先週の話になるのだけど、平日休みに神居尻山に登った。
ステップアップ登山の前半戦、それでいて花が多い山となると神居尻は外せないと考えた。
その3日前にアポイ岳に登った私としては、単純に比較してもこちらの方が易しいし、移動も楽だった。まあ、運転してもらったんだけど。
![増毛山地](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i80f2f852eca40574/version/1716805432/%E5%A2%97%E6%AF%9B%E5%B1%B1%E5%9C%B0.jpg)
予定より1時間早い午前3時に札幌を出発し、4時30分からBコースを登り始めた。
その甲斐あって、朝日に輝く増毛山地と雲海を眺めることができた。
左から浜益岳、群別岳、奥徳富岳、暑寒別岳への連なり。亡き父が暮らしていた浜益の黄金山も大きく見えた。
![シラネアオイ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i48189564336122a5/version/1716806108/%E3%82%B7%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%A4.jpg)
同行のM君は花に興味がなさそうだ。
そういう私も山歩きを始めた当時は同じだったよなぁ。
「花は山歩きの醍醐味だ」なんて価値観を押し付けるつもりはないが、動植物や歴史などの知識があると、登山がもっと楽しくなるのは確かだろう。
![アズマギク](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i4526c0865bac8ea9/version/1716806407/%E3%82%A2%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%82%AE%E3%82%AF.jpg)
アズマギクは好きな花の一つなんだよね。
でも崖っぷちに咲いているから、普通に歩いていると気付けないかもしれない。
![エゾノハクサンイチゲ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/i3e8d7b65d5cfe6ac/version/1716806572/%E3%82%A8%E3%82%BE%E3%83%8E%E3%83%8F%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B2.jpg)
ハクサンイチゲも好きな花。北海道に咲いているのはエゾノハクサンイチゲと呼ぶらしい。
「花の百名山」では富良野岳の花だったと思う。
山に何十年と通ってみると分かるんだけど、百名山を花という切り口で選ぶというのは、目の付け所がすごいと思う。だって時期と場所が限定的でしょ。
![コーヒー](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ibc13e67af690d89f/version/1716807441/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC.jpg)
M君と山に登るときは毎回お湯を沸かしてコーヒーを飲む。
これが本当にウマい。
軽く、早く、遠くという山行スタイルに慣れてしまうと非合理極まりないが、これもまたいい。
これまでの私には、こういう遊び心のようなものが欠如していたように思う。
![神居尻山](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf47b2cf0a041c862/image/ided77e0b9daef60c/version/1716807560/%E7%A5%9E%E5%B1%85%E5%B0%BB%E5%B1%B1.jpg)
神居尻山は何となく札幌から遠いように感じるが、峠もなく道路も直線的だから移動時間は少なくて済む。
先週登ったアポイよりも易しいし、山行時間も短いからお薦めしたい。
帰宅は午前9時。休日でも自分の時間がなかなか取れない人には良さそうだ。
さて、この4日後にオロフレ山を計画していたが、前夜に宴会があって午前3時帰宅となったのでキャンセル。次はいよいよ6月の山行です。