11月、快晴のお天気。札幌岳でゆるい休日を過ごした話

 

昨日の札幌は高気圧のど真ん中。これは一人で初冬の十勝岳に登ろうと意気込んでいたら、職場の仲間から札幌岳へ行きたいと申し出があった。

 

こういう機会は大切にしよう。十勝岳をキャンセル。

 

今回も近所まで迎えに来てもらった。職住近接な私なので、いつも通りの通勤感覚で迎えに来てくれたんだと思う、たぶん。

 

山

 

自宅から40分で札幌岳の冷水コース登山口に到着。駐車場に車はまだ一台もない。露払い、トップバッター、表現はいくらでもあるが、とにかく先行者はいないようだった。ヘッドライトが要るくらいまだ薄暗い。

 

そして寒い。平地でも3℃くらいだったから、登山口は0℃近いと思う。

 

札幌岳

 

つい先日、道南の大千軒岳でヒグマとの接触による痛ましい事故が発生し、死傷者が出た。

 

私も行動中に何度かヒグマを見かけている。それでも過去数百日の山行日数のうち、近い距離で遭遇したのは、夕張岳のただの1回だ。それも登山口へ向かう林道。その時は、相手がビックリして逃げて行ったので、基本的には臆病な生き物なのだと思う。

 

その他には、8月上旬に日高のカムイエクウチカウシ山で雪渓の上でゴロゴロしている姿を目撃したのと、遊楽部岳と斜里岳三井コースで強烈な獣臭を嗅いだだけ。

 

だから私にとってヒグマとはそういう動物で、遭遇する確率は極めて低いと考えている。

 

ただ、フィールドで出くわしたことがない人の方が大多数なので、みんなとても恐れているように感じる。

 

そしてここ2~3年、「熊が出て怖いから山へ行かない」という発言をよく耳にする。それも道内の登山者からだ。少々複雑な気持ちである。果たして私が軽率なのだろうか? 

 

札幌岳

 

冷水コースは全体的に歩きやすく、冷水小屋までウォーミングアップ、その後急な尾根を登りきると平坦地に出る。

 

ここで泥んこになるだろうと思い、まだ凍っているうちに山頂へ出てしまおうという作戦。これが見事に成功した。水溜りの表面が凍っていて、土にも霜柱が出てパリパリしている。

 

帰りにすれ違った方から「靴が汚れていないですね」と言われたのは、まさにこれが理由。

 

でもすでに11月。この先いつ雪が積もるか分からない。

 

北海道の岳人は、昔から文化の日に納会をして夏山シーズンを終えたと聞く。恒例の秀岳荘セールもこの時期に開催され、みんな冬装備を買い増ししていく。

 

個人的には来週は台北で開催されるマラソン大会に参加するので、次回は19日の日曜日に職場の登山部を開催しようと思っている。定山渓の夕日岳辺りでもいいので、今年最後に無雪期の登山ができる山が残っているといいと思う。

 

札幌岳

 

札幌岳の山頂からは羊蹄山が見える。左手には尻別岳、右手には喜茂別岳、並河岳、中岳、無意根山の稜線。

 

そんな説明をしても、若き入門者にはチンプンカンプンだ。でも自分だってそうだった。興味がわけばそのうち勝手に覚えるだろう。だから「北海道百名山とか札幌50峰というのがあってね…」みたいな話をしてお茶を濁す。

 

入門者の彼ではあるが、今回の山行で羊蹄山、恵庭岳、札幌岳、空沼岳、風不死岳、樽前山と積み上げてきた。

 

来シーズンは手稲山、余市岳、無意根山、定山渓天狗山、神威岳あたりを連れまわしていこう。

 

山でコーヒー

 

今回も山頂で温かいコーヒーをいただいた。

 

これは本当にうまい。

 

以前はチタン製の食器一式を持っていた私だが、使わないのですべて処分してしまった。

 

でもこうして山でコーヒーを飲む愉しみを知ってしまうと、習慣化してしまいそうだ。そこで早速スチールのシェラカップを購入してしまった。ひとりで淹れるコーヒーはどんなものだろう?

 

そんなこんなで午前中にはそれぞれ帰宅して、日曜半日の山行を終えた。帰宅後はお風呂に入ってビール。こういうゆるい感じで満足できるのは、歳をとったからか、それとも成熟したからか?

 

とにかく楽しい休日を過ごせて満足。