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クアラルンプール旅行記|KLタワー、チャイナタウンの安宿、バードパーク、ブキッビンタンの街歩き

 

 

今日は海外弾丸一人旅の2回目。マレーシアクアラルンプールの旅行記です。

 

クアラルンプールマラソンに参加しようと思い、前日に新千歳を飛び立ったのですが、残念ながら受付時間に間に合わず、観光のみで終わることになりました。その旅行記を共有します。

 

マラソンの受付に間に合わず、ブキッビンタンで食事

クアラルンプール国際空港ターミナル2

 

初めてのクアラルンプール。まずはマラソンの受付会場へ、とにかく急いで真っ直ぐ向かわなくてはならないため、ダッシュで空港を後にします。

 

湿度たっぷりの東南アジア独特の熱気、「匂い」と表現すべきか「臭い」と表現すべきか迷ってしまうような香り、飛び込んでくる異国の文字、聞こえてくる言葉、五感全てで刺激を感じながらKLセントラルを目指します。

 

マクドナルド

 

さて、こういう時はメシでも食べて一息つきます。私はこういう場面でヒートアップしたときや疲れた時には、

  1. メシを食うか酒を飲む
  2. 寝る
  3. 風呂に入る

これで標準状態に戻します。気を取り直して、近くの駅へ向かいますが、よくわからないので、とりあえずペトロナスツインタワー方向を目指して歩いてみます。クアラルンプールの中心街は意外と狭いので、いつの間にか繁華街のブキッビンタン付近までやって来ました。外は暑いので、ベルジャヤタイムズスクウェアへ入ってみます。飛行機の中では何も口にしていないのでお腹が空きました。おそらく地下にフードコートがあるだろうと思い、エアコンが効いたモール内へ。週末の夜のためか、ものすごい人混みです。日本国内にあるイオンモールよりスケールが大きく、迷子になりそうです。

 

フードコートというより、レストランが多い感じでした。地下に食料品のスーパーがあったので、興味を持って入店。サイダーとお茶とチョコレートを購入したので、外でチョコレートを食べて繋ぎます。

 

結局、20時半頃にマクドナルドに入店して済ませました。暑くてコーラを一気飲み。

 

ポテトは日本と一緒。ちょっと薄味のような気がします。イスラムのお国のためか、チキンのメニューが中心です。

 

これで10リンギット(約300円)くらいです。21時閉店なのでしょう、10分くらい前から空いている席の椅子をテーブルの上にあげ始め、掃除が始まりました。「早よ、帰れ」という感じですか。

  

 

ちなみに台北もそうでしたが、この手のお店は食べた後テーブルに置きっぱなしでいいみたいですね。フードコートもそうでした。

 

モノレールでマハラジャレラへ

 

ブキッビンタンの駅からホテルの近くのマハラジャレラ駅までモノレールに乗ります。

 

毎回トークンを購入するのは面倒ですが、自動券売機で購入します。お札は1リンギット札と5リンギット札しか使えなかったと思います。TOEIC 500点レベルの私でもタッチパネルで購入できますのでご安心を。

 

トークンは乗車時はかざすだけ、降車時は投入します。2リンギットくらいでした。ちなみにこの駅での乗降は東京の満員電車にやや近いものがありました。

 

マハラジャレラの駅から適当に歩いていると、チャイナタウンの入り口が。その手前に予約していたレインフォレストホテルがありました。なんという偶然。

 

 

正直なところ、この時間帯にチャイナタウンの出店群の中をひとり歩きするのは気が引けますが、まあ何とかなるでしょう。ホテルにチェックインをする前にぶらっとしてみます。

 

どこへ行っても行動パターンは同じ

 

チャイナタウンを歩いてみると「あー、この感じ」。台北でよく見た光景です。

 

結構、欧米人が多くてビールを飲んでくつろいでいたりしますね。

 

食の安全が担保されていると分かればいいのですが、そうでないとどうも不衛生な感じがして、食べ物を購入して口にするのは気が引けます。職業柄でしょうか。

 

ホテルにチェックインの手続きをしていると、他の連泊していると思われる客が「ホテルの前に停めていた車が無くなった、どうしてくれるんだ!」と言っている様子です。「ボスに連絡するから、待ってくれ」と言いますが、お客はガンガンクレームをぶつけています。フロントの係員は怯まずに、私の対応を優先してくれました。 

 

 

ホテルでは安定しないもののWiFiがつかえました。もしかするとホテルの専用線はパスワードが必要で、接続したものは野良WiFiだったかもしれませんが…

 

チャイナタウンの快適な安宿

 

エクスペディアの口コミでは「とても良い」という評価の安宿でしたが、部屋はシングルベッドとテーブルのみ。窓もなくテレビもないので、寝るだけです。

 

