昨日のお昼過ぎに北京入りして、最低限の観光を済ませた。
今日はソウルを経由して札幌へ帰るだけ。しかし帰るまでが遠足である。
移動の話ばかりになるので、最後に費用の総額をまとめて全13回のブログをおしまいにしよう。
それにしてもこれだけ書けば、kindle本くらいのボリュームになるかもしれない。
北京からソウルへ
最終日。5時に目が覚める。
室温が低い。気温は10℃以下だろう。北京は寒いのである。
6時前に部屋を出ると、廊下におじさんがいた。たぶん受付の人なんだろう。
「そのまま退出していいよ~」みたいな雰囲気のことを言われたのでそうする。
フロントへ行くと、電気が消えて真っ暗だった。
カウンターには手書きで”部屋のキーカードを置いてそのまま退出して結構です”みたいな感じのことが書かれていたのでそうした。日本人はまあまあ漢字が読めるから、わざわざ翻訳アプリを使わなくても、だいたいの意味は察することができる。
さらにカッコ書きで”私を起こさなくてもいいです”とあるので、きっとここで寝ているのだろう。
昨日も書いたが、おそらくワンオペだと思う。全ての予約客がチェックインしたら翌日のお客が来る時間帯まで部屋の清掃。空港ホテルだから、みんな早朝に発つのだろう。朝早くから部屋の掃除と準備ができそうだ。そしてまた受付業務。それを何人かでシフトを組んでやっているのだと思う。
そうしないと採算が合わないと想像すれば、この価格帯で宿泊できることに感謝せねばなるまい。
飲食宿泊の業界はいろいろ大変なのだ。それなのに消費者は好き勝手なことを言って、一方的に口コミで悪い評価をする。消費者として、もう少し想像力を働かせたいものだ。
見た通り経年劣化が激しい老舗ホテルだったが、私にとっては普通に過ごせた。
徒歩でターミナル2へ。建物の中には入らず、そのままターミナル3行きの無料のシャトルバスに乗る。
ターミナル3に到着。6時台だけど賑やかだ。
バスにはT2 to T3と書かれていて、どの国から来た人でもすぐに分かる。頻繁に運行しているので待ち時間もない。
ずいぶんとあちらこちらから日本語が聞こえてくるなと思ったら、私が乗るソウル行きの20分前に全日空の羽田行き、10分前に日本航空の羽田行き、同時刻に中国国際航空の羽田行き、と立て続けに日本行きがあるみたい。
ボーディングパスは既に持っているから今日も朝イチでスタバへ。もちろんカプチーノ。幸せ過ぎる♪幸せは意外と近いところにあるものだ。
お値段は広州のそれより11元高い。理由は空港だから?スターバックスリザーブだから?
T3から国際線に乗るとき、T3C(メインターミナル)で手荷物検査を受ける。その後サテライトターミナルT3Dを経てT3Eへ移動する。T3Dではドアは開かない。たぶん国内線専用なのだろう。
朝でなければ絶対に入っているであろうビール専門店があった。T3Eに到着すると出国審査があり、出国後はこのように飲食店や免税店もある。
8時45分発の中国国際航空ソウル行き。13日間で3回もソウルへ行く私。
CA123便の機材はA321-200。通販の電話番号みたいだ。ソウルまで2時間足らずだけど、時差が1時間あるので到着は11時半になる。
フライト時間が短いとは言え国際線である。軽めの機内食も出た。朝はこのくらいでちょうど良い。
ソウルから札幌、そして次の旅へ
仁川空港に到着。
この旅で3回目の仁川空港。今回はイースタージェットに乗り換えるので、いったん入国してチェックインすることにした。
タッチパネルのホーム画面は航空会社を選択する画面になっている。航空会社によってサイズが違うのはなぜ?
