11月3日にハノイマラソンを走り、その後韓国へ寄り道をして昨日帰国した。
2週間不在にしている間、北海道は一気に寒くなってしまった。ツラい。
さて記憶から消え去ってしまう前に、ザックリとしたレビューを残しておこうと思う。あくまでも備忘録なので悪しからず。
海外マラソン延べ29レース目、ハノイマラソン
ハノイマラソンは今年で3年連続参加。今回も気持ちよく走れたし、何よりも楽しかった。
実は前週のエバー航空マラソンにも参加したのだけど、私には気温が高過ぎて思い通りに走れなかった。特に今年は日常的に走る習慣を欠いていたこともあり、前月参加したブタペストハーフマラソン同様、走るための基礎ができていなかったと認めざるを得ない。
エバー航空マラソンでは出走時刻の4時30分からすでに気温27℃もあった。寒い北海道から参加するには、暑さが何よりの大敵である。案の定序盤からかなり歩いてしまい、5時間45分もかかってしまった。その夜から喉の調子が悪くなり、翌日は熱が出て台中のホテルで寝込んでしまった。
調子が戻ってきたのが水曜日。次の日曜の早朝3時出走でハノイマラソンに参加するのだから、まともに走れる気がしない。
ハノイに到着した30日水曜夜は涼しかったが、31日木曜からは連日32℃まで気温が上がり、病み上がりの身体にはかなり堪えた。
ところが迎えた日曜日は、ハーフくらいまではキロ6分前後で刻み、最終的には4時間50分くらいで完走できた。私にとっては上出来である。
前年、一昨年より進化したハノイマラソン
さて本題。
2022年、2023年に続き、3年連続で参加していることは冒頭に書いた通りなのだが、レース運営が着々と進化しているように思う。
特に今年は顕著だった。
まずスタートとゴール位置が変わった。旧市街のドンキンギアトゥック広場から統一公園に移った。イベント終了後に観光客と混交しなくなり、比較的混雑が緩和されたように思う。
開始時刻も1時間前倒しになって3時出走になった。これにより、まだ比較的涼しい時間帯に競技を終えることができる。5時間かかってもまだ8時である。そもそもこの時期のハノイはそれほど暑くない。
もちろん日の出までの暗い時間帯が長くなるが、街灯や深夜営業している店舗があるストリートを走るので、一昨年のように暗くて全く見えないような場所を走ることは皆無だった。一昨年は距離表示すらなかったのだ。
最も大きな変化はコースだ。
大きな流れは変わらないものの、西湖一周の手前でロッテホテルハノイ付近まで南下して折り返す場面が追加されたり、特に10kmからハーフくらいの間で高架橋やアンダーパスを走るような場面が加わった。つまり、より幅の広い大きな道路を走ることになった。一方で高低差が加わったことにより、それなりに足への負担が加わった。
他にはこんな場面もあった。
前半、アスファルト舗装をしてまもなくの箇所を通過し、みんな足をペタペタと音を立てながら通過することがあった。地面から熱気が伝わって来るくらい、直前に施工したばかりだったと推測される。裸足のランナーには厳しい場面だったに違いない。
交通統制やボランティアによるエイドに関しては、前年通り厚みのあるサポートだったと思う。特にこの大会のボランティアさんは献身的だと思う。
コースそのものが変更になったことにより、そもそも一般の交通と混交する箇所が減った。あれはあれでハノイマラソンの魅力でもあったが、やはりレースだから一般の交通と棲み分けをすべきなのかもしれない。誘導員の負担も軽減されたのではないだろうか。よって昨年までよりもスムーズに走ることができた。
あとは一部のランドマークに関しては、通過しない箇所があった。私の記憶では、国旗掲揚台、チャンクオック寺、文廟、Phủ Tây Hồが割愛されたと思う。
それと応援者も減ったように思う。実質、最後の残り3kmくらいに集中し、その他の応援者はほとんどいなかったのではないか。それでも、盛り上げてくれるチームが多いのもこの大会の特長だと思う。終盤は感動して毎回涙腺が緩む。
総合的には、楽しいレースであることに違いはない。できれば来年も走りたい。
※動画を公開したらまたお知らせします。
お気に入りの香港マラソンのTシャツは今回で最後にしようと思っていた。走った後は現地で捨てて来ようって思っていたが、なぜか帰宅後に洗濯している私であった。次のローママラソンで最後にしようかな。モンベルのクロスランナーベスト3はエバー航空マラソンでも使ったみて快適。いい買い物だったと思う。