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宮古島|エメラルドグリーンの海の上をランニング〈前編|来間大橋〉

来間大橋

 

宮古島には、距離がもっとも長い伊良部大橋と筆頭に、来間大橋池間大橋と3つの長大な橋がマリンブルーのの浅瀬の上に架かります。

 

その中でも特に、池間大橋から眺める景色は本当に極上としか言いようがありません。巷では池間ブルーとも呼ばれているようで、そのためだけに宮古島へ訪れても十分に価値があると断言します。

 

それぞれの橋はかなり長いものの、橋の途中では駐停車禁止。他のクルマの迷惑にならないように減速せずに一気に通過するのはちょっと惜しいですよね。

 

島内は時速30km~40kmくらいで運転している人が多いのですが、それでもわき見運転は禁物。できれば車から降りて徒歩で渡りたいところです。

 

 

 

3つの橋の概要

 

この記事では3つの橋をそれぞれ紹介していきますが、まずは冒頭に3つの橋の概要をサラッと説明します。

 

そのうえでこの記事の後半では、来間大橋について触れていきます。

 

伊良部大橋

伊良部大橋

 

伊良部大橋死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 新日本編の中でも紹介されていて、無料で通行できる橋としては日本最長の長さを誇ります。橋と取り付け部を合わせるとその長さはなんと6.5km。

 

この橋は宮古島伊良部島とを繋ぎ、他の2つの橋よりもずっと新しいことも特徴の一つです。過去に宮古島へ行ったことがあっても、伊良部大橋はまだ未経験という方もきっといるのではないでしょうか。

 

スカイマークジェットスター下地島入りしてみやこ下地島空港を利用する場合、宮古島への移動のためにこの橋を必ず通過します。

 

 

池間大橋

池間大橋

 

こちらは宮古島の北部と池間島とを結ぶ橋。

 

3つの橋の中では最も古くて距離も短いのですが、一方で最も沖縄らしさを感じられるのがこの橋だと思います。

 

橋の両脇が全てマリンブルーの海。日本国内にもこんなに素晴らしい場所があったのかと感動すること間違いなしです。

 

来間大橋

来間大橋

 

最後は来間(くりま)大橋

 

宮古島南西部と来間島とを結ぶ全長1,690mの橋で、与那覇前浜の白砂のビーチから一直線に伸びるシルエットが魅力的。

 

対岸の来間島にある竜宮城展望台からもすばらしい景色が一望できます。

 

3つの橋をゆっくりランニングで駆ける

 

さて、せっかくの宮古島。クルマを使ると一気に通過してしまうため、今回はランニングで駆けてみることにしました。

 

順序としては、まずこの記事内でこれから紹介する来間大橋、次いで伊良部大橋、最後に池間大橋の順番です。ちょうど宮古島の西側を半島時計回りに移動する感じです。

 

すべての橋には基部に駐車スペースがあるので、そこまではレンタカーで移動。そこから対岸までは走って往復します。

 

これらの実走距離はすべて合わせると20km程度。キロ7分くらいのゆっくりペースで走っても、5~6時間くらいで回りきることができます。ちょうど午前中いっぱいの行程ですね。

 

宮古島ランニング〈来間大橋編〉

前浜農村公園

まずは来間大橋からスタート。時刻はちょっと早い午前6時30分頃です。理由は午後のフライトで那覇へ移動するから。今回のレンタカーの返却時間が14時頃だったんですね。さて、来間大橋の手前には前浜農村公園があり、ここに車を停めて出発します。

 

宮古島前浜農村公園

橋を渡る前にまずはビーチへ。公園の奥からビーチに降りることができるので、まずはビーチから橋を眺めてみましょう。

 

こんな白い砂浜を独り占め。この日は台風2号が接近して強風で高波、しかも前日は雨だったのですが、この付近は台風とは逆の西に面していて、しかも浅瀬が続いているので海の色はマリンブルーでさざ波程度。白い砂浜がいかにも沖縄らしいですよね。

 

来間大橋

来間大橋来間島に向かって右側に歩道が付けられているので、歩行者はそちらを歩きます。横風がとっても強いので、帽子が飛ばされそう。すぐにリュックに片付けましたが、1日中無帽でいたため、帰宅後は真っ黒に日焼けしてしまいました。4月下旬は早朝でも気温が20℃を超えているので、半袖短パン姿で大丈夫。私はタイツを履きましたが、やっぱり不要でしたね。

 

来間大橋

橋の途中にはテラスになっている箇所があり、歩行者や自転車ならここからゆっくり海を眺められます。遠くには伊良部大橋も見えるんですよ。で、おや?柵の下に何かいるなと思ったら、、、

 

シーサー

海を見下ろすようにシーサーが。これは歩行者でないと気付かないような演出ですね。

 

来間大橋

橋の途中が盛り上がっていて、宮古島方向を振り返ってみるとこんな感じ。あいにく朝はお天気がイマイチで、その魅力がなかなか伝えられないのが残念。

 

沖縄の海

ただ天気はイマイチでも、海を覗き込むとやっぱりエメラルドグリーン。そこには僕らがイメージする沖縄の景色が広がっています。

 

来間大橋

橋の上では車両の駐停車も歩道への乗り入れも禁止。それほど距離は長くないので、お散歩がてら歩いて渡ることをおすすめします。普通の宮古島観光ならきっと時間はたっぷりあるはず。

 

来間大橋

ちなみにこの橋の上では釣りをしてもいいみたいですよ。実際に2名くらい釣り人がいました。

 

来間島

来間島に渡ると、まるで時間が止まったかのようなとてものどかな風景が続いていました。せっかくなので竜宮城展望台まで走ってみることに。

 

竜宮城展望台

あっという間に竜宮城展望台に到着。階段を登って最上段へ行ってみることにしましょう。ちなみにこの日の朝7時は無人で独り占め。聞こえてくるのはセミの鳴き声。

 

来間大橋

展望台から見えるのは一面に広がる青い海と真っ直ぐに伸びる来間大橋。朝は逆光になるのでお昼に来た方が良かったかもしれませんね。

 

来間大橋

そんなこんなで竜宮城展望台から再び走って前浜農村公園へ戻ってきました。来間島側にも来間東農村公園があって、駐車場もあるので逆ルートも可能です。以前おすすめした沖縄本島の古宇利大橋も魅力的だけど、来間大橋もそれに劣らず素晴らしかったです。

 

GPSログ

GPSのログではこんな感じでした。前浜農村公園から来間島竜宮城展望台まで往復6kmくらい。とっても気持ちが良かったです。さて、次回のブログでは、最も長い伊良部大橋を、それと最も沖縄らしさが感じられる池間大橋を紹介します。