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還暦を迎えるまでの次の12年をどのように生きるか?

 

先日のブログ皇海山に登った記録を書きました。

 

その日は私にとって48歳の誕生日で、干支で言えば5巡目に入る節目。次の12年が終われば還暦を迎える年齢となり、自分が近い将来高齢者になることが秒読みであるように感じられました。

 

ブラックな外食チェーンで店長として毎日12時間以上、週最低6日働いていたのがちょっと前の出来事だよね、と思っていたらあれからちょうど12年。月日が流れるのは本当に早く、気付けば今の職場での勤務も8年目に入りました。 

 

現代は高齢化が進んでいて日本人の平均年齢は47歳なので、自分だけが特別に歳をとっているわけではないのですが、既に折り返しを過ぎたのは事実。マラソンで例えるならば25km地点くらい、登山で例えるならば下山を開始して8合目くらいまで下りきた、そんな感じ。この事実は受け入れなくてはならないのだと。

 

「いやいや40代でそんなことを考えるなんて早いよ」と一部の先輩たちはおっしゃいますが、日々の暮らしに忙殺された結果、気付いたらおじいちゃんになっていたなんていう人だってたくさんいます。

 

会社の中で50代半ばまで現役で走り続け、役職定年を言い渡されたときになって慌てて自分の年齢を意識したのではちょっと遅いと思うのです。一度きりの人生なのに、それって本当に不幸なことではないでしょうか。

 

人生は本当に早いのです。

 

 

さてここから現実的な話。

 

僕の場合、趣味の旅や山歩きをこれからも積極的に行ったとしても、会社員である以上その回数は年間の休日日数が上限であって、連休も取るから遊び倒しても実質50回くらいが最大値なのです。この5年くらいの実績数値を拾ってみても、年平均40回程度。なので12年では480回。残された機会は多いようで意外と少ないって感じています。

 

山歩きが好きな人はいろんな山に登ってコンプリートしたくなるけれど、日本三百名山をイチから始めたりなんかしたら、それだけで残りの人生の大半を消化してしまうのです。

 

だから、できる限り行ったことがない場所へ、特に海外を開拓しながら、より大きく新しい体験を重ねていきたいって思うのです。

 

好きな場所を何度も訪れるのは確かに楽しいけれど、少ない機会を有効に活用したい。もっともっと胸が熱くなるような瞬間に身を置きたいし、満ち足りた気分を味わえるような経験をしたい。

 

また今回のコロナのように、いつどんなイベントが起きるか分からない。今まで平和な時代を生きてきたけれど、取り巻く環境の潮目には逆らえないですし。机上の計画通りに運ぶとは限らないってこと。

 

そんな環境に左右されながらも、自分が思い描いた人生の設計図に沿って生きたい。有限の時間を最大限そういったことに集中投下する、今後も追及していきたいと思うのです。

 

余談ですが、1回の遊びにかかるコストを平均2万円とした場合、480回なら960万円。それを高いと思うか安いと思うかは人それぞれだけど、12年間遊び尽くして1,000万円もかからないと考えるとお金って意外とかからないってこと。今回もそういう気付きもありました。

 

世の中はいかにお金を稼ぐか、増やすかという話題で溢れているけれど、使うを焦点に当てた話ってほとんど聞かないですよね。このブログではお金を全部使って幸福になるということを実体験を通じてこれからも発信し続けていきたいと思います。

 

ムンバイ

自分にとって世界観が広がった出来事は、いずれも海外での初めての体験ばかり。40代を過ぎてからの遅咲きの旅人。一つ目は2012年のハワイへの出張。これは初めての海外体験。二つ目は2016年の台北ひとり旅。三つ目は2019年のキナバル山台湾の雪山登山。四つ目は2019年のインドムンバイマラソン。これからも新しくワクワクするような体験をどんどんしていきたい。

 

ニペノ耳

通いなれた北海道内の山々も、どうせなら今まで歩いたことがないルートや季節を楽しみたい。上の画像は、ニペノ耳へと向かう途中。表大雪と裏(東)大雪とを結ぶルートで歩く人はほとんどいないみたい。