海外出張が決まり、9月にイタリアとドイツへ行くことになった。
ほとんどアジア圏から出たことがない私なので、仕事とはいえかなり楽しみである。
イタリアとドイツの途中に土日を挟むので、そこでハンガリーへ移動。ブタペストハーフマラソンに参加する計画で既にエントリーは済ませてある。
でも、それだけではどうも物足りない。欲が出てきた。
そこで追加で休暇を取得し、本場ヨーロッパのアルプスへ行ってみようと考えた。9月はまだギリギリ夏山シーズンだから、トレッキングが良さそうだ。雪山のピークに立つのはまたの機会に計画すれば良い。
今回はTMB(ツールドモンブラン)をやろうと計画中。
さすがに今からでは山小屋の予約は困難なので、全行程テント泊覚悟で行こう。ただ、登山歴が長い私だが、テント泊経験は少ない。正直言って不安とかよりも、億劫だ。
登山を始める以前はバイクツーリングの際に1年分くらいテント泊をしているけれど、登山を始めてからはごく限られている。これまでずっと「軽く、早く」のスタイルに傾斜していた弊害かもしれない。
最低限の装備を担いでビバーグっぽく済ませるのもいいが、それなりの荷物を背負ってキャンプを楽しんでみるのも悪くない。せっかくの機会だから、違う世界も見てみよう。
ちなみにTMBはモンブランを含む山塊を周回するトレイル。UTMBの大会が開催されることで有名だが、コースは概ね一緒だ。
ヤマレコにコースデータをインポートするとこんな感じなるが、土地勘がないのでイメージできない。
そもそも距離約150km+獲得標高10,000mはなかなか想像しずらいので、地元大雪山系で表現してみた。
すると、旭岳温泉から旭岳に登り、トムラウシ山、オプタテシケ山、富良野岳まで縦走して折り返し、今度は五色岳から石狩岳、ユニ石狩岳で折り返し、トムラウシ山でゴールする、数値的にはそのくらいの雰囲気になる。結構なボリュームだ。
UTMBだとこれを1日でやるわけだが、私はただのハイカーである。楽しく無理せず何日で踏破できるかを考える。
そうなると、いつもの軽装スタイルであれば、4泊5日が現実的だと見積もった。もちろん、アップダウンの大小が異なるし、道の状態もだいぶ違うから、見積もりとは誤差が生じるだろう。さらに環境の違いや食べ物のストレスが加わって、体調を崩すかもしれない。
ただ、TMBはエスケープしようと思えばどこからでも離脱できるし、公共交通機関もたくさんあるから、ワープもできるし、いつどこでやめたって良い。気が楽だ。
なのでプラス1日だけ予備日を設け、帰国の日にちは決めてしまう。
あとは休みが取れるかどうかだ。いや取るために手立てを尽くそう。
ついでなので、その次の旅の話も書いてしまおう。
今年はもう一つ計画している遊びがある。
10月27日の台北長栄航空マラソンと、翌週11月3日のハノイマラソンに参加する予定でエントリーも済ませているのだが、それだけではもったいない。インターバルの一週間、ただ台湾やベトナムでダラダラ過ごすのではなく、台湾の高山に登りたいと思う。
雪山には2回登ったので、今度は玉山…ではなく、南湖大山だ。中央尖山を含めて縦走したい気持ちもあるが、どちらかと言えば一度下山して桃山を含む武陵四秀にも登りたい。
ぼんやり考えている計画は次の通り。
- 10月27日に台北でマラソンを走り、28日は台北→宜蘭→勝光と移動して登山開始。山中の小屋で泊まり、29日にピークを踏んで下山。
- 29日のうちに武稜農場まで徒歩移動して宿泊、30日から再び登山開始。稜線上の山小屋に泊まる。
- 30日、31日で武陵四秀と雪山を周回してその日のうちに下山→宜蘭→台北へ移動。
- 11月1日に台北からハノイへ飛ぶ。
今年の後半戦はこれだけのことができれば満足だろう。
ちなみに南湖大山のルートを調べていると、いつの間にかヤマレコには雪山や南湖大山の「らくルート」が登録されていた。これは便利だ。
武陵四秀は「らくルート」登録がなかったので、運営側に登録依頼をお願いしたら、すぐに対応してくれた。心から感謝したい。
さあ、6月と7月は週2回ペースで山歩きをしてきたけれど、8月からはロードを走り込んで、何とかフルを完走できる身体を取り戻そう。
生成AIで作成した画像。行ったことがないけれど、たぶんこんな景色だと想像する。ちなみに最近は仕事でもプライベートでもChatGPTにかなりお世話になっている。ブログは書くことが楽しいので、もちろん自分で書いていますが。