韓国ソウルの登山【北漢山(プカンサン)白雲台】への行き方教えます

取材日2016年11月26日

更新日2018年9月9日

 

こんにちは!やまたび北海道のコモ子です。

 

今日は韓国ソウルの「北漢山」をご紹介します。

 

北漢山(プカンサン、プッカサンとも)は、ソウルの中心地の北側約10kmに位置する標高836mの山で、名前の通り、ソウル市内を流れる漢江の北側に位置しています。山塊の最高点は白雲台、その他にも仁寿峰、万景台というピークがあります。

 

麓には、登山用品を扱う多くのメーカーが、アンテナショップを出店していることでも有名です。

 

アクセスが大変良好で、ソウル駅からでも地下鉄とバスを利用すれば、約1時間くらいで登山口へ到着することができます。

 

北漢山へのアクセス方法

 

登山口は、山塊の東西にありますが、本記事では西側から登り方についてご紹介していきます。

 

登山口の最寄りにあるメトロの駅は、320番の旧把撥(クパバル)駅です。ここまでは、明洞の隣にある、忠武路(チュンムロ)という駅から地下鉄3号線に乗ると、乗換えなくスムーズにアクセスすることができます。

 

営業キロで13キロということで、そう遠くないことがわかります。

 

ソウルメトロ

 

メトロの路線図で見た場合、ソウル駅や明洞との位置関係は、上の画像の通りです。

 

ハングル
Tmoney

 

ちなみに、地下鉄やバスを利用するときは、交通系ICカード「Tmoney」があると便利です!コンビニでの買い物もOKですよ。

 

旧把撥(クパバル)駅から登山口への行き方

クパバル駅

 

ソウルメトロ3号線でクパバル駅に到着したら、1番出口から地上に上がります。この駅からバスで登山口へ向かうのが普通で、バスはかなりの頻度で走っています。バスの系統は704番料金は1,350ウォンです。バスの運行時間は朝4時から夜22時30分まで、おおむね12分から16分間隔で運行されているとのことですが、詳細は次のウェブサイトから、1次情報をお確かめください。下の画像のように表示されます。

 

 

バス路線図

 

なお、この記事では、軽いウォーミングアップを兼ねて、駅から登山口までジョギングをすることにします。

 

駅の周辺は開発が進んでおり、2016年11月現在では、ロッテモールがオープン間近でした。

 

朝早くから営業しているカフェや飲食店もありますし、セブンイレブンなどのコンビニもあります。登山中の行動食を調達したり、店内や店頭のイートインスペースで朝食を済ませることも可能です。

 

なお、コンビニでは、交通系ICカードのTマネーで買い物ができます。レジ袋は有料だったり、無料だったり、、、トイレも無いことが多いようです。

 

 

セブンイレブン

まずは軽めにあんパンを食べてみます。

 

セブンイレブンでホットドリンク

冬はホットドリンクがありがたい!

 


クパバル駅

 

まずは大きな道路に沿って北へ向かいます。

 

川に突き当たるまで直進すると(直進せずに、信号から右に曲がり、並行して北上する道でも大丈夫です)、東西に走る大きな道との交差点(T字路)に出ますので、ここで右折します。

 

さらにしばらく道なりに走ると、正面に北漢山が見えてきます。

 

途中、何度も704番のバスが追い抜いて行きますので、かなりの本数が運行されていることがわかります。

 

なお、現地の登山者もバスに乗るのが普通で、徒歩で登山口へ行く人はかなりの少数派、、、

 

だんだん近づいてくる北漢山を見上げたとき「えっ?あれに登るの?」とちょっと怖気づいてしまうかもしれません。山肌がむき出しになった岩山で、かなりの高度差を感じるでしょう。

 

クパバル

左手に地下鉄を見ながら、ひたすら北へ歩きます。

右折して

T字路にぶつかったら、右折するとだんだん山が見えてきます。


バス

バスが何度も抜いて行くので、心が折れそうになるかも、、、

北漢山

山がだんだんと近づいてきますが、更にT字路まで歩き(走り)ます。


 