ソウルでは前回行ったお店で韓定食を食べたかったんだけど、ちょうどお昼時で混雑して入店待ち。
出国していつもSKY HUB LOUNGEへ行こう。
SKY HUB LOUNGEも入店待ちだったので、Matinaラウンジに入ってみた。料理はこちらのほうが本格的。今度からこちらにも来よう。
124番搭乗口付近にはCUもあった。いやぁ、便利になってきた。
待ち時間を利用して8月のバリ島行きの航空券を予約する。4月の中国、5月の韓国、6月のカンボジアの旅が確定しているので、4つ先の旅計画となる。エアアジア、ソウル発着クアラルンプール乗り継ぎでバリ往復2万7千円はいい。でも、結局3万5千円で羽田から往復することにした。ANAの札幌ー羽田往復を含め、札幌ーバリ島往復の合計は5万2千円となった。
新千歳への帰国フライト。往路に等しく、復路もずっと寝ていた。油断して動画も画像も撮っていない。スミマセン。
夕方に新千歳に到着。12泊13日の旅はこれにておしまい。明日から仕事。そしてのどが痛い。風邪の兆候が。
札幌に着いて地下鉄に乗る。自宅が近くなると、どうも違和感を感じて落ち着かない。ここは自分が帰る場所なのだろうか?そして自分はなぜこの地に住んでいるのだろう?と思い悩む。
旅は薬でもあり、毒なのかもしれないと思った。まずはお風呂に入って眠ることにしよう。考えるのはそれからだ。たぶん日常に戻ればこの感覚はすぐに忘れるだろう。
最後に費用に話。計画時点の話と重複するけれど、修正を加えてある。
航空券
| 内容 |
費用 |
| 往復|札幌ーソウル(イースター航空) | ¥29,140 |
| 往復|ソウルーアブダビーローマ(エティハド航空) | ¥103,670 |
| 往復|ローマーアテネ(ITAエアウェイズ) | ¥23,180 |
| 片道|ソウルー香港(香港航空) | ¥14,120 |
| 片道|香港ーダナン(香港エクスプレス) | ¥10,900 |
| 片道|ダナンー香港(香港エクスプレス) | ¥17,290 |
| 片道|広州ー北京ーソウル(中国国際航空) | ¥16,540 |
| ローマーアテネの払い戻し | ▲¥40,900 |
| 小計(13フライト) | ¥173,940 |
宿泊費
| 宿泊日 | 内容 |
費用 |
| 1泊目 | 機中泊1泊 | ¥0 |
| 2・3泊目 | ローマ2泊(ドミトリー) | ¥17,943 |
| 4・5泊目 | アテネ2泊(ドミトリー) | ¥5,770 |
| 6・7泊目 | 機中泊2泊 | ¥0 |
| 8泊目 | 香港1泊 | ¥3,088 |
| 9・10泊目 | ダナン2泊 | ¥7,764 |
| 11泊目 | 広州1泊 | ¥4,118 |
| 12泊目 | 北京1泊 | ¥3,519 |
| 計13泊 | 小計 | ¥42,202 |
マラソンエントリー、入場料
| 内容 |
費用 |
| ローママラソンエントリー | ¥17,708 |
| ダナンマラソンエントリー | ¥11,532 |
| バチカン美術館入館料 | ¥4,095 |
| コロッセオ入場料 | ¥2,948 |
| アテネ共通チケット | ¥5,048 |
| シェイク・ザーイド・グランド・モスク入館料 | ¥0 |
| 天安門広場入場料 | ¥0 |
| 小計 | ¥41,331 |
食費、鉄道、eSIM等滞在費
| 内容 |
費用 |
| 食費、鉄道、eSIMなど | ¥44,740 |
したがって、12泊13日の旅の合計は¥302,213。
1日あたり¥23,274なので、パフォーマンスはそこそこだろうか。
お金が貯まったら旅に出て、お金がなくなったらまた働く。そんな旅人みたいな生活の会社員版だと思った。きっと私は一生こんな生活を送るのだろう。
次の旅は4月中旬の中国。その前に動画を仕上げてアップする予定です。読んでくれてありがとう。