シャワー、トイレ、洗面台は共用。トイレは洋式の便座にイスラム式のシャワーが付いています。

 

日本のビジネスホテルの感覚で比べてしまうと劣りますが、部屋のキーはカード式でセキュリティの配慮もされており、ベッドも快適です。

 

 

時差が1時間あるので、日本時間で24時を過ぎているところでしょうか。移動がメインの1日でしたが、なかなか疲れました。

 

 

いつかは参加しようと決意してKLタワーへ向かう

 

KLタワーまで歩きますが、かなり遠回りをしたらしく、汗をダラダラかきながら到着。

 

事前情報で知っていたんですけれど、ここ、高台にあるんですよ。

 

だから、入り口まで坂を登るんです。

 

普通の人は車で来ます…

 

入り口のボーイさんにオープンデッキかと尋ねられます。

 

2倍の値段を支払う価値があるかどうか迷ったのですが、せっかく来たのだから100リンギットコースで行こうと気前よく支払いました。

 

ロッカーのカギを渡され、カメラ以外の荷物をすべて入れてエレベーターへ。

 

財布やパスポートをロッカーに入れてきたことが少々気がかりでしたが、マレーシアは治安がいいので、まあ大丈夫でしょう。

 

オープンデッキからは世界で最も高いツインタワーで知られるペトロナスツインタワーとその周辺の高層ビル、KL市街地が一望できました。

 

風もなくて気持ちが良いです。

 

下部がガラス張りになって突き出た展望所が2か所。1か所は閉鎖されていましたが、もう1か所はご覧のとおり。

 

「靴を脱いでください」と注意されましたので、裸足でガラス面へ。安全だと分かっていても、さすがにビビりました。

 

400mくらいありますからね。

 

 

エレベーターで下りて、全面ガラス張りの展望所へ。

 

こちらが50リンギットコースのほうです。

 

なぜか、日本人ツアーが現地ガイドに説明を受けていたので、混ざって聞いてみました。

 

台北101でも同じシーンがあったのを思い出しました。

 

マレーシアでは双耳の建物は縁起がいいのだとか。

 

「みなさんの泊まるホテルがあちらに見えますが、ツインタワーになってます」とのこと。

 

小さな憧れだったペトロナスツインタワーへ

 

KLタワーを出て、今度はペトロナスツインタワーへと歩きます。

 

途中、随所にKLマラソンの案内バナーが掲示されていて、ちょっと悔しい気分に。

 

そしてペトロナスツインタワーへ到着し、再び屋内。あ~涼しい。

 

今回も1万円分しか両替していないため、財政難に陥っています…

 

ツインタワーへ登るのを見送って、スリアKLCCという下層階のショッピングモールをプラプラしてみることに。

 

日本のデパートよりもこちらの方が立派な感じです。

 

いつも間にか11時を過ぎているので、得意のお一人様フードコートでランチを。

 

何食べよっかな~、やはり麺なんですね、これが。

 

味は薄めで10リンギットくらい。麺がうどんのような感じでやたら長いです。

 

40cmくらいあるのかな…

 

暑いのでついでにマンゴーのかき氷を6リンギットで。

 

あっ、やべ、氷と言えど水は危ないな…と思った時にはすでにかなり食べてしまっていました。

 

何気ない街の風景が面白い

 

お腹がいっぱいになり、再び電車に乗ってKLセントラル駅へ向かうことに。

 

郊外にブルーモスクやピンクモスクを見に行きたいと思うのですが、暑いからでしょうか。

 

どうも気が乗りません。せっかくクアラルンプールまで来たのにね。

 

マラソンに気を取られて、国立モスクを見ていなかったので、歩いて行ってみることにします。

 

クアラルンプールは曲線的なつくりの街並みなので、目印を見失うとすぐに方向がわからなくなり、気付いたらかなり遠回りしていることがしばしば。

 

そもそもこの街では、歩いている人は観光客位で、電車やバス、自動車やバイクがメインの交通手段です。

 

自転車もほとんど見かけません。

 

近代的な街並みとフラべて、中心部にも古くて庶民的な街並みが残っています。

 

一般的な住居の中がどんな感じなのかは想像の域を出ませんが、昨晩の安宿から察すると、生活が垣間見える気がします。

 

この辺が無計画でフリーに歩くことが出来るひとり旅の醍醐味ですね。

 

週末の2泊3日程度でも、放浪感を感じる旅が出来るものです。

 

このあとに訪れたバンコクやマニラもそうですが、日本との一番大きな違いはインフラの整備ではないかと思いました。

 

国立モスクとバードパーク

 

国立モスクは靴を脱ぐという入館ルールがあるようです。

 

バンコクのワットポーもそうでした。

 

