【海印寺】へバスでの行き方と伽倻山に日帰り登山する方法|釜山からKTX、大邱からバスで世界遺産に行こう

世界遺産海印寺

 

こんにちは!コモ子@やまたび北海道(@ComocoHk)です。

 

今日お話しするのは、韓国の世界遺産「海印寺(ヘインサ)」を訪ねてみたい方へ向けて、

  1. 釜山から東大邱までKTXへ移動し、大邱からバスで移動する方法
  2. 「海印寺」から、裏山の「伽倻山」をハイキングする方法

について詳しく説明していきます。行程は、釜山からの日帰りを想定しています。

 

海印寺へは、韓国の実質的な第3の都市「大邱(テグ)」からバスに乗って訪れることができます。私のように朝鮮語が話せない一般旅行者にとっては、ややハードルが高いかもしれませんが、最低限の情報だけ集めて行ってみました。

 

今回の移動に関しては、プサンナビさんの情報が大変役に立ちましたが、しばらく更新されていない様子でした。この記事ではその追記的な意味合いも兼ねていますが、「加倻山」のハイキングをメイン情報にしてお伝えしていきます。

 

釜山から東大邱への行き方。KTXの乗り方について

釜山駅

 

 

釜山から大邱への行き方にはいろいろありますが、移動にはKTX(新幹線)が便利です。その理由は、

  1. 移動時間は約50分と最も早い
  2. 便数が多く、定刻で運行される
  3. 指定席なので確実に座ることが出来る
  4. 事前予約によって購入ができ、購入方法もクレジット決済でカンタン

ということで、利用しないほうがもったいないです。なお、釜山と東大邱との片道は17,100ウォン(2017年5月現在)です。

 

KTXの乗車券は、KORAILの日本語サイトで、事前に予約とクレジットカード決済をすることができます。

 

 

駅ではパスポートと決済時にに取得したスクリーンショットの画面を見せるだけで、乗車券を発券できます。ですから一言も会話しなくても大丈夫。

 

伽倻山に登ることがメインであれば、行動開始は朝早いほうがいいでしょう。今回の訪問時は、釜山発5時20分(始発の次の第2便)。KTXは東大邱駅に停車します

  

KTX乗車券

 

KTXへの乗車方法はカンタン。

  1. 駅の窓口で乗車券を発券してもらう。
  2. ホームへ下りて、列車が来たら乗車する。
  3. 指定の座席に座る。

たったこれだけ。日本とは異なり、改札口はありません。その代わり、車内での検札があります。

 

車内での飲食も大丈夫。食事をとりながら流れゆく車窓の景色を眺め、ゆったりと移動することもできます。

 

ちなみに釜山は始発駅。ちょっと早めに着いても、ホームにはすでに列車が到着していることとも。

 

「東大邱」駅から「大邱西部市外バスターミナル」への行き方

東大邱

 

海印寺へ向かうバスが発着するのは「大邱西部市外バスターミナル」。

 

「大邱西部市外バスターミナル」は地下鉄1号線の「聖堂池」駅のすぐそばにあります。そのため、まずは地下鉄に乗り換えて「聖堂池」駅を目指しましょう。

 

東大邱駅へ着いたら、まずは屋外へ出て左手にある「新世界百貨店」方面へ歩きます。東大邱駅は釜山駅より規模が大きいので迷わないように。

 

ハングルが読めないとちょっと苦労しますが、地下鉄1号線のホームに降りたら、中心街へ向かう路線を確認しましょう。駅番号「123」の「聖堂池」駅まで12駅。

 

約20分の乗車で「聖堂池」駅に到着。3番出口から地上へ出ると、すぐに大邱西部市外バスターミナルがあります。

 

cashbee キャッシュビー

 

大邱市内の地下鉄は、釜山で流通している交通系ICカード「キャッシュビー」が使えます。もちろん、ソウルで一般的な「T money」でも大丈夫。

 

なお、駅のコンビニでは「キャッシュビー」は使えませんでした。この辺のルールは進化は早いので、すでに変更されているかもしれません。

*「T money」は使えます。

 

大邱西部市外バスターミナル

 

「聖堂池」駅の3番出口から地上に出てすぐに、市外バスターミナルがあります。バスが並んでいますので、すぐにわかるはず。

 

バスターミナルの建物は「昭和」を感じる古い建物で、中もこじんまりとした感じ。

 

セブンイレブンが併設されていますので、ここで飲料水や行動食を調達していくといいかも。海印寺には売店や露店、飲食店も並んでいますが、朝早いと営業していないかも。そのため、大邱市内から準備していくのが最適解でしょう。

