· 

香港マラソン2019|ついでに深圳と香港の夜景、上海生煎包と旺角街歩き。香港滞在45時間旅行記

 

こんにちは!コモ子@やまたび北海道(@ComocoHk)です。

 

今回の話題は、先週末に参加した「スタンダードチャータード香港マラソン2019」の旅行記。香港滞在は僅か2日間で約45時間。その少ない滞在期間中の優先順位はと言えば、

  1. もちろんフルマラソンへの参加
  2. 隣の深圳市でイルミネーションを観る
  3. 香港到着後にわざわざバスとMTRを乗り継いで、九龍市街地まで行ってみる
  4. 香港ではとにかく旺角が大好き!夜の街の雰囲気を楽しんじゃおう!
  5. 祥興記上海生煎包」と「好徳来小籠包」で小籠包食べ比べ
  6. 中環からビクトリアピークまで、徒歩で登って夜景を観よう!
  7. 夜のスターフェリーシンフォニーオブライツを楽しもう!
  8. 香港のビール6種類を飲み比べ!

さてさてこの記事、こうして出発直前に滞在計画を立てながらアウトラインを書いているのですが、渡航前から結構ハードな行程だと危惧しています。

 

でもせっかくの休暇ですから、思い切り楽しみたいですよね!

  

毎度お馴染み、羽田空港国際線ターミナル制限エリア夜明かし&香港エクスプレス

香港エクスプレス

 

今回の香港入りは、前日の2019年2月16日土曜日。

 

香港へのフライトが「香港エクスプレス」の羽田発早朝便なので、15日金曜日の新千歳発最終便で羽田空港入り。

 

新千歳空港の1月~3月は、天候の影響を受けて機材繰りが上手くいかずに欠航になる可能性があるので、今回はバニラエアジェットスターを避けて手堅くANAで手配。

 

出発の夜まで時間がたっぷりあるので、お昼は家事や通院、お風呂や旅の準備などでゆっくり過ごし、自宅で夕食を食べてから出発。大谷地駅発最終便18:10のバスで新千歳空港へ向かいます。

 

羽田空港国際線ターミナルでの夜明かしはこれで3度目。2か月前のシンガポールマラソンの時は、シンガポール航空のウェブチェックインがなかったため、国際線ターミナル入口付近で寒い夜を過ごすことになりました。その時の記事は下記をご覧ください。

 

2018シンガポールマラソン旅行記|乗り継ぎ24時間以内でフルマラソンに参加できるか?【前編】

 

でも今回は香港エクスプレスなので、事前にウェブチェックインをすることができます。

 

香港エクスプレスはモバイル搭乗券だけで制限エリアに入れるので、快適な夜を過ごせるんですよね。LCCのほうが搭乗前に快適に過ごせるなんて、ちょっとおかしな話ですけど。

 

ちなみに羽田空港国際線ターミナルでの夜明かしについては、2017年4月に訪れた香港旅行記をご覧ください。

 

羽田空港の仮眠はどこが最適?香港エクスプレス早朝便で週末旅行と重慶大廈(チョンキンマンション)や香港の夜景など

  

羽田空港国際線ターミナル114番ゲート

香港エクスプレスの搭乗開始時刻は5時35分。深夜便のラッシュが納まる25時過ぎになってから、シュラフカバーに包まってしばしの仮眠。おススメは114番搭乗口付近。

六厘舎つけ麺

4時30分に起きて六厘舎で朝からつけ麺をいただきます。職業柄、麺に注目しちゃいがち。香港まで約5時間のフライトですが、これだけ食べれば十分に腹持ちします。


香港到着後はわざわざS1バスで東涌站まで行ってからMTRで尖沙咀へ。お目当ての祥興記上海生煎包を喰らう

祥興記上海生煎包

 

さて、そんな調子で香港到着は現地時間午前11時頃。ちょうどランチタイムですね。いつもならA21系統のバスで九龍へ行きますが、今回はわざわざS1系統のバスで最寄りのMTR駅「東涌站」へ。何度も訪れていると、少しずつでも香港通になりたいじゃないですか。どんなことでもいいから、新しいことに毎回チャレンジ。

 

