雪がない11月上旬の岩内岳登山|しつこく夏山を楽しみたい方向け

山行日2014年11月6日

更新日2018年9月18日

 

こんにちは!やまたび北海道のコモ子です。

 

今日は11月上旬の岩内岳のお話です。

 

 

北海道の夏山シーズンは、5月と11月がまったくもって中途半端で、シーズンの終わりは11月3日の文化の日とよく言われています。

 

でも、もちろんもう少し遅くでも登ることができる山だってあります。

 

その1つが岩内岳。ニセコの端っこです。

 

アクセスが良くて、登りと下りを合わせた全行程は5時間程度。初心者向けの易しい山なんです。

 

11月は、1年で最も日中の時間が短く晴れる日も少ないので、3時間から5時間くらいで歩ける山がちょうどよく、天気が急変して一気に冬山の様相になってもリスク対処がしやすくなります。

 

そこで今回は、2014年11月6日の山行記録をもとに、岩内岳の様子をご紹介します。

 

なお、北海道夏山ガイドでは第1巻「道央の山々(札幌、支笏・洞爺、ニセコなど)」で紹介されています。

 

 

ニセコの紅葉は終わり風強く寒々しいが、虫がいないのが吉

岩内岳

 

岩内岳は、岩内町から積丹半島にかけての見晴らしが良くて、この景色を見に来るだけでも十分な価値があります。

 

 

札幌から出かける場合、最短の小樽経由でも100km程度があるため、登山口まで約2時間30分くらいを要します。

 

それでもこの時期ですと、それほど朝早くから登る必要がないでしょう。あまり朝早いと山頂付近がガスに覆われている可能性も高いので、むしろ明るくなってから出発したほうが、いいかもしれませんよね。

 

岩内岳の麓には温泉が点在していますし、道道66号岩内洞爺線「ニセコパノラマライン」のドライブを楽しんで、ニセコ方面から中山峠経由で帰ることもできます。

 

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さて、登山口となるのは岩内スキー場。ヒュッテの駐車場へのチェーンがかかっていなければヒュッテの脇に、チェーンがあって進入できなければその下にある広場に駐車します。

 

最初のうちはしばらく古いスキーリフトの沿って登り、1時間半くらいかけて6合目付近を過ぎるまでは森の中です。

 

7合目近くになると森が開けてきて、2回目の休憩を入れようかな、と思い始める頃になると、岩内市街地方面に見晴らしが良くなりはじめます。

 

岩内岳7合目

7合目くらいまでは、多き目の石がミックスした登山道。落ち葉が多く、もうすぐ本格的な冬ですね。

岩内岳8合目

8合目近くになると、雪が現れはじめますが、まとまった雪はまだありませんでした。


岩内岳9合目付近になると、ガレ場となって遮るものがない

岩内岳9合目

 

8合目を過ぎると植生がまばらになり、9合目まで登ると完全にガレ場が続きます。

 

訪れた時にはかなりの強風となり、ガスもかかっていました。

 

わずか1,000mくらいの山ですが、この辺りでは大雪山系の高山限界に達したような雰囲気を体感できます。

 

こうして冬まで秒読み段階なって来ることで、登山経験が少ない方にとっては、貴重な経験を積むことができるかも。登山は安全が絶対的に第一義ですが、大自然に対して純粋に憶病になれる正常な感覚を養う必要もあると思うのです。

 

そういった感覚を身につけることで、無理に山頂へ登るのを諦めて引き返そうとか、登山口まで来たけれど今日は中止しよう、という判断ができるようになると思います。

 

樽前山あたりと一緒で、突風が吹くと遮るものがないので、雪山に準じた判断力を養うこともできるでしょう。

 

ここまで登ると山頂はもう目と鼻の先です。

 

山頂からの日本海の景色と、ニセコ連山の山並み

岩内岳

 

午前10時前に山頂に到着。あいにく視界がききません。

 

下界が晴れていたことと、風が強くて雲の流れが早いこともあり、山頂で少し粘ってみることに。せっかくなので、ニセコ連山の眺めも見たいですよね。

 

1段だけ低い場所に身を隠すだけで、ほぼ無風になるような場所を見つけたので、そこで大休止。雷電山や目国内岳方面が見えるのを待ちます。

 

40分くらい待ったでしょうか。

 

岩内岳山頂

 

目国内岳の山頂はガスに包まれたままでしたが、それでも山肌の大部分は見えるように。

 

一部にはまとまった雪が付いている場所も見え、まもなく長い冬がやってくるのを実感できることでしょう。

 

本格的な雪山シーズンを前に、しつこく夏山を楽しみたい方に向けて記事を書いてみました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。