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今年のふるさと納税の寄付先は地元北海道の自治体に集中させてみた話

 

10月よりふるさと納税の制度に一部変更があるようだ。

 

寄付する側には「実質値上げ」のように感じられるとのこと。そこで駆け込み需要みたいな状況になっているという。私もそうんな一人だ。

 

もう10月になろうとしているので、会社員であれば自分の年収はほぼ確定していると考えていいだろう。私の場合、残業等によって上振れはあっても下振れはあまり考えられない。年収が確定して上限ギリギリまでやろうなんて考えると、本当に年末までに終えられない。最後の1件を1万円の寄付にするか、1万2千円の寄付にするかみたいなことで年末まで引きずるなんて、むしろ面倒だ。だから妥協ラインと言うか、引き際みたいなのが必要だと思う。

 

今年は大半を地元北海道の自治体へ寄付をした。返礼品は全てお米だ。自分の分が3割、母に7割くらいだろうか。自分は職場にお弁当を持って行くこともないし、夜はお酒を飲むからごはんは朝しか食べないことが多い。

 

一方、高齢者は食が細くなるが在宅率が高くなるし、お米の買い出しは一苦労だろう。それに余れば母のお姉さんに分けてくれたっていいと思う。

 

ちなみに道内の市町村には全国からの多額の寄付が集まるそうだ。

 

でもなぜ私が地元北海道の自治体に寄付するかと言うと、ひとつは返礼品の輸送コストの問題だ。10kgとか20kgのお米をはるばる本州から発送されるより、地元内で流通した方がいいと思うからだ。地産地消の考え方とちょっと違うかもしれないが、わざわざ遠くから取り寄せなくてもいいと思った。

 

それと住民票のある市町村に収めないことに一定の罪悪感みたいなものがある一方で、そのまちと関りがある周辺市町村に寄付をすれば、間接的と言うか、波及効果みたいなものがあるのではないかと考えたからだ。

 

寄付先の使途についてもちょっと興味がある。

 

楽天市場からふるさと納税をすると、寄付金の使い道を選択することができる。いろいろな事業があるが、「市長におまかせ」みたいな選択肢は必ずある。でも最近はそれがなくて必ず何かの事業を選択しなければならない自治体もある。

 

おのずと深く考えるようになる。

 

そうなると今度はその事業の進捗がどうなっているのか、どんな成果に結びついたのか、興味を持つようになる。

 

おそらく自治体のウェブサイトから確認できるのだろうが、メルマガでフィードバックをもらうとお互い「やりっぱなし」にならなくていいと思う。

 

それと寄付する自治体は、何らかのカタチで関わっているのが望ましいと思う。行ったことも聞いたこともない自治体に寄付をしても、それっきりになりがちだ。それよりも一度でも訪れたことがあったり、知人友人が暮らしているとか、そんな感じが良いのではないか。なぜかと言うと、記憶に残るし、関心が持ち続けるからだ。

 

私をはじめ多くの人が返礼品目当てでふるさと納税をしていると推測するが、社会に関心を持つ、関与するきっかけになれば、たいへん良い制度なのではないだろうか。