東湧站からはMTRで尖沙咀へ向かいます。空港と市街地を結ぶには、たぶんこのパターンが最も格安。とは言え、「楽」を追求するとA21系統のバスに軍配が上がるでしょう。うん、間違いない。

 

尖沙咀ではまず「祥興記上海生煎包で小腹を満たします。上海生煎包は小籠包を逆さにして焼いたものですが、皮は厚めで固く厚餃子の食感に近いです。

 

ミシュランで紹介されて人気のお店ですが、ブームがすでに去ってしまったのか、今なら並ばずにすぐに買うことが出来ます。みんなその辺で立食い。これ、まさに日本のたこ焼き屋さんと一緒の感覚です。

 

このお店、実はマラソンを走った後の夜にも再訪。上の画像はその時の様子。何度食べてもやっぱり美味しいですね。小籠包に前歯が入った瞬間に「ブシュッ」っと中のスープが飛び出してくる感じです。

 

値段はちょっと高いけれど手元のメニュー表で指差し注文が出来ますし、注文したらすぐに提供されます。オクトパスカードでの決済も出来るので、キャッシュレスで小銭の心配も要りません。

 

このお店、私的には大好き。

 

職業柄、麺と皮物は研究対象ということもあるので、これからも尖沙咀に来たら必ず寄ると思います。また、私が30代の頃には中食のお店でたこ焼きを焼いていたので、こういうスタイルの店舗にはついつい興味が、、、

 

さてさて。お腹いっぱいになったら、プロムナードで潮風に吹かれて香港島の眺めながら、香港へ来た実感にしばし浸ります。

 

香港空港S1バスのりば

香港空港、S1系統のバス乗り場。おそらく現地の人しか利用しないのでは?このルートが最も格安で九龍へ行くことが出来るみたい。

香港東涌駅

MTRの東涌站。香港空港からバスでアクセスし、ここで乗り換えます。アウトレットのモールが併設されていて地元の人たちで賑わいます。


油麻地の日本事務局でマラソン受付。好徳来小籠包で食べ比べは叶わず、、、

香港

 

尖沙咀佐敦油麻地旺角太子までのMTR区間は徒歩で楽しく歩ける範囲。普段の私なら街歩きをしながら目的地まで移動するのですが、今回はマラソン前日ということもあり、積極的にMTRを利用して疲れないようにします。

 

まずは1区間の佐敦。「好徳来小籠包」で先ほどの生煎包との食べ比べをする計画です。人気店なので、ランチタイムが終わる直前の14時台に行ってみましたが、あいにくの満席。お昼の営業が15時までということもあり、今回はきっぱりと諦めることに。このお店、次回の訪港時に立ち寄ることにしましょう。

 

再びMTRで1区間の油麻地へ。香港マラソンを日本事務局からエントリーした場合、現地の大会受付会場は油麻地にあるホテルのワンフロアで行われます。参加者もスタッフも日本人だけなので「ここは本当に香港か?」と疑いたくなる感じ。

 

受付はすぐに完了。ナンバーカードやTシャツなどを受け取り、翌日の手荷物の預け方などを丁寧に説明を受け、5分足らずで終了です。

 

お昼の香港島の風景

尖沙咀のプロムナード。潮風に吹かれながら対岸の香港島の景色を眺めるのが私の定番コース。真冬なのに晴れていて暑いくらい。

香港の豆乳

4か月前に来たとき、ランチに豆乳が付いてきたので不思議に思っていたら、香港では豆乳を日常的に飲む習慣があるのだそう。


チェックイン後は落馬洲へ。福田口岸から深圳中心部へ

福田口岸から深圳へ

 

再びMTRで1駅区間の旺角へ。今回は旺角のホテルに2連泊の予約を入れています。

 

旺角の繁華街とはネイザンロードを挟んで反対側にあるホテル。ここにチェックインします。

 

「スタッフは丁寧で親切」「部屋は寝るだけなら十分」という事前の口コミの通りの部屋。アゴダで1泊7,000円未満と香港にしては割安なほう。

 

広さは日本のビジネスホテルの半分程度と狭いのですが、旺角という土地柄を考えると悪くないと思います。今回はマラソンのスタートが尖沙咀という関係上で、念のために徒歩圏内の旺角にしましたが、時間に余裕があるなら中心街を避けて泊まるのがいいかも。