東に向かって大きな通り沿いに歩いて行くと、だんだんと山々が迫ってきます。

 

再びT字路にあたりますので、そこで横断歩道を渡って左折し、再び北へ向かって約1kmほど歩きます。ちょうど右手に山を見ながら歩く感じです。

 

「北漢山城」と書かれた案内標識がある交差点で右折をすると、北漢山の登山口へと伸びる道路が続き、両脇にはお店が立ち並ぶ、大変にぎやかな登山口となります。

 

T字路で左折

2回目のT字路で横断歩道を渡り、再び北へ向かって歩きます。

北漢山下山者

まだ午前9時前ですが、下山者が。韓国人ハイカーさんは本格装備。


あと200m

案内標識が見えてくると、登山口までまもなくです。

駅から走って40分

バスで来ると、この停留所で下車します。ちょっと走って駅から40分。


お店に寄るのは下山後にして、真っ直ぐ登山口へ向かおう

 

最後のバス停で、登山者がたくさん降りてきますので、タイミングが合えばその人たちの後ろをついて、登山口へ行くことができます。

 

登山口までの通りには、登山グッズを売るお店が並んでおり、飲食店やコンビニ、露店風の売店も数多くあります。

 

朝8時くらいでも、営業しているお店がたくさんありました。その分、閉店するのは早いかもしれませんね。現金かクレジットカードさえ持っていれば、例え手ぶらで来たとしても、北漢山に登ることができます。そのくらい何でも揃います。

 

CU

韓国でお馴染みのCUだってあります。ここが最終コンビニでした。

露天商

露店では、水や行動食だけではなく、おでんやお酒も購入できます。


何でも登山道具屋さん

登山用品なら衣類や靴はもちろん、カラビナなど登攀用具も揃います。

いよいよ登山口

車両止めと右にポストが見えてきたら、まもなく登山口です。


トイレを済ませていざ出発!

 

登山口付近にあるモンベルさんのショップの真向かいには、水洗の公衆トイレがありますので、ここで済ませておきましょう。なお、トイレと自動販売機が途中にもありますが、どちらも行程の序盤のみとなります。

 

登山ルートは全般を通じてとてもよく整備され、案内標識もたくさん設置されているため、迷うことはないかと思います。ただし案内標識はハングル表記(一部英語併記)ですので、せめて目的地となる白雲台だけは、読めるようにしておきましょうね。

 

公衆トイレ

モンベルさんの真向かいに、公衆トイレがありましたよ~

ハングル

案内看板がとても充実していますが、読めないとね。


白雲台

最高点の白雲台(ペグンデ)まで約4kmです。ハングル覚えました?

登山口

登山口には東屋と案内看板、汚れを落とすためのエアコンプレッサも。


序盤はよく整備された遊歩道

 

最初のイメージとは異なり、序盤はよく整備されたハイキングコースを行きます。私の印象では、韓国人ハイカーさんたちは日本人ハイカーに比べ、序盤からハイペースでガシガシ登っていきますし、下山もサクサクっと軽やかに下りていきます。

 

余談ですが、すれ違うときに挨拶をしたり、登りの人に譲ったりするような文化はあまりないような印象です。でも、家族連れに限って言えば、子供がよく「アンニョンハセヨ~」と挨拶をしてくれます。

 

これまで私は、韓国の里山にしか登ったことがないため、断片的な部分しかわかりません。したがって、良いとか悪いとかについて、判断できかねますし、言及するつもりは全くないのです。ただ、これから行かれる方に、そういう事実だけを知っていてもらったほうが、不愉快に感じることがなくなるでしょうから、この場で共有しておこう思います。

 

自販機

下山時にホットドリンクで体を温めたいですね。

凍結

序盤に設置されたトイレの裏側には凍結箇所もありました。


ガツガツサクサク

序盤だからなのかもしれませんが、みなさんペースが早めです、、、

下山時注意

分岐点。帰りは真っ直ぐ行かないように注意が必要。遠回りですよ。


お寺?

