梅雨明けドンピシャ!柏原新道から鹿島槍ヶ岳ナイトハイク

鹿島槍ヶ岳

 

8月1日、鹿島槍ヶ岳に登って来ましたので、その様子をお伝えします。

 

ヤマレコの記事はこちら「鹿島槍ヶ岳|爺ヶ岳登山口からナイトハイク

 

7月31日の夕方、ジェットスターで新千歳空港から中部国際空港へ移動し、レンタカーで国道19号を7時間も運転。

 

爺ヶ岳登山口に着いたのは24時半くらいでした。

 

北海道の感覚で時間見積りをしていると、2倍くらい時間ががかるところが本州。

 

爺ヶ岳登山道入口

事前の情報で、爺ヶ岳登山口周辺には3ヵ所ほど駐車場があると知っていたが、土地勘が無いので扇沢駅より少し下にある無料駐車場に駐車。そこから登山口まで約10分程度。

 

到着後は、2週前に登ったオプタテシケ山の時と同様、一睡もせずにナイトハイク開始。

 

快晴で星空が素晴らしく、1人でTHE ALFEE星空のディスタンス」と松山千春長い夜」を口ずさみながら、まずは種池山荘を目指します。

 

種池山荘には登山口から2時間半後、まだ真っ暗な3時34分に到着してしまい、この段階になってから北海道とは日の出時刻が違うことを思い出します。

 

 

爺ヶ岳南峰

爺ヶ岳南峰に到着したのが4時ちょうど。稜線を歩いていることは分かっていても、暗闇とガスとで地形の全容が掴めない。種池山荘から進めば進むほど露出してガレ場となり、北からの風が増してくる。

 

稜線上は雲の通り道になっていて、雨具を着ないで油断していると、カラダは濡れるわ、強風で寒いわで、ちょっとだけ低体温症になりそうな感じ。

 

 

冷池山荘

柏原新道から鹿島槍ヶ岳に登るまでの区間に2つも山小屋があるのは心強い。北海道の山に慣れていると、違和感を感じるくらい。しかも登山者の数も北海道の山々に比べれば軽く10倍以上いるわけで、山のソーシャルディスタンスについて考えないとならない理由も頷ける。

 

爺ヶ岳中峰は帰りに寄ることにして飛ばし、北峰を過ぎた辺りで空が明るくなってきました。

 

今日はガスの中だったので、自転車用の明るいライトが特に役に立ちましたが、この辺りでヘッドライトも収納。

 

なんだかんだで快調に進み、6時16分、登山口からおよそ5時間で鹿島槍ヶ岳南峰ピークに到着。

 

7時間くらいを見ていたので、正直な気持ち「なんだ、余裕じゃん」って感じ。

 

五竜岳唐松岳もセットで組んで、八方尾根から下山する周回ルートを組むべきだったかなぁ。 

 

鹿島槍ヶ岳頂上

到着時はまだガスガスだったものの、空には太陽が見えていた。三角点の南側は風が当たらないので、ガスが晴れる瞬間を待つ。

 

嵐のような中を下山してきた人にも何人かすれ違ったけれど、みんな早朝出発で冷池山荘またはキャンプ指定地からアタックした人だと思います。

 

山頂には3組4名が、晴れる瞬間を今か今かと待っています。

 

当初は北峰まで行く予定だったので、「北峰まで歩いているうちに晴れてくるだろう」と思っていたのですが、あまりにも風が強くて見通しも悪いので躊躇。

 

僕も風が当たらない場所で20分くらい待っていると、五竜岳の方角の雲が徐々に晴れてきて、次いで全周が一気に晴れ渡ります。

 

なんと富士山まで見えるじゃないですか。

 

さらに何組かが登ってきて、広い山頂に10名くらいがソーシャルディスタンスを保ちつつ、それぞれが感動して写真を撮りまくっています。

 

