十勝岳温泉から初雪の富良野岳へ登ろう|新雪と快晴の青空が美しい!

 

大雪山の旭岳が初冠雪を迎えると、十勝連峰や北大雪も相次いで雪に覆われるようになります。5日前に旭岳へ登って以来、この数日のうちに雪が何度か降ったため、大雪山系はすっかり雪景色に変わってしまいましたね。

 

平日のお休みと移動性高気圧のタイミングが運良く一致しそうな気配だったため、トムラウシ山へ出かけようと目論んでいたところですが、思っていたよりも降雪があったようでちょっと心配だったため、通い慣れた十勝連峰を訪れることにしました。

 

十勝岳と美瑛岳へはちょうど4か月前の6月に登っていますし、オプタテシケ山はこの時期の日帰り登山にしてはちょっと遠い。

 

そこで富良野岳が選択肢になったわけですが、富良野岳への夏道は西斜面をトラバースするルートとなっているため、これ以上の雪が降ると夏道は使えなくなるだろうと予測し、富良野岳に登ることに決めました。

 

結果としては最高の天気に恵まれ、十勝連峰がますます大好きになりました。

 

 

画像メインのブログ記事になりますが、どうか最後まで読んでくださいね。

 


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稜線はガスガスでも、天気図を信じるといいことがある!

十勝連峰

 

仕事が終わってすぐにレンタカーを借りに行き、自宅で食事としながら準備をして、まっすぐ上富良野町へと車を走らせます。

 

実は車中泊はあまり好きではないのですが、今週はなぜか2回とも車中泊。

 

十勝岳温泉まで駒を進めてもいいのですが、車中泊をするにはちょっと寒すぎるのと、上富良野市街地ではコンビニが近いことなどから、5日前と同じ日の出公園で泊まります。

 

日の出公園は周囲が一望できますので、日が暮れて真っ暗でも、一眼レフのTvモードで20秒くらいに設定して山を撮影すると、稜線に雲がかかっているかどうか、すぐに状況がわかります。

 

画像は22時頃の様子で稜線が雲に覆われていますね。

 

仮眠をとって4時に起き、もう一度撮影してみると、稜線は相変わらず雲に覆われ、空はウロコ雲が拡がっています…

 

十勝岳温泉駐車場

 

とは言っても、ここまで来ておいて、登山口まで行かないで悔やむより、行って諦めたほうがいいので、まだ真っ暗な日の出公園を出発。十勝岳温泉の登山口へ到着すると、何と自分以外の車はゼロ…

 

夏山でもなく冬山でもないという一番中途半端な季節ですからね。仕方ありません。

 

十勝岳温泉登山記録

 

冬期間の入林届けは、凌雲閣さんの玄関で記入した記憶がありますが、今の時期はいつもの夏道の入り口にて記入します。

 

今日の日付で記入するのは自分が始めて。昨日の入山者はゼロでした…

 

安政火口入口

 

新しい足跡があるので、誰かが入山している形跡がありますが、安政火口との分岐点で足跡は完全に消失。上ホロ、富良野岳方向への道を歩くのは、最近では自分だけの様子。

 

富良野岳登山道

 

笹やハイマツにも、雪がどっさり乗っかって垂れ下がり気味です。これがあとで思わぬ障害になることに。要するに、登山道に覆いかぶさるように垂れ下がっているので、狭いところではシャーベット状の雪が身体に降ってくるわけですね。これが冷たくて濡れるので大変厄介者です。

 

富良野岳分岐

 

ずーっとトラバース気味に歩いて、富良野岳と上ホロの分岐地点へ。富良野岳へは縦走路分岐のコルに上がるまで、ずっと山腹をトラバースしながら進みます。冬は雪崩が怖いので、この道を歩くの人はあまりいない?

 

三峰山

 

ガスがかかって憂鬱気味でしたが、上空の雲の流れが速く、あっと言う間に稜線が姿を現すようになりました。やっぱり来てよかった!とテンションが一気に高揚します。

 

稜線がチラチラ見えた頃が一番興奮しました。これを「稜線チラリズム」と言います。女の子のパンチラだけじゃないようです。

 

富良野岳

 

カッコイイ!やっぱり富良野岳は男前。写真ばっかり撮っていて、いつまで経ってもなかなか進まない…山頂まではコースタイムよりかかったかも!?

 

十勝岳

 

振り返ると十勝岳。チラッと山頂が現れます。

 

富良野岳登山道

 

あんなところに池塘なんかあったかしら?

 

富良野岳登山道

 

階段があるところは、雪が深いところも多く、膝まで達する吹き溜まりもありました。

 

富良野岳登山道

 

まもなく縦走路の分岐地点というあたり。西斜面は10時過ぎまで陽が当たらないので、太陽の温かさが嬉しい!

 

富良野岳縦走路分岐

 

富良野岳と縦走路の分岐へ到着。ここからの景色が素晴らしいんですね!

 

記憶にあるだけでも5回は来ていると思うけれど、今までで一番エクセレント!