コース脇には、こんなところもありました。

晩秋

すでに11月下旬で、街はクリスマスモード。午後から雪が降りました。


岩峰なので、後半はやはり厳しい登りが待っている

 

登山口から約3km地点、白雲台まで残り1kmくらいからは、だんだんと急登となって、岩肌も露出してきます。引っ掛かりのない1枚岩が多いので、雨で濡れると滑りやすく、要注意です。この日は午後から明洞でも雪が降りました。夏山ハイキングとして、安全に北漢山に登るのであれば、11月中旬が限界かもしれませんね。

 

さてさて、岩稜帯に入ってから、キープライトと書かれた看板を1度見ました。でも、順守されている様子はなく、登り優先みたいなルールもやはりなさそうでした。

 

北漢山城と呼ばれているように、最後は石のブロックが詰まれた門があります。この門をくぐり、階段を登っていくと、まもなく山頂、最高点の白雲台です。

 

石段

石段もだんだんと段差が高くなってきました。

正念場

最後の1.3kmが正念場。登りが急になっていきます。


落石

落石の危険性がありそうです。油断せずに注意しましょうね。

急登

みんなもバテ気味。自分のペースでしっかりと。


階段

石門の近くになると、本格的に組まれた階段になります。

石門

やっと石門に到着です。ここから最高点まで、残すところ約400m。


門をくぐって、急な岩場を登りきると念願の山頂

 

さあ、いよいよ山頂まであと僅か。石門から山頂までは、岩が露出した核心部なので、気を付けて登りましょう。

 

視界も一気に開けてきて、ソウル市内や近郊の街並みが見渡せるようになります。また、同じ山塊の鋭く突きあげているピークが間近に迫り、登攀意欲を掻き立てられます。

 

ここから先も、大きな一枚岩が多く、登山者も多くなるので、すれ違う時には十分注意しましょう。特に下山時に転んで滑り落ちて、相手を巻き込んでしまったら大変です。

 

***

 

さて、いよいよ山頂へ到着。標高836mの低山とは思えないくらいの高度感があり、抜群の景観です。韓国の国旗が掲げられた狭い山頂部は、せいぜい5人くらいしか立てませんが、30mくらい下までは、ほとんど開豁していますので、どこで休憩しても周囲の景色は見られます。ちなみにここでの炊事は禁止されているようですので、山頂で淹(い)れるコーヒーを楽しみにしている方も、ここではガマン。

 

11月下旬ということもあり、かなり寒くて手が冷たくなります。体感的に山頂の気温は、マイナス5度くらいだと思います。

 

***

 

下山は慎重に。靴のソールパターンによっては本当に滑るので、一歩一歩確実に下りましょう。

 

山頂へ

石門で他のコースと合流し、左に折れて山頂を目指します。

景観

視界も一気に開け、ソウルの街並みに思わず歓声が!


いわば

手すりを補助に安全確実に。登山者同士、譲り合いましょうね。

山頂

韓国の国旗が建てられた山頂部は狭いので、写真を撮ったらすぐ離脱。


白雲台

大きな一枚岩が山頂標識。カッコいいですね。

おやつ

ちょっと下りたところで休憩。でも寒すぎて食べずに下山開始です。


白雲台のした

日本ではあまり見ない風景ですよね。異国に来た実感が湧きますよ。

ミッフィ

相棒と登った山は多数。この後、台北でお別れしましたが、、、


登山用品店

モンベルコリアやK2など韓国オリジナルの登山用品に興味津々、、、

明洞

下山後に雪が降りました。ソウルは冬の始まりです。


興味が湧いたら、半日で楽しめる北漢山にぜひ登ってみて!

 

いかがでしたか?北漢山のアクセスや登山コースについてお分りいただけましたか?