 

また、バスターミナル周辺にはカフェや飲食店もありますので、バスに乗る前に朝食を済ませておくのアリですよね。

 

大邱西部市外バスターミナルで海印寺への乗車券の買い方

大邱西部市外バスターミナル

 

さて、バスターミナルの中へ入ってみます。窓口が並んでおり、その上には行き先と時刻表が掲示されていますが、正直なところハングルは読めません。でも、漢字も併記されているので「海印寺」行きの時刻表を見つけることができます。

 

始発が6時40分で、最終の20時出発まで40分間隔で運行されている様子。運賃は7,100ウォン。さっそく乗車券を購入してみましょう。

 

筆談の場合、チケット売り場で「海印寺」と書いたメモを渡して運賃を支払い、乗車券を受け取ればOKです。もちろん「ヘインサ」と言って代金を支払っても伝わります。市内バスとは違い、事前に乗車券の購入が必要。バスの中での交通系ICカード支払いはできません。

 

私が外国人だと分かると、窓口の女性は「ヘインサ、トゥー」と言って、乗り場2番を指さして教えてくれました。

  

海印寺行きの乗車券

 

窓口で渡された乗車券はこんな感じです。乗車券は下車時に運転手さんに渡せばOK。

  

バスの中は、日本の高速バスとほとんど変わりません。エアコンも効いているので快適。大邱から約1時間20分くらいほどかけて海印寺へ向かいます。

 

大邱西部市外バスターミナル

 

出発は40分間隔なので、待ち時間にトイレを済ませたり、買い物をしたりして時間を潰しましょう。

 

伽倻山に登る場合は、1.5リットルくらいの水分を担いでおきたいですね。あとはバスの中でのおやつとかも買っておきましょう。

 

海印寺へはバスの終点1つ前の停留所で降りた方がよい

韓国海印寺バス停

 

さて、バスに揺られて1時間ちょっと。高速道路を下りて山道に入り、海印寺が近くなるとゲートがあります。ここでは、入場券を販売する人が乗車します。

 

乗客全員ではないのですが、次々に3,000ウォンを徴収して入場券を渡していきます。私も3,000ウォンを支払います。

 

バスは山道をさらに進んで、海印寺の入り口で停車します。車内ではアナウンスが流れないので、そのまま乗り過ごしてしまう可能性があります。ちょうど上の画像の場所です。

 

私が訪れたときは、車内には乗客が5人くらいしかいませんでした。女性が2名下車しただけだったので、ここが海印寺への入り口だと気づきませんでした。終点の一つ手前のバス停が、海印寺に最も近いということは知っていても、あといくつで終点なのかが分からないと降りることが出来ませんよね。

 

この付近にはたくさんのハイキングコースがあるようで、バスの終点から登る山もありそうです。そのため乗客の中には、登山のスタイルをしている人も多く、彼らが海印寺で下車するとは限りません。

 

結局私は終点で下車して、海印寺入り口まで約1kmの道のりを歩いて戻りました。それほどのロス時間にはなりませんけれど、やはり無駄に歩くのは避けたいもの。

 

***

 

海印寺のバス停からは、約1.2km、およそ20分くらいの参道を歩いて海印寺へ。ミニバスも運行されているようですが、ほとんど人たちは歩いて海印寺へ向かっています。

 

 

伽倻山の登山口は、海印寺の脇を通り過ぎてその奥にある

海印寺への案内板

 

引き続き、海印寺へ向かって参道を歩きます。案内標識が随所に設置されていますので、確認しながら歩くと良さそうです。

 

参道にはカフェやお土産屋さん、露店などがたくさん並んでいます。朝早いとまだ一部しか営業していませんが、参拝客がほとんどいないこともあって、集中的に呼び込みを受けます。これから山に登るので、まずは眺めるだけにして登山口を目指しましょう。

  

海印寺自動販売機

 

自動販売機や休憩所もあります。電源が入っていても商品が冷却されておらず、温いジュースが出てきました。

 

海印寺正門

 

右手に海印寺の正門が見えてきます。この奥に海印寺仏閣の敷地が広がっています。

 

伽倻山への登山口へ向かうには、ここを素通りしてさらに真っ直ぐ進みます。もちろん、海印寺の中からでも登山口へ行くことは可能です。

 

登山口への行き方

 

海印寺の正門を素通りしてさらに奥へ進むと、やがて上の画像のような分岐点が現れるます。ここを右に曲がって登っていきます。海印寺の外壁沿いを進むようなイメージ。

 

伽倻山登山口

 

