台風21号による台湾旅行への影響があり、ハノイでの滞在日数が2日も増えた。マラソン当日を除けば3日間も滞在する。ハノイの市街地でダラダラ過ごすのはちょっともったいない気がしてきた。
せっかくだから明日、あさってとツアーに参加してハロン湾へ行くとか、古都ホアルーへ行くとか、そういうことをしても2日間しかかからない。費用だってそこそこで済む。
でもなぜか気乗りしない。心の矢印が向かない。やりたいと思わないのだ。そもそもそういった観光地に魅力を感じないからなのかもしれないし、体調不良な今だからそう思うのかもしれない。つくづくフィジカルとメンタルとはパラレルな関係にあるものだと思う。
体調不良も今朝になってやっと熱が下がったけれど、未だ食欲はない。台湾料理の画像を見るだけでクドいと感じてしまうくらいだ。もっと優しい料理を食べたい。
今朝は早く起きてチェックアウト前に街歩きをするつもりでいたけれど、これもとり止めた。気乗りしないのである。
こんな心境を綴ったブログを書くことになんの価値がないことくらい承知しているけれど、書くことで気持ちの整理と解決への糸口が掴めるように思って書いている。ブログは長年続けてきた「私にとっての日常」、つまりいまは日常に戻ることが必要だと感じたのである。
そう、旅は非日常の世界だから、ついつい何かしないともったいないと考えてしまいがちだ。でも今回の旅は12日間もある。日常生活だって、2週間近く休みなしで働けば疲れるものだ。
私はこれまで自分のことをなかなかの旅上手だと思っていたが、実のところかなり下手くそだったと気付いた。
これまで弾丸旅行ばかりしてきた自分ならそれで良かったかもしれない。でも長旅はそうはいかない。いま私はこれまで経験したことがない新しい問題に直面しているのかもしれない。でもこうやって旅先で新しい発見や気付きが得られて良かったように思う。
この教訓を今後の旅のプランニングに活かしたい。