 

登山口へのアクセスも良くて、登山道もよく整備されていますので、ソウルに訪れた際には、ぜひ登ってみてくださいね。

 

下山後にチムジルバンで汗を流し、焼肉とビールは最高ですよ!私のおススメのサウナは、ソウル駅至近の「シロアムサウナ」です。格安で朝まで仮眠を取ることができ、一人でも気軽に利用できますよ(^^♪

 

詳しくは下記の記事をご覧ください。

 

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ソウル駅のすぐ近くにあるシロアムサウナ。17,000ウォンでお風呂やサウナを楽しんで、朝まで仮眠ができるコスパ最高の韓国版健康ランド。その詳しい説明をしていきます。


あなたは大丈夫?海外旅行保険の話

 

最後の余談になりますが、海外旅行保険のお話をします。海外で山に登る場合に備え、ぜひ一読してみてください。

 

***

 

この記事を読んで下さっている方は、海外の山に関心があるくらいですから、日本ではきっと多くの山々に、親しんできたことでしょう。ですからその経験上、例え海外であっても、低山のハイキング程度で遭難することなど、まずありえないと思うのです。

 

しかし、ケガをする可能性については十分に考えられますよね。私も今回の北漢山では、トレランシューズに軽装で登ってきたのですが、やはりいつもより速度は遅めで慎重になりました。

 

もしも、海外でケガをして病院にかかると、医療の内容にもよりますが、莫大な請求を受けることになります。医療の内容と言いましたが、そもそも通院しなくてはないらないくらいのケガですから、かなり緊急であって、タダ事ではないはずです。

 

ちなみに日本国内でも、労災や交通事故等で、労災5号用紙を持参していかなかったり、保険会社と連絡がつかなかったりした場合、医療機関によっては、一旦全額を立て替えなければならないことがあります。この場合、かなり高額な請求をされることになります。間違いなく数万円は請求されます。

 

さて海外旅行では、いざという時のために海外旅行保険に加盟するか、保険が付帯されるクレジットカードがあると便利です。

 

ちなみに、お勤めの会社が加盟する健康保険組合には、海外療養費制度があります。申請により、一部医療費の払い戻しを受けることができますが、注意点があります。日本で同等の治療をしたときの治療費を基準に算定されるため、実際に支払った金額よりも、払い戻し額がはるかに少ないことがあります。

 

***

 

今回の北漢山登山のように、韓国など近郊のアジア圏へ個人旅行をする場合、個人で航空券や宿泊を手配するパターンが多いものと思われます。

 

海外旅行保険が利用付帯のクレジットカードの場合、旅行会社を通じて購入した、いわゆる「パッケージツアー」ではなくとも、航空券の購入に当該クレジットカードを使用することで、出国時から帰国時までの間、保険が適用されるのが一般的です。

 

ですから、海外旅行保険が利用付帯で適用されるクレジットカードをお持ちの場合、ツアーや航空券購入の決済に利用することをおススメします。

 

なお、一部にはその旅程において決済をしなくとも、自動付帯されるクレジットカードもあります。ただ、年会費無料のカードの場合、補償額が低いことがあります。十分な補償を受けるには、やはり年会費が発生するゴールドカードがいいでしょう。

 

私は、イオンカードセレクトのゴールドカードと、楽天プレミアムカードの2枚で海外旅行保険が自動付帯されています。イオンカードゴールドはインビテーションが届かないと発券できないので、やはりおススメは、楽天プレミアムカードになります。国内のカードラウンジや、海外の空港ラウンジを無制限に利用できる、プライオリティパスの最上位パスを無料で発行することもでき、大変お得なカードです。

 

低山のハイキングと言えど、やはり保険という「お守り」があると、気持ち的にかなり安心できますので、何らかの保険によって、セイフティネットがかけられた状態で、山へ出かけることを推奨します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。安全な海外ハイクはもちろんですが、安心して海外ハイクを楽しみたいですね。

 

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