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今年5回目の台湾ひとり旅は完全にマンネリ

西門町

 

土曜の夜から台湾へ遊びに出かけていた。今年5回目、通算では11回目だったと思う。

 

予定していた雪山登山は前回の旅で終えてしまったので、再び3,000m峰にも登りたかったが、今回の日程ではちょっと厳しそうだからパスすることにした。

 

そして案の定今回も天気がイマイチで、2日目の午前中はかなりの降水量があった。

 

私みたいな中年男のひとり旅でショッピングやグルメにあまり興味が無いと、こういう日はやることが無くて困る。しかも窓がない部屋に泊まったので、部屋の中にいるとただの「外こもり」になってしまう。ただでさえプチ沈没なのにこれでは一体何をしに来たのか分からないじゃないか。

 

コロナで私の中に蓄積されていた『海外へ行けないというもやもや感』が2年半の歳月を経て解放されたのが、昨年夏ごろ。水際対策の段階的な緩和の時期だった。

 

それからほぼ毎月海外へ出かけ、今回で10回目の出国。前半5回はマラソン参加だが、後半5回は全て行き先は台湾であって目的もほとんどない旅だった。こういう旅の仕方は潮時なのかもしれない。

 

何事も腹八分とはよく言うが、私は十二分くらいまでやるのが良いと思う。満足して、さらにちょっと嫌になるまでやる、今回はそんな旅だった。

 

台湾へはもうしばらく行かなくてもいいくらい、ときめかなくなった。沖縄や韓国へ行くような感じ。私にとっては鹿児島や京都に行く方がずっと新鮮味がある。

 

次に行くとすれば、10月のエバー航空マラソン、11月のスタンダードチャータードマラソン、12月の台北マラソンの3つなので、台湾行きは最低半年間はブランクが空くと思う。が、ちょっと情熱が覚めてしまい、行くかどうかまだ決めていない。

 

さて今回は初日(正確に言うと2日目)に 台北大縦走をやってみた。全部で8セクションのうち、1と2だけでもかなりボリュームがあった。天気が悪かったこともあるけど、ちょっとナメていたのもリタイアの原因。水や行動食が少なすぎたと思う。

 

このルートは今年まだ訪れていない猫空や陽明山の七星山も網羅しているからちょうど良いのだけど、どちらも行けなかったのが悔やまれる。 

 

低山ハイキングをして、ご飯食べてビール飲んで終了。

 

台湾では日本と同じ感覚でこういうレクリエーションをひとりで楽しめるから好きだのだけど、もはや台湾へ舞台を変えてもワクワクしなくなってしまった自分がいる。

 

旅は「どこへ行ったか」「何を食べたか」なんてどうでも良くて、「誰と一緒に過ごしたか」が重要だと言われるけれど、私の旅は一体何なのだろう?って最近はちょっと自問自答することもある。

 

来月はマレーシアのボルネオ島とシンガポール、6月はプーケットの旅を予定していて、これで離婚後の傷心を癒すために始めてみた海外旅行は49回目、海外マラソン参加は21回目、私の年齢は来月でいよいよ50歳になる。

 

もっともっとワクワクすることを求め、次にどんなことをするか模索中というのが現在の私で、ちょっと複雑な胸中である。