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日本百名山、日本二百名山、日本三百名山|北海道26山まとめ

 

こんにちは!コモ子@やまたび北海道(@ComocoHk)です。

 

この記事では、北海道の山々のうち、日本三百名山に選定されている山々ついてまとめてみました。

 

北海道から選ばれている山は、全部で26あります。

 

そのいずれもが、「新版 北海道百名山(山と渓谷社)」と「北海道の百名山(北海道新聞社)」を合わせた118山の中に選ばれています。

 

 

日本百名山に選定されている山々

 

まずは、深田久弥の日本百名山に選ばれている9つの山々から。

 

私見を交えて、簡単にご紹介していきます。

 

なお、私が登った時のブログへのリンクも貼っておきますので、よろしければそちらもご覧ください。

 

旭岳

大雪山(旭岳)

大雪山の主峰で北海道で最も標高が高いものの、登山の難易度はそれほど高くありません。この山だけを単独で登るのならば、9月中旬の紅葉シーズンを目がけて裾合平とセットで紅葉を楽しみたいところ。時間に余裕があれば、御鉢平をぐるっと回って、表大雪を満喫したいですね。

2019年8月のブログへのリンクはこちら

トムラウシ山

トムラウシ山

大雪山の奥座敷」と呼ばれるトムラウシ山。道内在住者でも憧れる山の一つです。十勝側の新得町から登るのが最短ですが、天人峡高根が原を縦走するルートも魅力的。表大雪からの縦走路を歩きたい、という夢を実現するために再訪する方も多いようです。

2017年6月のブログへのリンクはこちら


利尻山

利尻山

日本最北端の百名山。鴛泊(おしどまり)から往復9時間程度で登頂できるものの、稚内とを結ぶフェリーとの連絡の関係で、島内1泊は必須。夏山適期は6~9月頃。道外からならば利尻空港への航空便が便利です。隣の礼文岳や最北の宗谷岬観光も併せて楽しみたいですね。

2017年6月のブログへのリンクはこちら

羅臼岳

羅臼岳

知床連山の最も手前に位置し、難易度も高くない。せっかくなら知床連山の縦走を楽しみたいところ。ヒグマの遭遇確率が高く、交通機関の問題もアリ、羅臼岳単独で登る人が多いようです。何と言っても遠いので、1度のチャンスを生かして知床硫黄山までの縦走にチャレンジしてみたいですね。

2017年7月のブログへのリンクはこちら


羊蹄山

羊蹄山

通常は羊蹄山(ようていざん)と呼びますが、後方羊蹄山(しりべしやま)と言われることも。夏山適期は6月中旬~10月中旬頃ですが、4つのコースのうち、京極や喜茂別コースは雪解けが遅め最も登られているのは真狩コースです。

2017年9月のブログへのリンクはこちら

十勝岳

十勝岳

十勝連峰の主峰で、特徴ある三角錐が遠くからでもよくわかります。アクセスや登山時間など、標高のわりにはハードルが低いので、この山単独で登るのはもったいないところ。隣の美瑛岳、または富良野岳と上ホロを合わせて日帰り登山を充実させたいですね!


幌尻岳

幌尻岳

日高山脈から唯一選ばれた日本百名山。他の8座とは一線を引く難易度で、山に慣れ親しんだ人なら日高特有の難しさがわかりますが、そうでなければ登ってみて初めて気付くかもしれませんね。主に幌尻山荘から往復されているようですが、できればチロロ林道から日高らしさを楽しんでもらいたいと思います。

斜里岳

斜里岳

道東で最も美しい山容を誇る山の1つで、斜里町の市街地を挟んだ海別岳(うなべつだけ)と対照的に、男性的な姿が素晴らしいんです。清里町の新道コース、旧道コースがメジャーなルートですが、静かな三井コースもなかなかです。利尻山や羊蹄山よりも行動時間が短いため、見た目ほど困難ではありません。


雌阿寒岳

雌阿寒岳

日本百名山に記されている阿寒岳とは、雌阿寒岳と雄阿寒岳(おあかんだけ)の総称と捉えるべきでしょうか。登りやすく人気があるのは断然こちらの雌阿寒岳。標高もこちらの方が高いんです。夏期ならば阿寒富士とセットでも楽勝なので、できれば4月頃の残雪期に登って、この山のもう一つの魅力を知ってもらいたいですね。


日本二百名山に選定されている山々

ペテガリ岳

ペテガリ岳

南日高を代表する1座。東西の尾根に夏道があったのですが、西尾根は事実上林道が不通、東尾根はほぼ廃道です。縦走も一般登山者にとってはあり得ないため、神威山荘方面から山越えをしてペテガリ山荘に到達し、西尾根を登るのが一般的です。

カムイエクウチカウシ山

カムイエクウチカウシ山

日高山脈の第2峰。中日高では1839峰と並んで存在感があり、山に親しむ誰もが憧れる山でしょう。日帰りは困難で、八ノ沢出合や八ノ沢カールで1泊~2泊して登られます。林道歩き、札内川歩き、八ノ沢登りを楽しめますが、チャンスは少なく、7月下旬~9月上旬の実質2か月間くらい。