立山

剱岳や立山が見え始めると、みんな一気に動き始める。僕は五竜岳が見たくてきたので、最初に晴れた五竜岳や白馬岳方面に釘付けになっていたが、みんなの関心は立山連峰だったようだ。

 

鹿島槍ヶ岳北峰

北峰も徐々にその姿を現す。もう満足してしまったので、今回はわざわざ行くまでもない。次回は八方尾根から反対ルートで歩いて来ればよいだけだ。これまで数多くの山歩きを繰り返していて、雲海を見ることはよくあるものの、雲が晴れていく瞬間に立ち会えるチャンスはあまりない。

 

五竜岳

この眺めが見たくて北海道からやって来た甲斐があった。思わず、僕が好きな芦別岳から夕張岳方面の眺めを思い出してしまった。ちなみに、ブログタイトルの背景画像がそれ。

 

鹿島槍ヶ岳

普段なら他の登山者さんに撮影をお願いしてもいいところだが、コロナの影響で他人のカメラに触れるのはイヤだろうし、撮影後に「消毒どうぞ」と言ってアルコールティッシュやスプレーを渡すのも面倒なので、いつも通りセルフにて自撮り。

 

立山と剱岳

北アルプスに今まであまり関心がなかった僕としては、なぜ剱岳が人々を魅了するのかが分かった気がした。そして、姿かたちもその名の通りだった。

 

鹿島槍ヶ岳

山の魅力は、何と言っても自然が織りなす景観だ。刻一刻と変わりゆくその景色に魅了された人は、死ぬまで山という中毒から抜け出せないだろう。昔から高位の聖職者達も修行の過程で高山に登ったと言う。貧弱な出で立ち、極限の自然環境でいったいどのようなことを感じたのだろうか?それとコロナの影響で低山に人気が集まるとは言うが、一度でもこの時間帯の景色に魅了されたことがある登山者にとっては、低山には代替えできない部分があることも確かだ。

 

天空の回廊をルンルン気分で下山

鹿島槍ヶ岳

 

気付けば南峰の山頂に1時間20分も滞在し、7時37分下山開始。

 

ちょうど梅雨明けとなったこともあり、平地の最高気温は35℃の猛暑日になるところもあるみたい。

 

暑くなれば水も消耗するし、雲もどんどん湧いてくるので、一気に下山しようと思います。

 

往路は完全にガスの中だったので、ちょっと眺めがよい所にくると、ついつい立ち止まって写真を撮ってしまうのですが。

 

布引山

途中の布引山は一つの小ピークに過ぎないものの、東西にも顕著な尾根があるので、なかなかカッコイイと思う。ここから見上げる鹿島槍ヶ岳は迫力があり、奥には北峰も見ることができる。

 

種池山荘

 

その後、爺ヶ岳まで達する前に早々にガスがかかり始め、寝不足とガス欠とで一気にペースダウン。

 

それでも爺ヶ岳中峰にも立ち寄って、種池山荘に到着したのが、10時30分ごろでした。

 

どういうわけか、下山の方が時間がかかっています(汗)

 

それにしても登山者がたくさんおり、しかもテント泊装備と思われる大きなザックを背負った方々が大勢。

 

もしみんながテント泊なら、いったいどこに張るんだろう?っていうくらいでした。

 

また、トレランの人も10名以上いて、僕よりも遥かに軽装備で駆けていきます。

 

僕の装備は前回のオプタテシケ山⇨トムラウシ山と全く一緒なので、水は全部で4リットル担いでいましたが、彼らは山小屋で調達する前提なのでしょうか。

 

そういった山歩きのスタイルがあることに気付き、次回の参考になりそうでした。

 

柏原新道

 

下山時刻は12時20分ごろ。

 

北アルプスは、稜線に出るまでの距離が長い印象があるものの、種池山荘から1時間50分で下りられました。

 

柏原新道はよく整備された登山道で、登りに使っても下りに使ってもどちらにも使いやすい印象です。

 

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