 

富良野岳縦走路分岐

 

ここでも自撮り(汗)今日は三峰山方面へは行かないで十勝岳温泉にまっすぐ下りることにします。

 

富良野岳縦走路分岐

 

初夏はこの辺りにチングルマのお花畑があって、コマクサも咲いてきれいなんですよね。

 

富良野岳縦走路分岐

 

あの辺りの山々は未踏。特に下ホロカメットク山の円錐形にはずっと心が惹かれます。下ホロとカムチャッカ半島のコリャーク、それとイランのダマ―ヴァンド山、フィリピンのマヨン山は、夢に出てくるほど憧れます。

 

コリャークやダマーヴァンド、マヨンはグーグルで画像検索すると、その素晴らしい姿を見ることができます。

 

ちなみに話は変わりますが、表大雪からトムラウシ山、十勝連峰、狩勝峠、日勝峠、日高山脈の主稜線へと続く主脈は、上ホロから富良野岳ではなく、境山や下ホロへと続く稜線なんですよね。

 

上ホロカメットク山

 

この角度で見た場合、上ホロの向こう側が切れ落ちていて、どうやって十勝岳へ行くのだろうかと考えてしまいますが、見る角度によるものなのでしょう。しかも十勝岳の方が近く見えるんですよね。これは目の錯覚か。

 

十勝岳

 

十勝岳はただの三角のようですが、とても芸術的な斜度をした山だと思います。

 

富良野岳

 

パンを食べていると、鳥が周囲をうろつくので、カメラを向けます。標高が高いところに生息しているのでしょうか。

 

富良野岳登山道

 

暖かくなって雪が腐っているので、ツボ足で大丈夫ですが、パウダーならラッセルですよ…

 

富良野岳登山道

 

夏は何でもないような登山道も、冬に歩くと画になりますね。岩が多いので、滑らないように注意が必要です。念のため12本アイゼンを持ってきましたが、風が強ければ使っていたかもしれませんね。

 

十勝連峰10月雪

 

縦走路の分岐から、ちょっと登って来ただけで、すべての雲が無くなりました。とてもいい景色です。

 

富良野岳山頂10月雪

 

そして山頂へ到着。南寄りの風が強く、山頂に着いたとたんに風にあたるようになりました。

 

富良野岳山頂10月雪

 

おっと、看板の雪を落としておきましょうね。

 

富良野岳山頂

 

こちらはちょうど4年前に登ったときの様子。この時も秋でした。

 

富良野岳山頂雪10月

 

何度見ても飽きることがないこの景色。

 

快晴の天気で辺りは無人。

 

ひとり幸せを実感できる瞬間。

 

ひとりが寂しいと思う人には山旅は向きません。自分と自然が一体になれるのが山の魅力の一つ。

 

雪山と夏山の違いは、単に雪の有無だけではないと思うのです。フィールドの部分ではなく、自分自身のメンタルの部分に違いがあるのかも。

 

芦別岳10月

 

これは芦別岳かな。2014年以来、もう3年以上登っていません。好きな山の1つです。

 

道外からの登山者にも、ぜひ訪れてもらいたいですね。

 

夕張岳10月

 

こちらは夕張岳でしょうか。アプローチが長いので、冬季に登る人はほとんどいないでしょう。

 

富良野岳10月雪

 

ちょっと名残惜しいところですが…山頂を後にします。

 

富良野岳縦走路分岐

 

再び縦走路との分岐点から。雲が晴れて、遠くに表大雪の山々が見えるようになりました。

 

安政火口分岐

 

安政火口の分岐点付近から、朝は見えなかった稜線の様子。まるでヒマラヤのトレッキングやヨーロッパアルプスのようですね。行ったことはありませんが...

 

富良野岳登山道

 

もうすぐ登山口というところで、今日初めて人と遭遇。中華圏の若い外国人女性が2人。スマホを片手に歩いています。かなり日本語が通じます。

 

女性「山頂までどのくらいで行けますか?」

コモ子「たぶん、あなたの服装では行けませんよ。やめた方がいい。」

女性「なぜですか?」(そんなバカな!と思った様子)

コモ子「いや~、もう完全に冬山ですよ。雪も膝くらいまであるし」

女性「どの辺まで行けますか?」

コモ子「10分くらい先までかな~、雪が解けて川のようになっているから」

女性「たった10分!?」

コモ子「まあ、行ってみればわかりますよ。気をつけて~♪」

女性「ありがとうございます」

 

一見、無謀そうに思いますが、コモ子が台湾や香港、韓国で登った低山は、普段着でも大丈夫なくらい整備されていたところばかりだったので、もし、その感覚で来たのならば無理もないのかも。

 

最近、大雪山系の主要な分岐点には、次のルートへのグレード表記がされていますが、これだけ外国人が増えた昨今では、より親切な案内が必要なのかもしれませんね。

 

道外だけではなく、海外からの登山者にももっと多く訪れてもらいたいところ。

 

日本はアジアの中で最も自然が美しいと思います。多くのアジア人はスマホが必携ですから、インスタですぐに北海道の自然の風景が拡散され、魅力が伝わるでしょう。

 

 

観光客向けの道の整備と言えば、5日前に訪れた旭岳の姿見周辺も、まったく登山に親しみがない人が観光目的でロープウェイから姿見の池まで歩いた場合、木道の整備がされているわけではないので、歩くのは厳しいかもしれないですよね。

 

 

最高にいい天気、下界に下りてからも何度も振り返ってしまいます。次回は昨年敗退した冬期の十勝岳にリベンジをします。

 

十勝連峰初冬

 

十勝岳からオプタテシケ山へと続く山並み。毎年訪れていても飽きない風景がここにあります。

 

カレーヌードル

 

私は某食品会社で生めんの商品開発のお仕事をしているので、仕事中も仕事以外でも即席めんはあまり食べないのですが、山から下りた時だけは別。

 

定番はカレーヌードル。どんなに美味しい行列が出来るようなラーメン店よりもこれが好き。1,000円出しても食べたいくらいのクオリティ。

 


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