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磐梯山登山|裏磐梯スキー場からのコースで外せない銅沼からの眺め(7月中旬)

磐梯山

 

もうかれこれ一週間も前の出来事になりますが、磐梯山に登りました。

 

記録を残していないので、今日のブログではその時の記憶を辿りながら綴ってみます。

 

磐梯山にはこの数年で登れるチャンスを何度か伺っていますが、なぜか天気に恵まれず外しっぱなし。しかし今回は太平洋高気圧に覆われて絶好のコンディション。ただし!暑い!

 

前日の飯豊山の疲労が残っているので、早朝から4~5時間程度の山歩きがちょうど良く、全てにおいてパーフェクトな磐梯山の山歩きでした。

 

午前3時半出発で裏磐梯スキー場をスタート

裏磐梯登山道

磐梯山の登山コースはいくつかありますが、最短ルートでメインルートと言えば八方台。私も前夜までそちらのルートで計画していたのですが、気が変わって裏磐梯スキー場からのコースへ変更。2時30分に道の駅喜多の郷を出発し、裏磐梯スキー場の駐車場に到着したのは3時30分。直前に未舗装路が2kmほどあります。この時点でまだ真っ暗、駐車場に車はゼロ。ヘッドライトを点けて出発するものの、道が見つからずにいきなり右往左往、、、やっとスキー場のゲレンデを登っていくということが分かりました。振り返ると桧原湖が。

 

磐梯山裏磐梯登山道

ゲレンデトップに分岐があり、銅沼を経由して八方台からのルートに合流するのが右、イエローフォールを経由して櫛ヶ峰とのコルへ上がるほうが左のルートです。まずは薄暗い林内を進みます。

 

磐梯山

林を抜けて辺りが開けたらガレ場。どこでも歩けてしまいますが、ここは標識に従って尾根の取り付き地点へ。その前にイエローフォールに立ち寄りたいと思います。

 

磐梯山

しかし実際のコースとヤマレコアプリのマップとズレているのか、イエローフォールへ行くことができず、そのまま・1457のコルまで一気に登り切ってしまいました。おそらく尾根の取り付き地点を巻いてガレ場を詰めたところにあったのでしょう。・1457まで登り切るとここで初めて磐梯山の頂とご対面。ここからの標高差はまだ360mくらいあります。反対側には櫛ヶ峰。規制線が引いてあるので、登山道はあるけれど登ってはいけないみたいここからの眺めが素晴らしいので、余力があればぜひ裏磐梯から登ることを推奨したいです。

 

 

櫛ヶ峰とのコルから磐梯山の頂上へ

日焼け止め

午前6時前なのにすでに強烈な日差し。ここで日焼け止めクリームを塗ります。汗と交じってとっても気持ち悪い、、、しかも右腕が五十肩で上がらず、左の肩の裏側に塗れないという顛末。

 

水分補給

弘法清水小屋より下、猪苗代スキー場からのコースとの分岐辺りにも水場があり、ここで水分補給。冷たい水がとっても美味しいです。このサロモンのソフトフラスクは500ccサイズなので、チェストポケットからはみ出てしまい、走る人には使いずらいと思います。しかし登山者の場合はザック脇のポケットにスッポリ入るので便利。ザック脇のポケットに500㏄のペットボトルやナルゲンボトルを入れる人が多いけれど、硬質なのでザックを下ろさずに取り出すことはできても、再び収納するのって意外と大変。ソフトフラスクはぐにゃぐにゃするので、ザックを下ろさずにそのまま入れることができます。もちろん、五十肩や身体の柔軟性といった個人差を考慮しての話。バクテリア等の原虫を99%以上除去できるフィルターシステム付きのモデルもあるので、心配な方はそちらがいいかも。私は人生折り返しを過ぎているので野良水でもガブガブ飲むタイプ、、、

 

磐梯山

弘法清水小屋に到着したのが午前6時。裏磐梯からのコースでは自分は一番乗りですが、八方台からのコースからはすでに多くの登山者が登っています。小屋はすでに営業中で、個人的な感想では東南アジアのローカル飲食店みたいな雰囲気で好き。落ち着けそう。

 

磐梯山山頂

小屋から20分足らずで磐梯山の頂上へ到着。小屋から山頂までの標高差はおよそ200mあって、かなり急な上り坂。イメージ的にはニセコシャクナゲ岳とか知床羅臼平から羅臼岳南沼キャンプ指定地からのトムラウシ山みたいな感じ。あと僅かの距離だけど、ちょっとツラいハイライト。山頂標識はちょっと下ったところにありました。

 

磐梯山山頂

磐梯山山頂にある祠。奥には昨日登った飯豊連峰の山並みも見えます。磐梯山会津盆地を一望できる名山ですね。

 

磐梯山三角点

山頂の三角点。その奥には桧原湖の眺め。南側は猪苗代湖が一面に広がっていて、会津若松の街並みも見えます。登っても良し、眺めても良し。東北の山々は里との調和が絶妙で、山塊ごとにそれぞれの魅力があるので大好き。

 

磐梯山登山で絶対外せない!銅沼の佇まい

八方台登山口

下りはそのまま時計回りに八方台方面へ下ります。裏磐梯から登るときは、今回のように時計回りがベターだと思います。下りの距離が意外と長く感じますが、道の整備がしっかりしているので歩きやすいですね。ただ、分岐からしばらくは靴が泥んこになってしまいますが。

 

裏磐梯

そして最後のハイライトはここ、銅(あか)沼。風光明媚という表現だとちょっとありきたりかもしれないけれど、私的には死ぬまでに見たい絶景に入れたい場所。2021年に訪れた場所の中で、間違いなくベスト3に入ります。他の2つは、宮古島の池間ブルー蔵王のアイスモンスターかな。

 

裏磐梯スキー場

最後は裏磐梯スキー場を下って終了。右奥に見えているのは吾妻連峰でしょうね。私は一切経山以外には登っていないので、来春こそは雪の西吾妻に登りたいなって思っています。

 

今回の福島2泊3日の旅行記

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