中には入りませんでしたが、多くの欧米人で賑わっています。

 

どうも宗教施設の内部には気が引けて入ることが出来ないコモ子。

 

マニラのバクララン教会もそうでしたね。

 

さて、また暑い中をしばらく歩いて、バードパークへ。

 

財政難のなかで50リンギットを支払って中へ。

 

この当時はセディナカードを持っていなかったので、ATMでキャッシングするという発想すらなかったコモ子です。

 

初マレーシアでわざわざ来るところではなかったかもです…

 

アーケード街のセントラルマーケットへ

 

バードパークを離れたあとは、セントラルマーケットを覗いてみることに。

 

生鮮市場ではありませんが、屋外は屋台通りになっていて、屋内は物販がメインのようです。

 

ここは欧米人が多いのも理由ですが、屋外を歩いている人達を多く見かけますね。

 

すっかりマレーシアの雰囲気に慣れきってしまってためか、あまりもの珍しくなくなってきて、軽くスルー。

 

アーケードを出て、今度はアロー通りへ向かいます。

 

途中のセブンイレブンで飲み物を供給。

 

マウンテンデューの種類がいろいろあって嬉しいです。

 

昼下がりのアロー通りを歩いてみる

 

アロー通りへ向かう途中、バッテリーが上がった車をバジェットタクシーがジャンプしている光景を見ました。

 

マレーシア人は親切ですね。

 

助手席に座ってる女性は、寝そべってスマホをいじっていますが…

 

アロー通りは夜になると盛り上がるストリートで、コモ子が訪れた時間帯はまだ盛り上がっていませんでした。

 

貓山王というのはドリアンの品種で、かなり購入なのだそうです。

 

価格が1,000円くらいでしたので、それなりに高いですね。

 

ドリアンはマレー半島が原産だというので、本場ということになります。

 

次回訪問時の宿題でしょうね。

 

ブキッビンタンでSC巡り

 

ブキビンタンでパビリオンというSCへ。

 

クアラルンプールで最も規模が大きいSCのようで、人の数がハンパない。

 

みんな店頭で自撮りをしているので、私もマネしてみました。

 

日本人の男性は人混みを嫌う、買い物など目的もなくプラプラするのも苦手、とされていますが、コモ子は大好きなのでワクワクしながら中へ入ってみることに。

 

東京ストリートなるテーマゾーンがあって、しゃぶしゃぶのお店は大混雑していますね。

 

有名なところでは100円ショップのダイソーさん。すべて5.3リンギットなのだとか。

 

物販はあまり賑わっていませんでしたが、盆栽を売るお店は人気がある感じでした。

 

 

そういえば昨日はタイニー台北というゾーンを見ました。

 

北海道もブランド化してこういうテーマゾーンを作れたらいいですね。

 

KLIA2からエアアジアで新千歳へ

 

楽しかったクアラルンプール30時間の旅も、残すところ僅かに。

 

ブキッビンタンからモノレールでKLセントラルへ戻り、KLIAエクスプレスでKLIA2へ。

 

これ、バスに比べれば高いですね。

 

飛行機に乗る前にバーガーキングで晩御飯。

 

実は初バーガーキングで、日本でも利用したことがありません。近所にあるのに。

 

結構おいしいかも。

 

 

ちなみにKLIA2は搭乗手続きをして出国審査を終えた後にも、マクドナルドやバーカウンターなどたくさんありますので、便利です。

 

ただし、2回目のセキュリティチェックの後は、小さな売店やカフェばかりでペットボトル飲料は手に入りません。

 

千歳行き23時35分。まだ3時間以上あります。

 

空港の雰囲気は嫌いではないので、このくらいの時間でしたら苦にならずに過ごせます。

 

 

走るつもりで荷物を最小限にしてきたためカメラの電池も予備がなく、ipadの充電器も持っておらず、旅の終焉とともにすべての電子機器の電源も絶えようとしています。

 

もう仮眠を取るしかありません。

 

ちなみにKLIA2では問題なくWiFiが使えます。

 

私のipadはシムフリーではないので、海外ではWiFi専用。

 

でも街中でどうしてもネットにつながる必要があればスターバックスにでも入ればいいですし、ホテルはもちろん空港や駅でもフリーWiFiが使える環境が整っていますからね。

 

 

飛行機ではマレーシア人と思われる単独の女性と隣り合わせになり、やや窮屈だったと思います。

 

空いている席に移動してあげればよかったかな。

 

定刻通りに翌日は新千歳空港に到着。

 

日本人が少なく入国審査は並ばずに終了。

 

税関ではいろいろ質問攻めにあい、所持品のチェック、両手を広げてボディチェックを受けます。

 

こんなものは所持していませんか?と薬物の花や草の絵を見せられたり。