私は40代で海外旅行を始めた遅咲きなので、初めての海外ひとり旅は2016年だった。
その頃はまだガイドブックをコピーして、紙媒体の地図を持ち歩いていた。これ、まだ7年前の話。そしてネットに繋がっていない状態で旅をしていた。今考えると恐ろしい。
2018年にSIMフリーの格安スマホを手に入れてからは、WiFiがなくても常時ネットが繋がる環境下で旅をしている。まあ、今なら当たり前の話。
それ以降は、Kindle Unlimitedでガイドブックを見ることはあっても、あくまでも旅立つ前の参考程度にしか使わない。
いざ旅に出てしまったら、どこでご飯を食べるか、どこでバスに乗ってどういうルートで目的地へたどり着くか、こんなことは全てGoogleマップで十分だ。
ところが最近は、Googleマップの前にまずChatGPTに問いかけをするようになった。
例えば今週出かける旅では、事前にこんな質問を投げかけてみた。
- コタキナバル空港から市街地までバスで移動するにはどうしたらいい?
- チャンギ国際空港T4を8時30分に出発する国際線に乗る場合、MRTラッフルズプレイス駅から何時何分の電車に乗れば間に合うか?
- コタキナバルのガヤストリート周辺でおすすめのローカルフードレストランを紹介して欲しい。
- コタキナバルでドリアンを食べるには、どこへ行けばいいだろう?
このような感じだ。
そして返ってきた回答に対して深掘りしていく。例えば、
- そのレストランは一人でも気軽に利用できるか?
- そのレストランでの注文方法を教えてほしい。
- 5月21日に最も旬なドリアンの種類はどれ?
- ラクサの辛さは何段階から選べるか?
こんな具合だ。
ChatGPTは平気でウソをつくと言われるが、回答を得た後にGoogleマップ等で裏付けを取る、そんな使い方をすればいい。
また、現地の言葉で質問をするという方法もある。例えば、
- 2023年5月現在、シンガポール入国に際して必要な書類を教えてください。
と質問すると、未だにPCR検査の陰性証明書が必要だと返ってきた。
なので、先ほどの質問を英訳(日本語をコピペしてGoogle翻訳で生成した英文)して入力すると、まるっきり別の回答が英文で得られた。つまり最新情報だ。
私はTOEICスコアの最高が530という残念すぎる人間なので、これをまたGoogle翻訳に貼り付けて日本語に翻訳する。
こんな具合だ。
まあとにかく旅先でのおすすめのお店とか、どうやって?どのように?にいう内容に関しては素早く検索し、回答してくれる。
旅行とかグルメなんてものは、ネット上に情報が山ほどある。
今まで何かを検索する際、Goooooooooleの10ページ目あたりまで根気よく探していたようなことが、質問を投げるだけで最適解に近い内容を返してくれる。
その内容が怪しければ深掘りすればいいし、他の手段で確認すればよいだけだ。とにかく取っ掛かりが早くなった。
しばらくは私の旅にChatGPTが手放せなさそうだ。