【神居尻山】隠れたお花の名山は札幌から日帰りできる易しい山|初心者さんや子連れハイクに最適!

 

こんにちは!コモ子@やまたび北海道(@ComocoHk)です。

 

今日は樺戸山地神居尻山の話題。

 

神居尻山登山道がよく整備されているので登りやすく、高山植物がたくさん咲いるので山歩きが楽しいのですが、残念ながら知名度はいま一つなんですよね。

 

  • 札幌から車で1時間ちょっとの距離
  • 登山口までの道路は完全に舗装されている
  • 周囲にキャンプ場や宿泊施設が整備されている
  • どのコースも技術的にも体力的にも難しくない
  • 短い距離に登山コースも3本もある

これほどまでハイカーにとって恵まれた山は、北海道内どこを探してもほとんどないでしょう。

 

やっぱり一番おススメしたいポイントは、標高が1,000mに満たないこと。登山時間が短く、子連れのハイカーさんや初心者さんには最適ですよね。

 

この記事では、全部で3コースある登山道の中から、最短のBコースを往復した場合の様子についてご紹介します。 

 

札幌から登山口へのアプローチ。林道走行がないのが嬉しい

神居尻山

 

まずは登山口へのアクセスについて。私は札幌市在住なので札幌市を出発することを想定でお話を進めます。

 

札幌方面からのアクセスは、まずは国道275号線を北上するところから。当別町にある北海道医療大学の2.5kmほど手前、ローソンがある交差点で左折し、道道28号線を北上します。

 

あまりメジャーではないのですが「当別ふくろう湖」を越えて、さらにしばらく北上すると、「道民の森神居尻地区」に到着します。札幌中心部からでも70kmに満たない距離なので、1時間ちょっとの距離ですね。

 

あとは案内標識に従って右に曲がり、道なりに進めば神居尻山の登山口へ到着です。

 

残念ながら、公共交通機関を利用して訪れることができません。車の運転が必要となります。

 

神居尻山登山道Bコースから山頂へ登る

神居尻山

 

今回はBコースから。登山口に届出ボックスがありますので、面倒だと思わずにしっかり記入してから出発しましょう。

 

登山口周辺にはトイレや自動販売機もあるので、とても利便性が高いです。

 

神居尻山

 

Bコース登山道の距離が短いところが特徴。歩く距離は短くなりますが、裏を返せば全体的に急登が続きます

 

ロープや階段が整備されているので、お子さんや初心者さんにも安全・安心できますよね。

 

神居尻山

 

標高が低い林内では、こうした小動物に出会ることも。例えばシマリス。

 

神居尻山

 

子供たちに、自然のなかでこういう体験をさせてあげられるといいですよね。

 

神居尻山

 

お花に詳しくない方でも、山頂までいろんな種類が咲いているので、好みのお花がきっと見つかるはず。

 

今回訪れたのは5月下旬。山頂まで残雪もなく、いろいろなお花がびっしりと咲いていました。神居尻山は残雪を気にせず、比較的早い時期から夏山を楽しめます

 

比較対象に様似町アポイ岳もありますが、遠いのが唯一の難点。神居尻山はちょっと遅めに出発しても、夕方には余裕を持って帰って来られます。

 

神居尻山

 

神居尻山からは増毛山地の眺めもいいんですよ。増毛山地は遅くまで雪が残るので、山肌はまだ真っ白。群別岳奥徳富岳は雪山や沢登りの経験者でないと登る機会はありませんが、暑寒別岳なら次のステップに。今年の夏に登ってみませんか?

 

関連記事は下のリンクから。

 

【群別岳】残雪期に登りたい人必見!5月の連休にツボ足で日帰りしてみよう!

 

【暑寒別岳|日本二百名山】箸別コースはアプローチが長くて虫がウザいけど、上部はスッキリして爽やかな高原歩きが出来るんです!

 

稜線から山頂までは、お花の種類が豊富で楽しい

神居尻山

 

急なBコースの尾根を詰めて稜線に上がると、ますますお花畑の様相に。

 

神居尻山

 

平地では開花が終わった桜に再び会えるかも。

 

シラネアオイ

 

春のお花、シラネアオイが群生しているところもあります。

 

アズマギク

 

アズマギクは有名なお花。でも、意外とお目にかかることが少ない感じ。神居尻山ではそんなお花たちにも出会えます。

 

神居尻山

 

稜線の登山道は比較的狭いので安全には注意しましょう。

 

谷側の急斜面にお花畑が広がっているため、撮影に気を取られるとちょっと危ないかも。滑落しないようにしましょうね。

 

神居尻山

 

お花を見ながらゆっくり歩いていれば、まもなく頂上が見えてきます。

 

神居尻山

 

Bコースを利用すると、標準的にはおよそ1時間30分くらいで、山頂へ到着することができます。もちろん歩く速さや休憩のタイミングに左右されますが、距離が短いので誤差は少ないでしょう。

 

標高は946m。僅か1,000mに満たないピークですが、山歩きは標高が高ければ良いというものでは決してありません。

 

お花に恵まれ、増毛山地の眺めも良いのでおススメ。

 

神居尻山

 

隣にはピンネシリ。どっしり構えたおわん状の山容が特徴的。冬場の晴れた日には、札幌市内からよく見えます。真っ白で大きく、丸くカタチが印象的。増毛山地とは対照的な姿ですよね。ピンネシリの記事は下記のリンクから。

 

【ピンネシリ】樺戸山地の最高峰はハイキングに最適。お弁当持参で出かけよう

 

 

山頂からピンネシリへは縦走路がありましたが、危険個所があるため現在は閉鎖中。すでに廃道になっているのだそう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

みなさんもぜひ一度、神居尻山を訪れてみてくださいね。

 

この記事は2015年5月26日の山行をもとに作成しました。