· 

百名山を目指しながら思うこと

 

コロナ禍に入ってから日本百名山を意識し、全体の位置関係を把握するためにGoogleマップに一つずつプロットをしました。

 

百名山はヤマレコのマイページからでも確認できます。ただ、こちらは国土地理院の地図なので道路網がイマイチ掴みにくい。これでは実際の運用には適さない。そこでわざわざGoogleマップにプロットしているわけ。

 

今回、これに日本二百名山と都道府県最高峰を加えてみました。

 

かくして日本全体を俯瞰してみると、まだまだ登ったことがない山々が全国津々浦々に散らばっていて、これからもまだまだ旅を続ける理由が増えていきます。

 

 

旅は前・中・後の3度楽しめるとはよく言われますが、こうして準備や計画をしているときが楽しく、その理由は創造にあるのかなって思うのです。

 

 

コロナ禍以前の数年は海外ひとり旅にシフトしていた私。だから北海道外の国内の山々に登ることなんてあまり考えていませんでした。それなら旅先の台湾や韓国で山に登った方がいいって。

 

いまグーグルマップで日本全国を見ると、これまでの国内での山歩きは北海道の中で小さく活動していたんだなと気付きました。

 

生まれ育った故郷、ホームグラウンドを「小さく」と表現するのはもちろん不本意。札幌50峰、北海道百名山、どちらもいつかは全部登りたい。だけど、優先順位は少し下がったかも。そのくらい世界はとっても広くて、面白いことで溢れているんです。要するにこれまでの私は世界が見えていなかった。森を見ずして目先の木ばかりを見ていたのかも。

 

私も年が明けると49歳、そして50代、60代と年齢を重ねていく。体力が衰えてゆけば好奇心も自分の身の丈に合った現実的な対象に移り変わり、今度は日本百低山や新日本百名山をやってみたい、花の百名山を歩きたい、北海道百名山や札幌50峰の残りを制覇したいと変化していくと思うのです。憧れる人や付き合う人、今風に言い換えれば、フォローする人や繋がる人も変わってくるでしょう。それがごく自然な姿だと思う。

 

だからこそ、今しかできないようなハードルの高いことを追いたいなって。

 

 

ところで、深田百名山の他に都道府県最高峰をやってみたいと思ったきっかけは、先日登った石垣島の於茂登岳でしょうか。低山には低山なりの面白みがあることを再発見。これはある程度の年代にならないと理解できないかもしれない。

 

今の私の場合、低山×旅×ランニング=ビールという公式が一番楽しいって感じます。

 

 

そう、今一番楽しいと思えること、今の気力と体力でしか成し得ないようなこと、この2点の両方あるいはいずれかを満たすようなことを追い求めれば、人生はきっと充実すると思うのです。 

 

みなさん、毎日を楽しんでいますか?