今月初めに長野県を訪れたとき、長野県の観光資源の多さに思わず驚いてしまった。
観光資源という点では僕が住んでいる北海道も似たり寄ったりだけど、本州とは陸続きになっていないという点において、ちょっと特別なのだと思う。
また、北海道はスケールの大きさと独特の景観、長い冬や気温差、それとグルメがセットになって魅力を感じさせるのだろう。
その点、長野県は山に特化していると思う(僕の色眼鏡でそのように見えるのかもしれないが)。
北・中央・南アルプスをはじめ、八ヶ岳周辺の蓼科や霧ヶ峰、美ヶ原、妙高戸隠連山の南部、上信越高原の西部、秩父多摩甲斐の一部など山々に囲まれていて、深田百名山はなんと29座、二百名山は23山、三百名山は17座もある。
300分の69。実に23%もの名山が長野県1県に集中していることになる。
圏外の周辺にも白山や谷川岳、日光の山々もあり、月初の旅行でも尾瀬から半日もかからずに移動ができる距離だった。
こんな恵まれた場所があるのにもかかわらず、長期滞在しないなんてもったいないと心底思っていて、我が人生のどこかのタイミングで移住、もしくはワンシーズンでも滞在してみたい。
できれば50代前半に実現したいと思っている。
決して北海道が飽きたわけではないが、生きられる時間は限られている。
より新鮮味を感じる方に重きを置いて、充実した日々を過ごしたいものだ。
悔しいがこんな景色は北海道ではなかなか見ることができない。日高山脈の険しさとはやはり異なるしスケール感もまるで違う。飛行機の減便・欠航が相次ぎ、残念ながら今年は計画より少ない2回しか行けなかったけれど、2回とも大きな満足感が得られた。
自分にとって未踏の地に足を踏み入れることは、僕にとってこれ以上ない大きな喜びを感じるもの。長野県に滞在すればそんなプレゼントを毎日受け取れそうだ。