
4月18日から23日まで5泊6日で中国へ行ってきたので、記録を残しておこうと思う。
メインイベントは青島マラソンの参加。
今回はブログより先に動画を作成してYouTubeに上げてある。ブログほど断片的でないので、興味がある方はそちらをご覧いただきたい。
計画段階のブログはこちら。
新千歳から春秋航空で上海浦東へ

出発日の4月18日はいつもと変わらず、5時に目が覚める。
今回の旅で行く場所をチョイスして調べたり、次の旅行の準備もこういう時間があるときがチャンスなので、Kindleで旅行ガイドもダウンロードしたりしておく。移動中に観るアニメのダウンロードやワンピースの最新巻も購入しておく。

11時に自宅を出て、12時15分に空港に到着。
チェックインして昼食をとって機内へ乗り込む。札幌〜上海は約4時間かかる。那覇へ行くのと変わらない。
68番搭乗口から71番搭乗口へ変更になったと思いきや、今度はさらに40分遅延するとのこと。結局搭乗完了して動き始めたのは15時20分を過ぎていた。

今回の旅行から投入する新アイテム。
3月のローママラソンの旅で充電速度の遅さに辟易していたので、帰国後に速攻購入。これが大変すばらしい。今年のベストバイかもしれない。
急速充電機はわずか32gで、ほぼ3cm角の立方体なのでサイズ感も手頃。ミニマムな旅との相性がいい。充電器側の端子もUSB-Cなので、C-Cのケーブルも一緒に購入。「絡まないケーブル」と言われるだけあって、シリコン製の素材がしなやかで使いやすい。
ちなみに中国本土ではプラグ変換器は不要で、Aタイプの電源プラグがそのまま使える。

先月羅湖から深圳へ入境した際、入国審査に時間を要した。
その経験を踏まえ、今回はアライバルカードの裏面にある「直近2年以内の渡航先」もしっかりと記入した。正確に言えば、査証欄にスタンプが押されている国だ。
身なりも重要だが、こういうのもキチンとしておきたい。入国審査官に悪い印象を与えることはないと考えたからだ。

機内ではアニメを観る予定だった。でも、気流の関係でずっと揺れが酷くて寝ることにした。すぐに乗り物酔いするタイプの私である。

浦東空港到着は18時半頃。初めてターミナル2に着いた。
それから新しい地下鉄(市域機場線➤suburban train)に乗って移動。
市域機場線は24時間運転しているような情報もある。実際は浦東空港始発が6時5分、終電が22時5分と地下鉄2号線とほとんど変わらない。
アリペイのQRコードでそのまま乗車できる。

この路線は虹橋空港まで途中の停車駅が4駅しかない。虹橋空港の一つ手前の中春路站まで40分もかからなかった。ちなみに私が購入したeSIMはずっと通信圏外だった。

明日は虹橋空港直結の虹橋火車站から高速鉄道に乗るので、一駅手前の中春路から9号線で3駅先の合川路至近のホテルを予約した。
中春路站から地下鉄9号線への乗り換えは直結になっているのに、知らずに一度改札を出た。無知とはこういうことである。

地下鉄で一駅のところに七宝があるので、1年ぶりに七宝老街へ寄ってみる。
金曜日の20時過ぎのわりには人が少ない。人気があまりないためか、それとも時間が遅いからだろうか。
パンデミック後、中国は景気後退が著しいと耳にする。そういった視点で観光地を歩いたり、ローカルなショッピングセンターや人々を観察するのも悪くない。

中国の大都市は、地下鉄が充実しているので本当に助かる。しかもたいてい100円未満で済む。
繁華街、空港、鉄道駅、どこへ行くにも地下鉄1本だ。この利便性と費用において、私の旅行スタイルとの親和性がとっても高い。
これもいま私が中国旅行にハマっている理由の一つだ。

同様にコンビニも旅には欠かせない。これは国内にあっても同じことだ。生活に欠かせない存在になっていると言える。
上海には日本でおなじみのファミマ、ローソン、セブンイレブンもあるし、地元のチェーン店だってある。
キャッシュレスという点においても、言葉の壁がある旅行者との相性がいい。
日本企業は依然としてDXやAIの活用が遅れているなんて言われているが、こうして利用者の立場になってみると、航空券と宿泊先の予約、公共交通、タクシーやライドシェア、シェア自転車、飲食店の予約や注文、コンビニや自販機での買い物といったあらゆる場面でDXの恩恵を受けていることに気付く。
地図で現在地や行き先を確認するのだって、旅行情報を検索するのだって、スマホとAIが無い時代とは隔世の感がある。

最近の中国では、こういうタイプの自販機が急増しているようだ。
決済はスマホのQRコードを読み取って完結。商品は冷蔵庫の中から自分で取り出す。
利用者も便利だし、省スペースで設置コストも安いと思われる。商品を陳列する人も楽そうだし、商品の形状が規格外でも柔軟に対応できるだろう。アプリ上の商品画像と価格設定、在庫状況の管理システムもそれほど難しくなさそうだ。
日本の自販機はどんな僻地へ行ってもあるので確かに便利だ。でも、今後はこういうスタイルとハイブリッドになれば、無人店舗網が充実してもっと暮らしが便利になりそうだ。人手不足の問題も解決しそうだし、キャッシュレス化も一層進むだろう。

宿泊先には22時過ぎに着いた。
今日の部屋は窓がなくて、ベッドだけのシンプルな作り。シャワーとトイレが一緒になっている。バスタブが無いのでシャワーを使うとトイレの床もびしょ濡れになってしまう。でも一緒に洗えてしまうと考えれば、ある意味では便利なのかもしれない。
お湯はしっかり出るし、アメニティ付属で1泊3,907円。金曜日の上海市内でこの価格なら十分だと思う。
香港やシンガポールはもちろん、東京、台北、ソウルでこの価格帯で泊まれるホテルはない。日本から近くて物価が安い、便利で清潔度も高め。私がいま中国旅行を推している理由の一つでもある。
ちなみに航空券、高速鉄道、宿泊、マラソンエントリーを除く滞在費(地下鉄、飲食、コンビニ)は、6日間で1万円以下だった。
➤2日目に続く。