天人峡からヒサゴ沼テント泊でトムラウシ山。9月下旬は嬉しいメリットがあるんです

トムラウシ山

山行日2011年9月28日

更新日2018年9月16日

 

こんにちは!やまたび北海道のコモ子です。

 

今日はトムラウシ山のお話です。

 

 

9月の下旬、まもなく10月になる頃、天人峡からヒサゴ沼へ行きテント泊、翌朝トムラウシ山に登りました。

 

当時は純粋にトムラウシ山に登りたくて行ったのですが、振り返ってみると紅葉がとても素晴らしい。見渡す限りの絶景も広がっており、この時期の天人峡コースについて、もっと多くの方に共有したほうが良いと思いました。

 

北海道夏山ガイド②「表大雪の山々」で紹介されている写真は、7月と8月のもので、紅葉シーズンのものではないんですよね。それを補完する意味でも、この記事がお役に立てればいいと思います。

 

 

古い山行記録で、当時のコンデジの写真では、その魅力がなかなか伝わらないかもしれませんが、お蔵入りした記事をリライトして公開します。

 

最近、2017年6月に訪れた時の記事をベースに、補助的な位置づけで、この記事に目を通していただければ幸いです。

 

第1公園までの道のりも、紅葉がキレイだと苦痛にならない

天人峡から第一公園へ

 

9月下旬に天人峡からトムラウシ山に登るメリット、それは紅葉です。

 

大雪山系では雪が降ってもおかしくないのが9月下旬。

 

大雪山系が紅葉のピークを迎える9月中旬より、1~2週くらい後に登ることで、天人峡温泉から第1公園までの、つまらない樹林帯を楽しむことができるのです。

 

これ、かなりのメリットだと思いません?

 

ほとんどの方は、このコースを敬遠します。なぜなら第1公園まで退屈だからです。それがこの時期だと飽きずに歩けるわけですね。

 

 

天人峡登山口を出発して、最初は上の画像のように、まだ緑が多い木々ですが、、、

 

第1公園手前

 

標高を上げて第1公園が近くなると、こんな感じで黄色く染まるんです。

 

第1公園までのコースタイムは、約3時間で設定されていますが、これは飽きずに歩けると思います。

 

表大雪はほとんど歩いたけれど、天人峡コースだけは体力に自信がなくて、、、という方でも、きっと原動力になりますよ。

 

 

ちょっと雪が降った旭岳を第1公園の黄金絨毯越しに見上げる

9月の第1公園

第1公園:2011年9月28日撮影

6月の第1公園

第1公園:2017年6月30日撮影


 

第1公園は黄色の絨毯で彩られていて、正面に雪が降ったばかりの旭岳が見えます。

 

あまり注目されていない第1公園ですが、ここだけを訪れるファンの方がいるようですよ。

 

この時期の第1公園にお花はありませんが、それでも私は秋の景色のほうが好きです。

 

ナキウサギ

 

第2公園ではナキウサギの姿も。

 

いつもチッチッと聞こえるのですが、姿を見れることがほとんどないので嬉しいですね。

 

化雲岳

 

第2公園は相変わらずヌチョヌチョで靴を濡らしますが、それを過ぎると爽やかな高原歩きになります。

 

化雲岳にかけては一面のお花畑なので、赤く染まった草紅葉に見とれてしまいます。

 

化雲岳への登り

 

この付近から化雲岳へは、チングルマの草紅葉が素晴らしいんです。

 

毎年のように裾合平や銀泉台へ行かれている方、紅葉最盛期の1週間くらい後に、化雲岳へ訪れてみてはどうでしょう?

 

化雲岳

 

さて、いよいよ化雲岳が見えてきました。

 

軽めのテント泊装備で、5時間以上はかかりました。今日はヒサゴ沼でテント泊予定なので、水をほとんど持たなくていいのがいいですよね。

 

ちなみに「化雲岳」という名前、みなさんどう思いますか?

 

せっかくお花畑が素晴らしい山なので、「花雲岳」にしてあげればいいのになって思います。

 

化雲岳から紅葉のヒサゴ沼へ。貸し切りのテント泊を楽しむ

忠別岳

化雲岳から忠別岳方向の眺め。この時期の山肌の彩りは魅力的です。

東大雪

こちらは東大雪の山並み。ニペソツ山から音更山までズラリと並ぶ。


ヒサゴ沼

14時頃にヒサゴ沼に到着。テント場は無人で貸し切り状態

ヒサゴ沼

麦とホップは発売当初からのファン。サッポロビールが好き!


ヒサゴ沼

 

貸し切りのヒサゴ沼でツェルトを張って就寝準備。

 

小屋には大学生らしいパーティがいるようですが、交流せずに一人の世界に浸ります。

 

彼らは、滝見台付近で私を抜いて行ったパーティだと思います。

 

実は、それから誰一人スライドしていません。この時期に訪れる人はほとんどいないみたいですね。

 

ヒサゴ沼の夕暮れ

 

日が暮れるヒサゴ沼を堪能します。

 

シングルウォールのツェルト、購入後20年を経過しているモンベルの化繊シュラフ、マットなし。

 

寒すぎて、全く眠れない長い長い夜でした。何度かガスストーブを炊いたっけ。

 

小屋に入るっていう選択肢まで考えていませんでした、、、残念です。

 

でも、この時に見た満天の星空が、今でも忘れられません。

 

ヒサゴ沼からトムラウシ山の頂へ

トムラウシ山

 

翌朝は5時過ぎに出発。ヒサゴ沼から縦走路への登り口には、万年雪が残っています。

 

縦走路に戻り、トムラウシ山を目指して歩き始めます。

 

秋のひんやりした空気が気持ちよく感じられます。

 

私はトムラウシ山に登るのは初めて。いよいよ念願だった山頂へ訪れる日がやってきました。

 

神々の庭は、日本庭園があったり、ロックガーデンがあったり、静かな沼があったり、大雪山のハイライトシーンに相応しい景観が広がっています。

 

トムラウシ山へは新得町から日帰りされる山ですが、ちょっと余力をもって、こちら側へも足を伸ばすことを推奨します。

 

天沼

澄み渡る天沼。ヒサゴ沼と違って、波一つ立っていないですね。

ロックガーデン

ロックガーデンを振り返って。雄大な景色が広がっています。


北沼

北沼まで来ると、山頂はまもなくです。

十勝連峰

十勝連峰の山並み。オプタテから下ホロまで全部見える!


トムラウシ山頂から全周の眺めが素晴らしい!

トムラウシ山

 

念願のトムラウシ山山頂から表大雪方面の山並み。

 

ヒサゴ沼から2時間30分くらいかかり、登頂は午前8時半頃。

 

風はありますが、快晴で十勝連峰、東大雪、表大雪をぐるっと見渡せました。

 

しかも無人。貸し切り状態です。

 

トムラウシ山

トムラウシ山の山頂に立つのは嬉しいですよ。もっと多くの人にも。

東大雪

山頂から石狩連峰の眺め。大雪の奥座敷を満喫です。