 

ホテルに荷物を置いて身軽になったらすぐに出発。MTRで深圳市と接する落馬洲へ移動し、福田口岸から中国本土へ入ります。

 

いつもは羅湖口岸からの出入りしている私ですが、今回は蓮花山だけが目的なので、福田口岸から深圳市に入ります。このほうが近いんですよね。

 

個人的には香港より深圳市のほうが好きだし、過ごしやすい印象。物価も遥かに安いので、お財布にも優しいですよね。

 

深圳地鉄

深圳地鉄の券売機は、現金を使用できないタイプが増えていました。キャッシュレス化が遅れている日本人には、慣れ親しむまで手間取るかもしれないですね。

大家楽

 イルミネーションが始まるのが19時なので、地下の飲食店街にある「大家楽で夕食。こういうお店はクオリティは劣りますが、一人でも利用しやすいので好きです。


キタ━(゚∀゚)━!これが見たかった!深圳のイルミネーション

深圳灯光秀

 

深圳市では、イルミネーションを観るためのベストスポットとして賑わう「蓮花山公園。この山頂に登るために、「少年宮」駅まで地下鉄で1区間だけ移動します。深圳市の交通費は香港よりさらに安いので、普段は歩く距離でも積極的に利用します。

 

蓮花山公園の山頂まではしっかりとした階段が整備されているものの、意外と運動量があるので大汗をかきながら山頂へ。

 

山頂広場はすでに200人くらいの人で賑わっており、ほぼ全員がスマホで撮影中。

 

2019年2月16日現在では、毎00分(正時)と30分からそれぞれ15分間のショーが行われるので、19時45分までここで過ごして下山。20時からは市民中心の広場から見上げるように楽しみました。

 

深圳市のイルミネーションについては、次の記事でも紹介していますのでご覧ください。必見です。

 

香港の夜景はどこが一番?ちょっと待って。電車で行ける深圳や広州の夜景もおすすめなんだから!

 

中心城深圳

少年宮駅と市民中心駅を結ぶ広場。実はここ、地上ではなく屋上なんです。階下はショッピングセンターになっていて、広州市に似ています。

深圳灯光秀

蓮花山公園の山頂からの景色。中央の大きな建物は深圳市の行政機関。周囲のビルに比べて高さは低く見えるけれど、実際はとても高い。


香港マラソン2019を走る!

香港マラソン2019

 

さていよいよ日曜日、メインイベントの香港マラソン2019の始まりです。実は2018年に参加したかったのですが、別の旅行に行く計画があって断念。1年先送りになっていました。でも参加への思いが強かったためでしょうか、今年は何とか実現することが出来ました。

 

香港マラソンのマラソン2組(遅い方)のスタートは朝7時。シンガポールやクアラルンプールに比べて、朝はたっぷり余裕があります。5時に起きて朝食をとってから遅めの出発。2日連続でやや睡眠不足が否めず、先週の雪山登山の疲労もまだ残っている感じです。

 

スタートラインがある尖沙咀までは、旺角のホテルから約2km。すでにMTRが動いているので地下鉄に乗って移動します(*香港マラソンの当日は特別ダイヤでの運行あり)。尖沙咀には6時くらいに到着し、ネイザンロード周辺をプラプラしながら時間まで待機。

 

規模の割には派手な演出はほとんどなくって、出走区分ごとに順次スタートしていくイメージ。ネイザンロードを旺角まで駆け抜けそのまま海岸線へ。ここからはほとんど高速道路を走って青衣まで。何度も橋を渡るので長い登り坂や下り坂があり、しかも風に吹かれるのでちょっと疲弊します。

 

終盤は折り返してトンネルで香港島へ渡り、残り7kmは見慣れた香港の街並みにかなり楽しく走れます。特にラスト1kmは沿道を埋め尽くす観客から「加油!」の声援を受け、ビクトリアパークでゴール。とっても満足が行くコースでした。

 

香港マラソンについては別記事で詳しく紹介しています。下記のエントリーをご覧ください。

 

香港マラソン2019|すべて教えます!エントリーからレース当時のコースまで~日本事務局からなら抽選を避けて先着順で参加できます 

 

