運転免許更新の時期がやって来た。
2023年4月1日から2024年3月31日までの1年間、北海道、京都府、千葉県、山口県の4道府県ではオンライン優良講習を受けることができて、私もスマホで講習を受けてみた。
➡優良運転者オンライン更新時講習のモデル事業(北海道警察)
デジタル化が確実に進んでいる。
途中で3回の顔認証があったり、理解度確認のための2択テストがあったりするが、これはしっかり受講していることを確認するためだから、仕方がないことかもしれない。
それと、オンラインであっても、受講に要する時間は変わらないようだ。
だが、隙間時間を活用できるし、現地での講習時間に合わせて登庁する必要がない点はメリットが大きい。こういう選択肢が増えることは大歓迎。システムは改善を繰り返してより洗練され、さらに利便性が増していくだろう。
ちなみに私はマイナンバーカードを5年以上前から持っているし、マイナポータルもすでに使っていたからサクサク進んだけれど、そうでない人はやや苦労するかもしれない。
でもこれは時代の変化なので、積極的に関心を持って世の中の変化に付いていく他にないと思う。教えを請えば手取り足取り教えてくれる人もいるだろうけれど、ただ待っていて全てを教えてもらえるほど世の中は優しくない。
古くはガソリンスタンドのセルフ給油に始まり、ネットでの買い物、スーパーやローソンのセルフレジなんかもそうだが、そこに利便性を感じる人が使えばいいだけの話。
さて、久しぶりにマイナポータルを触ってみたら、健康保険証はもちろん、納税状況やその他もろもろを確認できるようになっていた。
以前、勤め先の給与明細を紙で発行するのをやめてデジタル化しようという試みがあったが、半数以上の反対によってあっさり棄却されてしまったのを思い出した。
そんな感じだから、給与をスマートフォン決済サービスで受け取る「デジタル給与払い」なんて、私の勤め先ではしばらく無理だと思う。積極的に変化を好む人は少数派なのだ。
ちなみにいま通っている歯科は、マイナンバーカードの保険証も使えるし、支払いは診察券のQRコードを端末にかざしてキャッシュレスで決済できる。
私は病院へ行くことがほとんどないので知らなかったが、定期検診の時期はLINEでお知らせが来るとか、わざわざ診療時間帯に電話をかけなくても良くなっているようだ。
これじゃあ「具合が悪いので今日会社を休ませてください」と上司にLINEで報告する若い社員が現れてもおかしくない。
話を戻して運転免許証。
オンライン講習を受けても、更新手続きや視力検査、申請手数料の支払いは現地へ赴かなければならない。
しかし、こういったことも、いずれはオンラインで全て完了ように進化するのではないだろうか。
ここ最近、AIの進化が著しいという話題が盛り上がっているように、テクノロジーの進化が目覚ましい。
5年後の運転免許更新時にどのように変化しているにか、今から楽しみだ。すでに全ての証明書がスマートフォンの中に納まっていて、紙ベースの運転免許証は過去のものになっているかもしれない。
ま、引き続き優良運転者であればの話なんだけど。