【2018年6月版】芦別岳(新道コース)|全周に広がる雲海、残雪と緑と青い空、ツクモグサを楽しみに早朝から山頂を目指そう!

 

芦別岳山頂から夕張山地全体の眺めは、山頂まで登らないと見ることが出来ません。標高も1,700mを超えるため、一般登山者にとっては雪の大部分が解ける6月が待ち遠しいところ。山頂付近にはツクモグサが咲くので、天気が安定したらチャンスとばかりに朝早くから登りたいものです。

 

また、この時期は朝晩の寒暖差が大きいため、ヘッドランプを点けて早立ちすれば、半面山辺りからでも富良野盆地が雲海の下に隠れ、雲の上に浮かぶ大雪山系や日高山脈などを一望することができます。

 

この記事では2018年6月10日に訪れた状況をもとに、

  1. 残雪の状況と注意点
  2. ツクモグサが咲いている箇所
  3. 山頂からの景色

についてご紹介します。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

日の出までにどこまで到達できるかをもとに逆算して出発する

天気図

 

登山の前日に雨が降りましたが、夕方から急速に天気が回復し、予想天気図でも高気圧が進んでくる状況でした。上のキャプチャは午前6時の実際の天気図ですが、こういう状況では、朝早い時間から登れば満天の星空やご来光、雲海に浮かび朝日に輝く峰々などを日帰り登山でも楽しめるチャンスです。

 

自分がどこでどんなシーンを見たいかということを踏まえ、自身の体力と相談のうえで逆算して出発時間を決めるといいです。

 

6月は日の出時刻が早いので辛いところですが、深夜から登り始めれば森を抜ける辺りでご来光を楽しめる可能性があります。

 

芦別岳 半面山 日の出

 

私は2時30分から登りはじめ、半面山の手前の開けた箇所から日の出を楽しむことが出来ました。実は寝坊して1時間遅めの出発になってしまったため、芦別岳に朝陽が差し込むシーンを見逃してしまいました。

 

芦別岳新道コースの場合、残雪の心配さえなければヘッドランプで山頂まで登ることも難しくないので(※もちろん経験にもよりますが)、早立ちすることで素晴らしい景色を目にすることができるでしょう。

 

雲海に浮かぶ表大雪と十勝連峰

 

芦別岳から十勝連峰や大雪山を見た場合、ちょうど逆光になりますが、雲海を眺める場合は影ができるので逆光の方がいいかもしれません。

 

半面山から日高山脈

 

こちらは日高山脈の山並み。一番右の幌尻岳から始まって、標高1,900mクラスの北日高の山並みが確認できます。

 

十勝岳

 

十勝岳はどこから見ても美しく、そしてひと際高いですね。

 

半面山を越えて熊ノ沼から雪が残る|2018年6月10日の状況

半面山から山頂

 

半面山から山頂を見上げると、雪が残る箇所は大きく2か所あります。

  1. 雲峰山の山腹
  2. 山頂直下

雲峰山は斜度があまりないので心配要りませんが、山頂直下はかなりの斜度があります。早朝は雪が締まっているため、注意が必要です。

 

熊ノ沼

 

拡大すると概ねこのようなルートで登っていきます。心配な方はボサの際(きわ)を進みましょう。

 

芦別岳雲峰山

 

こちらは雲峰山を越えて山頂までの場面です。最後の詰めの場面が緊張するところ。

 

芦別岳山頂直下雪渓

 

ズームで見るといろんなトレースがありますが、右側が急なので大きく左側を捲いている方もいます。ただ、雪渓のトラバースはなるべく少なくしたいというのが心理。

 

絶景が広がる山頂とツクモグサ

芦別岳山頂

 

雪渓を詰めてピークに立つと、360度のパノラマが広がっています。景色もいいのですが、お目当てのツクモグサを探しに出かけましょう。

 

ツクモグサ芦別岳

 

いましたツクモグサ。旧道コース側の斜面に咲いています。新道から山頂に登ってそのまま降りてしまったら気付かないところでしたね。

 

芦別岳のツクモグサ

 

ツクモグサは本当にかわいいお花ですよね。日本にしか咲かない高山植物で、分布地もほとんどが北海道、絶滅危惧種に指定されているのだとか。踏みつけたりしないように注意して、大切に保護したいですね。

 

山頂からの眺めをゆっくり楽しもう!

夕張山地

 

山頂まで登ると夕張山地全体を見渡せます。冬季、いつかは縦走してみたい憧れの稜線ですよね。どことなく羅臼岳から眺める知床連山に似ています。

 

芦別岳から旭岳

 

表大雪もだいぶ雪が解けましたが、それでもお花が楽しめる夏山シーズンは7月からでしょう。

 

芦別岳から羊蹄山と無意根山

 

こちらは羊蹄山と無意根山。さらに右にはもちろん余市岳が。光の関係で、日没後から朝早い時間でないと見えないかもしれませんね。

 

芦別岳からニペソツ山

 

遥か彼方にニペソツ山。向こうから見えるということは、こちらからも見えるということ。直線距離で70kmくらいあるようです。

 

芦別岳からトムラウシ山と十勝連峰

 

こちらは十勝連峰とトムラウシ山。

 

凄いですね。この広い北海道で日本百名山のうち、5座も芦別岳から眺めることができるなんて!いかに展望が優れた山だということがわかります。

 

芦別岳山頂

 

以上、6月10日の芦別岳でした。最後までお読みいただきありがとうございます。

 

※この記事は2018年6月10日の山行をもとに作成しました。

 

 音が出ます。ご注意ください。