さらに奥へ歩いていくと、いよいよ登山口が現れます。左には橋がありますが、渡らずに右側の詰め所のような建物の脇を通ります。

 

伽倻山入山規制

 

よく見ると入口の看板があり、このように書かれています。「入山時間制限」と一番上に書かれており、早朝4時から14時までということでしょうね。

 

韓国の山々は標高が1000m程度と比較的低いのですが、登山道や標識などが整備され、かなり手が加えられています。そのうえ、このように入山規制もしっかりしているので、かなり安全意識が高いのかもしれません。

 

伽倻山

 

さて、目指すピークは標高1430mの「牛頭峰」とその奥にある標高1433mの「七佛峯」。ゆっくり歩いて2時間程度の道のりです。

 

伽倻山登山口ゲート

 

立派なゲートを抜けて、いよいよ登山道に入ります。ここから山頂までおよそ4km。

 

伽倻山への登山道は初心者向けのハイキングコース

伽倻山登山道

 

まずはきれいに整備された道を、川沿いに心地良く歩いていきます。今回のスタイルは、サロモンのSPEEDCROSS 4にAGILE17というトレランスタイルでしたが、現地の人たちも半分くらいは遠足モードの軽装で歩いています。

 

ソウルの北漢山(プカンサン)と同様に、上部の岩場を除いては、ほとんど危険個所はありません。北漢山については下記の記事をお読みください。

 

【北漢山(プカンサン)白雲台|韓国ソウル】登山口への行き方とコース案内

 

伽倻山石畳

 

土の登山道が続いた思ったら、こんな石畳のような個所も。いずれにせよ、しっかりと整備が行き届いています。

 

シマリス

 

登山道の途中では、シマリスを見かけました。その他には大型の動物と出会うこともなく、単調な道のりを1時間程度歩きます。

 

伽倻山登山道

 

道は次第に険しくなってきて、上部のほうはやや急な登りも。慎重にいきましょう。

 

伽倻山登山道

 

足場が悪いところには階段があり、手摺りまで設置されています。かなり手が加えられていますよね。

 

伽倻山

 

随所に案内板や標識がありますが、謎の日本語訳も、、、汗

 

山頂部は岩の稜線で見晴らしがよい

伽倻山上部

 

伽倻山は岩峰なので、下部の林内を抜けると一気に展望が開けてきます。片道4kmの行程中、特に最後の約500mくらいからはこれまでと違った景色が広がり、一気に気持ちが高揚するでしょう。

  

伽倻山上部の看板

 

傾斜がきついので、登山者の安全のために至るところに階段が設置されています。雨が降って階段が濡れていればスリップする危険もありそうですが、手摺りを使って普通に歩けば問題はありません。

 

ただ、落石にはご注意を。注意喚起の看板が設置されていました。

 

伽倻山の花々

 

今回、私が訪れた5月の後半には、至るところにお花が咲いていました。上部に出てからは、岩場のところどころに咲いていました。光を好まないお花も林内で見られます。

 

 

この付近まで、ハイカーとは2~3人しかスライドしない静かな旅。ここから多くの人で賑わうようになります。おそらく別のルートから合流する人たちでしょう。

 

伽倻山山頂の牛頭峰(1,430m)と七佛峯(1,433m)

伽倻山牛頭峰

 

視界が開けた岩場を登っていくと、伽倻山の山頂に到着です。手前にあるピークが「牛頭峰」と呼ばれていて標高は1,430m。その200mくらい奥には「七佛峯」と呼ばれるピーク。こちらの標高は1,433mと約3m高い最高点です。

 

それぞれ、見ることが出来る景色がちょっと違うので、せっかくなので両方を訪れてみましょう。

 

今回の計画では、9時30分から登山を開始して、正午に山頂へ到達する予定でした。まだ11時くらいですので、1時間くらい早く到着したことになります。

 

伽倻山

 

四方に広がる尾根が恐竜の背のように尖っていますね。手前のポコにも道があり、伽倻山を往復する人が見えています。こちらは海印寺とは別ルート。

伽倻山上部の階段

 

このように山頂近くになっても、しっかりとした階段が付けられていました。とても安心できます。

 

伽倻山七佛峯

 

続いて奥にある「七佛峯」のピークを目指しましょう。一部は稜線上を歩きますが、岩の基部にも道が付けられて、安全に配慮されています。

 

伽倻山山頂七佛峯

 

以前、伽倻山の山頂は「牛頭峰」の方を指すと聞いたことがあります。でもこちらの「七佛峯」には「加倻山頂上」と書かれていました。

お昼近くから多くの人で賑わい始める

日曜日の伽倻山登山道

 