ニペソツ山

ニペソツ山

この山は、近隣の山々や下界から見るとそんなに魅力的な山容をしていないのですが、前天狗まで登って対面したときの感動は誰しもが「うわー!」っ叫ぶほど素晴らしいんです。そんなドラマがこの山の一番の魅力なので、晴れた日を推奨します。

石狩岳

石狩岳

ニペソツ山と並んで、おススメしたい東大雪を代表する山。隣接する音更山、ユニ石狩岳(ともに北海道百名山)とを結んだ周回ルートは、夏山ハイクのステップアップコースとしても有名。ニペソツ山と並んで平成28年の台風被害によって遠い山となりました。


芦別岳

芦別岳

富良野盆地を挟んで十勝連峰と対峙した場所に位置し、山頂からの眺めが素晴らしいんですよ。旧道コース、新道コースを繋いだ周回コースで登ることができれば、大きな満足感が得られるでしょう。日高山脈や大雪山系の稜線から雲海に浮かぶ山頂が魅力的です。

夕張岳

夕張岳

夏の夕張岳は東西から2コースが開かれていて、大半は夕張側の大夕張コースから登られています。難易度も中級者向けで、有名な高山植物帯を通るので人気のあるコースですが、林道が開かれる約3か月間に登山者が集中するため、週末は大変混雑します。


駒ヶ岳

渡島駒ヶ岳

札幌から函館への運転中、この山が左前方に見えるようになると、もうすぐ函館と思えるようなランドマーク。標高は低いのですが山容は立派で、天気が良ければ噴火湾を挟んだ室蘭方面からも美しい姿を確認できます。登山には火山情報を併せて確認しましょう。

樽前山

樽前山

札幌近郊、支笏湖周辺の山で、活火山のため草木がほとんどない上部は、冬に完全に真っ白になりとても目立ちます。登山レベルは初心者向けですが、火口周辺を歩いて移り行く様々な景色に満足感が高く、リピーターもたいへん多いんですよ。


暑寒別岳

暑寒別岳

暑寒別岳は無雪期も残雪期も多くの登山者で賑わい、初夏は多くの高山植物を楽しむことができます。やや長丁場になるものの、雨竜沼湿原、南暑寒岳を経由してこの山に登ると、たいへん登り甲斐があります。天気が良ければ石狩湾を挟んで札幌近郊まで見渡せます。

天塩岳

天塩岳

 道北では利尻山に次いで2番目に標高が高い山。比較的登りやすく、日帰り登山としてはちょうどいいスケールかもしれません。表大雪や北大雪に人気の山々が多いため、やや見劣りする感もありますが、一度は訪れたいところです。


日本三百名山に選定されている山々

大千軒岳

大千軒岳

松前半島に位置し、標高はそれほど高くないものの、沢沿いに歩き尾根の急登もあります。山頂付近は大きなお花畑があり、草原が広がっています。ここから見渡す渡島大島の姿も印象的です。札幌からの遠征だと、函館観光などと合わせて訪れたいですね。

神威岳

神威岳

南日高ではペテガリ岳と並んで有名で、日高山脈屈指の急登でも知られています。長い林道を経て神威山荘に至り、沢、尾根という日高らしいルートを満喫できます。林道が開く時期と、残雪、マダニを考慮すると、適期が少ないかもしれませんね。


オプタテシケ山

オプタテシケ山

十勝連峰の最北に位置し、十勝岳や美瑛岳と並んで盟主にふさわしい風格があります。表大雪から縦走すると、最も厳しい登りとなり、最短ルートの白金温泉側から単独で登るにしても、アップダウンを伴うロングコースとなります。白金温泉側は林道ゲートがあるため、車で登山口まで進む場合は、ゲートのキーについて確認が必要です。

ニセイカウシュッペ山

ニセイカウシュッペ山

表大雪の山々と層雲峡を挟んで対峙する山で、旭川紋別道からも大きなその姿を確認できます。登山口へは、林道でかなり奥まで進めますので、歩行距離はそれほどではありません。林道ゲートはダイヤルキーで施錠されているので、事前に確認を。通称「アンギラス」の眺望がすばらしいんですよ。


余市岳

余市岳

札幌市で最も高い山。もっともキロロから登ると、小樽、赤井川と経て登山口に至るのですでに札幌市いう実感はないかもしれません。この山の魅力はやはり残雪期でしょうか。夏は登山口までの林道歩きが加わったため、昔に比べてロングコースになりました。

ニセコアンヌプリ

ニセコアンヌプリ

ニセコ連山の中では最も標高が高く、知名度も高いのですが初心者向けのレベル。羊蹄山、尻別岳と並んでこの近辺の景観を作っています。ニセコ連山は魅力ある山が揃っており、温泉も豊富なので、雪の時期も含めて通年で訪れたいところですね。


狩場山

狩場山

狩場山地の最高峰で、日本海に面しているため、遅くまで雪が残ることで有名です。隣の大平山(おびらやま)と並んで高山植物が豊富で、青い空と緑、白く輝く残雪と、初夏の山旅をきっと楽しませてくれますよ。


 

とても簡単なまとめですが、概要は伝わったでしょうか。このページをきっかけに、1人でも多くの方に北海道の山々の魅力が伝われば幸いです。中には体力や経験、技術を伴うような難しい山もあります。十分な情報収集をして、万全の態勢でお出かけください。