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札幌から1泊2日行程で富士弾丸登山

富士登山

 

久しぶりのブログ更新。最初に言い訳をさせていただきたい。20日にフィリピンから帰国して中1日で22日から弾丸富士登山ツアー、ずっと風邪気味なのに早朝残業に日曜も仕事でそれがまだ続いている。

 

で、今日は富士登山の話。

 

8月22日に札幌を出発し、23日にかけて富士山に登ってきた。いわゆる弾丸登山というやつだ。

 

21年は単独で1回と3名のアテンド1回で計2回、22年は25時間かかったが一応ゼロ富士往復を完走した。だから勝手はある程度承知しているつもり。

 

今回は私が4名を引率するかたちで総勢5名での参加。そのうち女性2名が初参加で登山経験はほとんどない。

 

一応、2週間前に樽前山で練習会を行った。

 

結果は、天候には恵まれなかったが全員で登頂を果たすことができた。今日はその辺について備忘録を残したいと思う。

 

予想以上の雨

 

22日は18時過ぎに土砂降りの雨が降った。その後は小康状態が続く。22時過ぎ、水ヶ塚公園の駐車場の路面は濡れていて、小雨模様。雲が低いように見受けられたので、準備をしてタクシーで富士宮5合目まで上がってみた。

 

結果はやはり晴れていて、星空も下界の夜景もきれいに見えていた。これなら大丈夫だろう。

 

しかし、元祖7合目辺りまで登ると状況が一変する。ガスの中に入り、時折ポツポツと小雨にあたる。

 

九合五尺あたりで一瞬晴れ間も見られたが、その後は終始ガスの中。

 

帰りは計画通り御殿場口へ下山したが、ずっと雨にやられた。これは予想外。次郎坊くらいまでずっとずーっと雨。私は雨天での登山はしないタイプなので、これほど長い時間強い雨にやられた経験は少ない。

 

さて、雨具。女性2名は私が冬に着ているモンベルのストリームジャケットとフルネイパーカーを、私ともう1名は夏用のレイントレッカージャケットを着用した。

 

ストリームジャケットとフルネイパーカーはゴアテックスを加工されているから防水や透湿性は優れているが、後ろから背中を見ていると、表面の撥水はイマイチに感じられた。私の手入れ不足だろう。

 

レイントレッカージャケットも雨具としての効果は十分だが、やはりそれなりに濡れる。理由は行動するからだ。手首の裾にせよ、首回りにせよ、少なからず水は侵入してくるものだ。

 

スピードクロスと大砂走

 

トレランシューズのようなローカットシューズで大砂走を走ると、靴の中が小石と砂でジャリジャリになる。

 

そのためにショートスパッツを装着することもあるが、今回はそのままで通した。

 

大砂走は晴れて地面が渇いていれば砂煙を上げながら楽しめるが、雨が降っていると当然のことながら重くなる。セメントみたいな雰囲気だ。

 

富士地区の演習場で訓練に参加したことがある自衛官であれば、そんなことは分かり切った話である。

 

しかし除隊後20年近く経過してしまった私にとって、それはすでに忘却の彼方にあった。

 

結果、私以外の全員が単に苦行でしかない御殿場コースの下りに辟易し、口々に「もう来るもんか!」という感じだった。

 

しかしお風呂に入って昼メシを食べたら、来年も来ようという雰囲気に一変した。シメシメ。

 

次回は富士急ハイランドでジェットコースターに乗ってから登るとか言っている。若者は元気だ。

 

水ヶ塚公園とタクシー

 

前回は水ヶ塚公園にレンタカーを駐車し、タクシーで富士宮5合目へ上がった。

 

その際タクシーの運ちゃんから「御殿場コースを下りても(御殿場口から)水ヶ塚公園までシャトルバスやタクシーですぐだよ」と聞いてそのルートに変更したのだ。

 

で、今回も何も考えずにそうした。

 

しかし、御殿場口から水ヶ塚公園へ向かうタクシーの運ちゃんから「それなら御殿場口にレンタカーを停めて、御殿場口にタクシーを呼んでそこから富士宮5合目へ上がればいい」という提案を受けた。

 

その通りだ。

 

固定観念にとらわれていた。。。

 

東名高速の渋滞と新幹線

 

今回は新千歳から成田までジェットスターで移動した。

 

成田空港でレンタカーを借り、羽田空港でメンバー1名をピックアップ、そこから御殿場まで終始有料道路を利用した。

 

レンタカー利用だと確かに楽だが、行きは慢性的に渋滞したし、ナイトハイク後の運転は眠さの戦いで厳しい。

 

レンタカー代+高速代+ガソリン代を考えると、もしかすると新幹線で新富士まで行ってそこからタクシーで登山口まで行った方が良かったのかもしれない。

 

この辺は費用と利便性なんかを交えて検証してみよう。

 

まとめ

 

結局のところ北海道から弾丸での富士登山に関して、最適解を導けていない。

 

私自身は単独で日本全国の山々を訪れているが、これまで同行者がいた験(ため)しはない。

 

しかも初心者のアテンドという要素を加えると、人が相手だから若干難しい。

 

でも、富士山は登山未経験者にとって最も分かりやすく、憧れの存在なのは確かだし、これからもそうだろう。

 

だからこれからも「登山経験はないけれど富士山に登ってみたい」という未経験者を一人でも山頂までお連れし、登山を趣味とする人の裾野を広げていきたいと思う。