「牛頭峰」「七佛峯」の山頂に立ったあとは下山。この時間帯から登ってくるハイカーが多いようです。

 

言葉の壁があるので挨拶程度しかできませんが、同じ趣味を楽しむ者として、気持ちが通じる感じがします。海外マラソンに参加するときにも感じることですが、趣味やスポーツでの交流に国境はほとんど存在しないですね。海外の山に登ってよかったと思う瞬間です。

 

海印寺

 

一気に下って登山口が近くなってくると、海印寺とは別の寺院が見えてきます。登山口の詰め所の手前にあった橋を渡ったところにある「龍塔禪院(Yongtap-Seonwon)」と「七佛賽宮」という寺院です。

 

龍塔禪院

 

登山口付近には、周囲の建物に馴染むような水洗トイレがありました。トイレットペーパーも完備されており、とてもキレイな内装でした。

 

せっかくなので海印寺にも訪れてみよう

海印寺

 

実のところ、当初海印寺へは訪れる予定がありませんでした。そのため、海印寺がどんなところなのか下調べをしておらず、予備知識がまったくない状況。恥ずかしながら、世界遺産に登録されているということすら知りませんでした。

  

海印寺

 

海印寺の敷地は神社仏閣にしてはそこそこの広さがあり、場内は階段でいくつかの階層に分かれています。それでも念入りに見ない限り、1時間くらいで全体を見学することが出来ます。そのため、大邱から海印寺だけを目的に訪れると、あまり満足感が得られないかもしれません。

 

八万大蔵経

 

海印寺の奥、一番高い場所には、世界遺産に登録されている「八万大蔵経」があります。監視カメラなど警備が厳重になっていますが、8時から18時の間は自由に拝観することができます。

 

世界遺産海印寺

 

こちらは日本の神社にある、絵馬やおみくじみたい。中国本土の上海市でも似たようなワンシーンを見ました。国は違っても似通った文化があるんですね。

 

海印寺バス停での乗車券購入方法

海印寺伽倻山のハイカー

 

さて、海印寺正門からの帰り道。木漏れ日の参道をバス停まで15分ほど歩きましょう。観光目的で訪れる海印寺への参拝者が大多数ですが、ハイカーもたくさんいます。韓国人のハイカーは比較的派手目な服装をしていることが良いですね。年配の人たちは、日本よりアクティブシニア感があり、みんな楽しそう。地下鉄に乗っていると、みんな地味目で落ち着いた色の服装をしているのに気付くのですが、アウトドアでは明るめ。

  

海印寺のバス停

 

海印寺のバス停には、小さな詰め所のようなチケット売り場があり、ここで乗車券を購入します。バスが来る10分くらい前になると売り場が開くので、そこで行き先を告げて購入します。

 

海印寺チケットブース

 

大邱へ向かうバスは、6時40分から20時まで40分間隔に運行されています。大邱以外への行き先もあるみたいですので、購入時は行き先を「大邱」と告げましょう。

 

海印寺バス乗車券

 

帰りのバスの運賃も7,100ウォン。窓口で運賃を支払うと、小さな切符を渡されます。失くさないようにしましょう。

 

大邱へ向かう途中のバス停

 

帰りのバスはお昼過ぎ。そのため、そこそこの混雑も予想されます。また、大邱に向かうということもあり、途中で乗車してくる人もいます。

 

東大邱駅から釜山へ帰る方法

東大邱ターミナル

 

「大邱西部市外バスターミナル」へ到着後は、隣接する地下鉄「聖堂池」駅からメトロで「東大邱」駅へ戻ります。やはりKTXを利用したほうが、便利で快適に釜山まで帰ることができます。

 

東大邱駅には隣接する「東大邱バスターミナル」があり、ここから韓国各地に向けて高速バスが運行されています。急がず割安な料金のほうが優先されるならば、バスで帰るのもいいでしょう。

 

バスは3階と4階のフロアに分かれています。上の画像をご覧いただければ分かりますが、「行き先」「乗り場」「運賃」「時刻表」が表示されています。釜山行きであれば、概ね30分~40分間隔で運行されています。そのほかにもソウルや太田など、国内の主要都市へ向けて多くのバスが発着しています。

 

バスもカウンターでチケットを購入しますが、一部に自動券売機も設置されています。

 

また、バスターミナル内はフリーWiFiも使うことができます。

 

東大邱駅

 

帰りもKTXを利用する方は駅の窓口で。夕方はかなり混雑しますので、ちょっと時間に余裕をもっておいたほうがいいでしょう。