長万部岳の山歩き|札幌から日帰りできる初心者向けの易しい山

 

長万部岳は古くからスキーの山として知られ、麓には有名な二股ラジウム温泉があります。夏山としても比較的盛んに登られており、黒松内岳のページでも触れましたが、札幌から日帰りできるちょうど良い距離なので、訪れやすい山の1つです。

 

夏山シーズンとしては、大雪山系や日高山脈の山だとちょっと早い5月~6月中旬くらいか、雪が降り始める直前の10月~11月初旬に訪れるのがいいでしょう。

 

今回は黒松内岳とセットで登ってみた時の記録を綴ります。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

5合目までは林道と古い作業道跡をたどる

 

黒松内岳から下山して、引き続き長万部岳へ向かいます。

 

林道は黒松内岳の方が長いのですが、天気が良くて道もきれいなので気持ちよく走れます。

 

でも、低山と言えども再び次の山に登るというのは、精神的な負担が大きいのは否めません。かなり鍛えられます。

 

長万部岳の登山口はすでに満車でした。大きな車が停まっていることから、ガイドツアーが入っているかもしれませんね。

 

コモ子の乗ってきた小さなバイクは、どこに停めても邪魔になるようなものではないでしょうが、未舗装の駐車場で車の横に強引に駐車すると、万が一倒れた場合、相手の車に与えるダメージは傷どころでは済まないかもしれません。

 

 

念のために下の駐車スペースに停めることにしました。

 

これから数時間も山を歩こうとしているのに、僅か数百メートルの距離であっても、何としても車で行けるところまで行こうとする心理に、みなさんは矛盾を感じることってありませんか?

 

車は安全な場所に停めるのがマナーですよね。

 

さて、黒松内岳で準備運動は完了しているので、林道を走って5合目まで駆け上がります~

 

 

鉱山跡地で一休みをしつつ、山頂を眺めます。時間は正午前。

 

ここからがハイキングコースになり、道がこれまでとはガラリと変わります。

 

若干雪が残り、残雪を詰めていくとどうも藪が濃くなり、山頂部が左後方へ遠ざかっていくことから、直感的におかしいと気付きます。

 

引き返してみると、左側にテープがぶら下がり道が付いています。これで約10分のタイムロスになりました。

 

道迷いは標高が低いほど起こりやすいので、注意が必要ですね。

 

羊蹄山からアンヌプリ、雷電山まで一直線に並ぶ

 

最後の登り斜面に差し掛かると、羊蹄山からニセコ連山が一直線に並んだ景色を眺めることができます。

 

カタクリのお花でしょうか、ところどころに咲いているのに癒されます。

 

遠くには先ほど黒松内岳からも見えた大平山も眺められます。

 

山頂からは残雪の狩場山がステキ

 

山頂からは狩場山や大平山、噴火湾を挟んで渡島駒ヶ岳、積丹半島も見渡すことができます。

 

山頂で休憩中したいた数人のうち、コモ子に話しかけてくださった方が、とてもお話し上手な方で、登山口までずっと会話をしながらご一緒させていただきました。

 

連絡先を交換し、近いうちに大千軒岳に登ろうと意気投合して別れました。

 

大千軒のお話は実現していませんが、たった1度の出会いをそこで終わらせず、2度以降に繋げられるといいですね。

 

趣味の世界は生涯続く可能性が高いので、忘れたころにどこかの別の山で偶然再会してご一緒するかもしれませんね。