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海外出張の航空券を経費削減のために安く購入すべきか?

 

急きょ8月中にマニラへ行くことになりそうだ。遊びではなくお仕事。

 

物件の中身を確認してくるだけの単純任務。ひとりで十分と思われるような内容だが、総勢3名とのこと。出張経費はもちろん会社負担、行き先がアジア圏とはいえ、それなりにかかる。だから「せめて2名で良いのでは?今回私は不要では?」と進言した。

 

通常、航空券の手配は会社が行うのだが、どのフライトを選ぶかは自分たちで決める。比較的得意分野なので、今回の選択肢は私が用意。上長に随行するので3パターンを提案して決めてもらうことにした。

  1. 日中の移動に限るパターン
  2. LCC、深夜便なんでもあり、とにかく最安パターン(得意なやつ)
  3. JALかANAのパターン(プライベートでは無縁なやつ)

東京発着だと選択肢が多い。でも私は札幌在住だ。

 

しかし、札幌発着で深夜便を含まないパターンとか、東京で前泊後泊が不要なパターンはごく限られてくることが分かった。

 

深夜移動が無く、前泊も後泊も不要なのがANA利用。しかも往路も復路も成田発着なので空港移動も不要。これは楽だ。

 

ただ、お値段がひとり15万円くらいに跳ね上がる。会社の経費とはいえ、1円でも利益を出すのが社員の務めと教育されてきた私としては、即却下だ。

 

そもそも出張経費くらいムダ取りできるものはないと思う。無駄は言い過ぎかもしれないが、コストをかけることによって快適さを手に入れ、移動による疲労を軽減し、その対価としてパフォーマンスを発揮できるようなビジネスマンなんてそんなに多くないと思う。

 

以前勤めていた会社では、出張先で車中泊をしたり、現地在住の社員の自宅に泊めてもらったりしていた。下層の社員が現場で汗水たらして働いていて、涙ぐるしい経費コントロールをしているのに、課長クラス程度で多くの出張経費を使っていることがおかしいと思ったからだ。どうせ浮いたお金で飲みに行って、逆にパフォーマンスを落とすのがオチだ。

 

話を元に戻す。

 

いろいろ調べてみると、マニラ往復で深夜便を外す選択肢はあまりないようだ。

 

ZIP AIRやセブパシには日中のフライトがあるが、札幌発着の場合はやはり前泊か後泊が必要、あるいは他社便の乗り継ぎが必要になる。

 

他社便との接続は万一のことがあると、そこで途切れてしまうからリスクだ。

 

例えばこれからの台風シーズンに他社便と接続するような旅程を組んだ場合、全てがおじゃんになることもあり得る。だから出張の場合は安くても選択肢から除外する。

 

今回の場合、一つのキャリアかアライアンスで深夜便を含めて検討すると、仁川経由のアシアナ航空が最安となり、往復で一人当たり7万円台、台北経由のエバー航空の場合はその倍くらいになった。JALの最安は11万円くらい。

 

それならアシアナでいいだろう。

 

そこで、ANA、JAL、アシアナの3パターンを提案したところ、速攻でANAと返信がきた。これ、楽だけど一番高いパターンなんだよね。

 

最終判断は出張を命じた役員なのでどうなるかは分からない。私はどの選択肢でも財布は痛まないが、どこか心に引っかかるものがある。

 

行ってこいと言われたら、それ相応の仕事と情報収集をしてこよう。