香港マラソン2019スタート

尖沙咀の重慶大廈付近から見たネイザンロードの様子。おそらく年に1度、この瞬間にしか見られないような場面では!?

hongkongmarathon2019

高速道路を青衣まで走って往復。大きな橋を渡ったりトンネルを何度か潜ったりするので、比較的アップダウンが激しいかも。


お昼寝をしてからビクトリアピークの夜景とシンフォニーオブライツ

シンフォニーオブライツ

 

さてさて5時間30分もかけてビクトリアパークにゴールし、MTRで旺角へ。セブンイレブンでビール2本とサンドイッチを購入し、いったんホテルに戻ります。シャワーを浴びて14時半くらいからベッドで就寝。最高の贅沢☆

 

マラソンや登山の後は体温の調整が難しいので、お風呂やシャワーで温まり、風邪薬とビールを飲んで布団で寝るのが自己流の体調管理。海外でも出来る限りこのようにします。

 

17時過ぎまで眠ってから再び尖沙咀へ出かけ、夕食はセブンイレブンでジュースとプリングルスのポテトチップス。ご飯ものを食べるより、とりあえず塩分が欲しい気分だったので簡単に済ませます。

 

プロムナードでは、20時からのシンフォニーオブライツに向けて19時半くらいから撮影モードでスタンバイ。約2年ぶりに夜景を楽しんでみますが、昨晩の深圳市ほどの派手さはないかなぁ。香港らしくきれいにまとまってはいるけれど。

 

次回こそはビクトリアピークから眺めたいものです。

 

ブルーガール香港のビール

香港のビールと言えば「ブルーガール」。日本人には「美味しくない」と言われていますが、マラソンの後はサッパリしていて結構イケます!

香港プロムナード尖沙咀夜景

プロムナードでは夜景を背景にパフォーマンスをしている人たちが必ずいます。しかも楽しそう♪南国らしいの解放感がいいですよね!


旺角が好き!いやーホントに楽しいよ香港!

香港

 

香港はやっぱり夜の街の方が賑わっていて面白い!そんな中でも旺角周辺の雰囲気が好きなので、今回もこの辺りをブラブラ歩き。疲れているのでそれほど長居はしなかったけれど、1時間半くらいは繁華街をウロチョロして、22時過ぎにホテルへ戻りました。もちろんセブンイレブンでこの旅4本目のビールを買って。だってノルマは6種類だもんね。

 

***

 

翌朝は6時30分にチェックアウトを済ませ、旺角のネイザンロード沿いからA21バスで香港空港へ。香港エクスプレスのチェックインカウンターは第2ターミナルにありますが、モバイル搭乗券なら第1ターミナルで降りてすぐに出国したほうが早いかも。

 

朝食は朝から激混みのプラザプレミアムラウンジ。LCC利用でもプライオリティパスが使えるのでラウンジには毎回立ち寄ります。私のように1~2か月に1度はLCCで海外旅行へ行くのなら、プライオリティパスは必須アイテム。庶民の味方「楽天プレミアムカード」経由での発行が最もお得です。

 

朝食と今回5本目のビールをいただいて(結局全部で6種類は未達成)、成田空港経由で新千歳空港へ。成田空港では毎度のことながら、吉野家で牛丼を食べて「やっぱり日本のクオリティは最高だ!」となって終わるのでした。

 

おまけ|香港でHUAWEI nova4が欲しくなった!

huawei nova4

 

みなさん、HUAWEIは好きですか?

 

MTR尖沙咀駅のエスカレーターで広告ジャックしていたHUAWEIのnova4。この微妙な色遣いと動画で流れているバックミュージックが耳から離れず、すっかりnova4が欲しくなってしまいました。

 

nova4はまだ日本では発売されておらず、このシリーズではnova3が主流。nova4はその後継ではなく上位機種に当たるらしい。私が使っているのは2か月前に購入したnova lite2。最近はいろいろ叩かれているHUAWEIですが、私は大好き。すばらしい!

 

それにしても、12月のシンガポールマラソン1月のムンバイマラソン、今回の香港マラソンと毎月フルマラソンが続いて、ちょっと疲れてきたかも。4連戦の最後は来月のソウルマラソンで一休みします。