには後日書くとして、これを書いている時点までの「回復」について備忘録を残したいと思います。

 

痛む箇所について

 

100km以上の行動をしたわりには、痛む箇所が限定的でした。理由はあまり走らず(走れず)ほとんど歩いていたから?

 

ダメージが大きい順に挙げていくと、

  1. 太もも上部、前の外側
  2. 太もも下部、前の内側
  3. お尻の側部
  4. 上腕と肩、首
  5. 右足親指の爪の付け根
  6. 右足の裏、指の付け根(水ぶくれ)
  7. 顔のむくみ、足のむくみ

こんなところ。意外にも膝は全く痛まないし、ふくらはぎなど膝から下はあまり痛みはなし。

 

最も痛むのは太もも上部の外側から内側にかけて。普通に歩いたり、階段を上る分にはなんら問題がないけれど、階段を下りると激痛が走ります。

 

肩の痛みは荷物の重みによるもの。登山装備に水2.5リットル。走るにはそれなりに重いです。

 

足の爪の付け根に関してはシューズのサイズというよりも、むしろ新品で硬かったこと。足の裏の水ぶくれは、大砂走で靴下の中に入ってきた細かい砂によるものと思われます。

 

完走直後から24時間経過まで

 

完走後は他の参加者さんと相乗りで新富士駅までタクシーで移動し、新幹線で品川区の大井町のホテルへ移動。新幹線のシートに座るとき、立ち上がるとき、品川駅で京浜東北線のホームへ階段で下るとき、すべて涙が出るほどの激痛が走ります。

 

食事はとらずにローソンで購入したザバスのプロテインドリンクを飲み、予約したカプセルホテルでは温冷交互浴をして就寝。睡眠時間は7時間。

 

翌朝は5時に目が覚めてしまい、再び大浴場で温冷交互浴。お風呂上りにスポーツドリンクを1リットルくらい飲んでおよそ2時間の二度寝。

 

10時にホテルをチェックアウトして、お昼に唐揚げ定食のごはん大盛りを。完走後、やっとまともな食事をとりました。

 

夕方は成田空港のマッサージチェアで10分200円を2セット。搭乗までにミネラルウォーターを1リットルくらい飲みました。新千歳空港への機内に乗り込んだのが完走後ちょうど24時間後です。

 

機内ではずっとマッサージ。まだまだ状況は改善されません。

 

48時間経過でやっと回復

 

日曜の22時半に帰宅後、近所のお風呂屋さんで温冷交互浴。これで3度目。丁寧にストレッチをし、缶ビール1本とプロテインを飲んで就寝。睡眠時間はおよそ6時間。

 

目が覚めてもまだ太ももが痛みます。いつも通り納豆ご飯を食べてプロテインを飲みました。チャリで出社しましたが、ペダルをガシガシ漕いでも全く痛まないので、自転車で使う筋肉とは異なるみたい。やはり下りで使う筋肉群なんでしょうね。

 

出社後の午前中は睡魔に襲われて絶不調。階段を下りるときはやはり痛みます。

 

午前中に500mlのいろはすを2本、午後にも1本飲み、昼休みは30分くらいお昼寝。

 

帰宅する頃に概ね48時間経過。帰宅後すぐにお風呂へ行って温冷交互浴。これで4度目。激しい筋肉痛はほぼ治まり、やっと日常生活に戻れた感じがします。

 

結果と今後を考察してみる

 

やはり効果があったのは、全部で4セットの温冷交互浴でのアイシングと、温浴後のストレッチでしょうか。

 

睡眠時間は十分確保できませんでしたが、いずれにせよ筋肉痛が酷すぎて深く眠れないのがオチ。

 

それよりも翌日の帰宅までの移動によって、よい意味でアクティブレストになったのではないかと思いました。これがすぐに帰宅していたとしたら、ずっとベッドで寝転んでいたと思うんですよね。それよりは良かったのではないかと。

 

いずれにせよ、下りを駆ける筋力が絶対的に不足していることを痛感。西臼塚の2回目のチェックではまだまだ多くの人が通過していない状況だったのに、それでも時間内に完走できなかった敗因は下りで全く走れなかったからに尽きます。

 

2週間前に参加したパタヤマラソンでも感じたのですが、アップダウンに強い身体作りって大事だよなってこと。これは山登りだけではダメかもって。

 

定山渓から中山峠までを走って往復するようなトレーニングが必要なのかな。これはトレイルではなく、ロードでやらないとダメかもって感じたんですよね。

 

次回エントリーする予定はありませんが、今後はそういったトレーニングを組み込んでいきたいと思います。